救命
(人命救助 から転送)
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救命(きゅうめい、英語:rescue)は、危機的な状況下におかれている者の命を救う事を指す。
救命のためには、自分自身の命を守ることが、まず重要であるため。危険な場所などへの作業指示などにおいて、作業責任者は救命器具の準備が義務付けられる。そのための器具を救命器具と呼び、救命胴衣や救命箱などと呼ばれる。
救命行動
例えば、自動車事故などを起こした場合、ドライバーはまず、迅速に被害者の状態を確かめてから119番通報を行い、その後110番通報を行わなければならない。その後、救急隊が到着するまで応急手当を行わなければならない(道路交通法第72条1項前段)。
海難事故の場合も同じで、事故を起こした船舶の責任者及び当直責任者は、まず迅速に被害に遭った船舶の方の状態を確かめてから救命行動を行い、その後に118番通報または無線で海上保安庁に連絡しなければならない。その後、海上保安庁が到着するまで捜索活動を自主的に行わなければならない。
他には、登山隊が事故に遭遇した場合、リーダーはまず避難場所を確保し、負傷した人を避難場所に誘導してから応急手当を行わなければならない。
救助(きゅうじょ)とは、救命を行うための基本的な行動のことであり、例えば、自殺しそうな人を説得したり、安全な場所へ誘導するなどの行動のことである。また、救助にはひき逃げ事故などの被害者を、安全な場所に移動させるなどの行動も含まれる。
事故や災害に巻き込まれた車からの人命救出なども行われ、それらを想定した訓練が行われている[1][2][3]。
出典
- ^ “激甚災害「車からの人命救出」難しさのリアル”. 東洋経済オンライン (2025年3月13日). 2025年5月28日閲覧。
- ^ 札幌市. “車両解体訓練を実施”. 札幌市. 2025年5月28日閲覧。
- ^ “京都市消防局:アンダーパス水没車両からの要救助者救出訓練を実施”. 京都市情報館. 2025年5月28日閲覧。
関連項目
人命救助
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 04:48 UTC 版)
詳細は「レスキューロボット」を参照 危険な場所に、人間に代わって導入するロボットをレスキューロボットという。既述の地雷撤去ロボットや、災害などにおける被災者の救護活動を担うロボットなどがある。 レスキューロボットは地震や噴火・津波などによる被災地に投入して、いち早く被災者を発見・保護することで、救命率の向上と二次災害による被害を防ぐことを目的とする。これらのロボットは、センサーや移動能力を持ち倒壊建物に取り残された被災者の発見に役立てるほか、テムザックの「援竜」のように従来からある建設機械を発展させて二本のアームを備えロボット化し、瓦礫撤去を効率よくこなすことが期待される。 火災の場合では、コンビナート火災など危険すぎて消防隊が突入できない個所にも侵入できる放水銃を備えた無人走行放水車や、危険のともなう火災現場に突入して状況を調べるための偵察ロボット、水中を捜索する水中検索装置・マニピュレーターを備え、要救助者を回収する救出ロボットが、東京消防庁に配備されている()。これらはリモートコントロール式の装置であるが、危険個所の消防と被災者の救出に威力を発揮することが期待される。 2011年3月11日東北地方太平洋沖地震による東日本大震災や福島第一原発事故後には、ロボットを使った人命救助や、原子力災害ロボットの役割の重要性が改めて認識された。現在、多くの研究者や企業が原発災害用ロボットの開発に力を入れているが実用段階のものは1つもない。
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