近年の捜索・救難実績(災害派遣)
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「航空救難団」の記事における「近年の捜索・救難実績(災害派遣)」の解説
2011年3月11日 東北地方太平洋沖地震で、千歳・秋田・新潟・百里・浜松の各救難隊が派遣され、被災地で救助を行なう。機体表記の「HAMAMATSU」は浜松救難隊の所属機。航空救難団による東日本大震災関連の救出者は3,442人にのぼった。 2011年1月5日 秋田海上保安部より救助要請を受けた秋田救難隊が、悪天候の中で男鹿市の船川港沖に停泊しているタンカーに救難員が降下して、負傷した乗員を救助して秋田空港で救急車に引き渡しを行なった。 2011年1月3日 熊本空港から北九州空港に向け離陸して不明となったセスナ機を、東京空港事務所長からの航空救難の要請で、悪天候の中で捜索・救難活動中の新田原救難隊が緊急遭難信号(航空機用のELTによる自動発信)を受信、連絡を受けた地上での捜索中の陸上自衛隊が4日に遭難機および死亡した乗員を発見した。 2010年12月14日 犬吠埼東方沖を航行中のパナマ船籍貨物船において中国人の急患が発生したため、第二管区海上保安本部長から救助要請により、松島救難隊が救助を行い松島基地で引き渡しを行なった。 2010年12月18日 沖縄県南大東島南方沖を航行中の中国船籍貨物船において中国人の急患が発生したため、第十一管区海上保安本部長から救助要請により、那覇救難隊が救助して南大東島で海上保安庁に引き渡しを行なった。 2010年11月9日 西表島南約340キロメートルを航行中のパナマ船籍貨物船(全員中国人)の行方不明により、第十一管区海上保安本部長から海上自衛隊第5航空群司令に対して災害派遣要請の出た事案で、前進展開中の那覇救難隊が、海上保安庁巡視船(1名)と台湾コーストガード警備艦(2名)に収容された要救助者を、救難員が船上に降下した上で救難ヘリに収容、石垣島に搬送した。 2010年7月28日 北海道丘珠空港に到着予定であったセスナ機(乗員2名)行方不明ため、東京空港事務所長から航空救難要請により、30日に千歳救難隊が不明機と搭乗員を発見、救難員が降下して救難ヘリに要救助者を収容搬送後に消防に引き渡しを行なった。 2010年7月25日 埼玉県防災航空隊ヘリが救助作業中に墜落したため、埼玉県知事よりの災害派遣要請で、百里救難隊の救難員が降下して、墜落機の乗員5名および遭難者1名を救助・搬送して入間基地で救急車に引き渡しを行なった。なお、百里救難隊は百里基地航空祭の最中に災害派遣出動を行った。
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