松島救難隊とは? わかりやすく解説

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松島救難隊

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/23 09:36 UTC 版)

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松島救難隊
松島救難隊のU-125A
創設 1960年9月20日
所属政体 日本
所属組織 航空自衛隊
部隊編制単位
兵種/任務/特性 捜索救難
所在地 宮城県松島基地
編成地 宮城県松島基地
標語 他を生かすために
That others may live
上級単位 航空救難団
最終上級単位 航空総隊
現司令官  
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松島救難隊(まつしまきゅうなんたい、英称:Matsushima Air Rescue Squadron)は、航空自衛隊航空総隊航空救難団隷下の航空救難部隊。宮城県松島基地に所在し、捜索救難機にU-125A、救難ヘリコプターにUH-60Jを運用する。

概要

松島救難隊のUH-60J

1960年(昭和35年)9月20日に航空自衛隊4番目の救難分遣隊として松島基地で編成され、1964年(昭和39年)12月1日に松島救難隊へ改編された[1]

部隊マークは、日本三景松島を象徴する伊達藩の太鼓の紋章をイメージしたものになっている[2]

東日本大震災による被害

2011年(平成23年)3月11日に発生した東日本大震災時、松島救難隊にはU-125A捜索救難機2機とUH-60J救難ヘリコプター4機が配備されており、うちU-125A捜索救難機1機とUH-60J救難ヘリコプター1機がエプロンでアラート待機に就いていた。発災後、津波により松島基地が被災し、全機が水没した[3]

3月12日に一部の隊員が入間ヘリコプター空輸隊CH-47J輸送ヘリコプターに搭乗して入間基地に移動し、3月13日には百里基地に移動して百里救難隊の指揮下に入り、一部は三沢基地に移動し、同基地に前進展開していた千歳救難隊の指揮下に入り、被災地での捜索救難活動を行った[4]

3月21日には2機のUH-60J救難ヘリコプターが配備され、物資輸送や捜索任務を開始した[5]

沿革

3月21日 - 松島救難隊にUH-60J救難ヘリコプター2機が配備される[5]
4月1日4月3日 - 松島救難隊指揮下で第1回集中捜索実施[5][6]
4月10日 - 松島救難隊指揮下で第2回集中捜索実施[6]
4月25日4月26日 - 松島救難隊指揮下で第3回集中捜索実施[6]

部隊編成

  • 隊本部
  • 総括班
  • 飛行班
  • 整備小隊

出典

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c d e f g “航空救難団の沿革”. https://www.mod.go.jp/asdf/arw/kyuunanndannnituite/enkakuindex.html 2017年12月29日閲覧。 
  2. ^ イカロス出版 自衛隊の名機シリーズ5 航空自衛隊T-4/C-1/E-767 48頁 「航空教育集団&航空支援集団部隊パッチ大全 航空救難団」石原肇
  3. ^ a b イカロス出版 JWing No.154 2011年6月号 4頁-8頁 「がんばれ!松島」西城孝幸
  4. ^ 大日本絵画 ツバサノキオク 震災・災害に立ち向かう救難最後の砦自衛隊救難部隊の真実と実態 30頁-35頁 「episode 2 東日本大震災(その1)」杉山潔
  5. ^ a b c イカロス出版 JWing No.155 2011年7月号 20頁 「松島救難隊長特別インタビュー」
  6. ^ a b c 大日本絵画 ツバサノキオク 震災・災害に立ち向かう救難最後の砦自衛隊救難部隊の真実と実態 52頁-57頁 「episode 5 東日本大震災(その4)」杉山潔

関連項目

外部リンク




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