近年の拡張と今後の計画
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/05 22:38 UTC 版)
「環状線 (モスクワ地下鉄)」の記事における「近年の拡張と今後の計画」の解説
今日の環状線はモスクワで最も乗客数の多い路線であり、さらにその乗客数は絶えず増加している。そのため多くの人々がラッシュ時になると半世紀以上も前に建設された地下鉄駅に集中する。1998年にはベラルースカヤ駅に2つめの出入り口が作られたが、パールク・クリトゥールイ駅やコムソモーリスカヤ駅でも同様の拡張を行うことが計画されている。 老朽化した路線の修復作業も行われており、近年ではノヴォスロボーツカヤ駅で照明の付け替えやステンドグラスの修正など、大規模な修復作業が実施された。2005年、タガンスカヤ駅の出口が閉鎖され、古くなったエスカレータの取り替え工事や自動改札機の改良、さらにはその外観も改善し、2006年に再オープンした。その後すぐドブルイニンスカヤ駅でも同様の改良が行われている。 新駅の建設計画も浮上している。1つはプロスペクト・ミーラ駅とノヴォスロボーツカヤ駅の間に「スヴォロフスカヤ駅」を建設するというものであり、2010年6月19日のリュビリーンスコ=ドミトロフスカヤ線延伸により開業したドストエフスカヤ駅と接続する予定である。しかしスヴォロフスカヤ駅の建設は財政上の理由により凍結されており、2016年現在も実現していない。 もう1つの新駅建設計画はクラスノプレスネンスカヤ駅とキエフスカヤ駅の間に「ロシイスカヤ駅」を建設し、カリーニンスコ=ソンツェフスカヤ線を西に拡張させてこの新駅に接続させるというものであるが、新駅建設は2015年までは開始されないと見られており、そのため開業は2020年以降になると見込まれている。 2017年にはミチュリンスキー・プロスペクト駅、プロスペクト・ヴェルナツキー駅など3つの駅を建設するロシア初の海外企業による地下鉄工事を中国の中国鉄建が受注した。
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