航空救難担当区域と指揮官
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/14 04:10 UTC 版)
「航空救難団」の記事における「航空救難担当区域と指揮官」の解説
航空救難(捜索救助)では、「航空救難に関する訓令」により、航空自衛隊と海上自衛隊に日本の領域での航空救難区域(SRR:Search and Rescue Region)が区域指揮官に割り当てられ、初動の区域として航空自衛隊と海上自衛隊が担当区域を重複しないように区分されていたが、26中期防に基づく海上自衛隊及び航空自衛隊が担う陸上配備の航空救難機能の航空自衛隊への一元化のため、2017年(平成29年)3月に海上自衛隊が管轄する救難区域が廃止され、9区域となっていた救難区域が4区域に改定された。 2017年(平成29年)3月までの救難区域 第1救難区域(北海道および周辺) 航空自衛隊北部航空方面隊司令官(三沢基地)隷下:千歳救難隊、松島救難隊、秋田救難隊 第2救難区域(日本海北部、太平洋三陸沖) 海上自衛隊第2航空群司令(八戸航空基地)航空自衛隊隷下:松島救難隊、秋田救難隊 第3救難区域(本州東部、東海、北陸、近畿、日本海) 航空自衛隊中部航空方面隊司令官(入間基地)隷下:百里救難隊、浜松救難隊、新潟救難隊、小松救難隊 第4救難区域(房総沖、小笠原諸島、硫黄島) 海上自衛隊第4航空群司令(厚木航空基地)航空自衛隊隷下:百里救難隊、浜松救難隊 第5救難区域(日本海南部、中国、四国沖) 海上自衛隊第31航空群司令(岩国航空基地)航空自衛隊隷下:芦屋救難隊 第6救難区域(九州) 航空自衛隊西部航空方面隊司令官(春日基地)隷下部隊:芦屋救難隊、新田原救難隊 第7救難区域(南九州と九州西部の周辺海域) 海上自衛隊第1航空群司令(鹿屋航空基地)航空自衛隊隷下:新田原救難隊 第8救難区域(南西諸島、先島諸島) 航空自衛隊南西航空混成団司令(那覇基地)隷下部隊:那覇救難隊 第9救難区域(東シナ海、沖縄周辺海域) 海上自衛隊第5航空群司令(那覇航空基地)航空自衛隊隷下:那覇救難隊 2017年(平成29年)3月以降の救難区域 第1救難区域(北海道および周辺、日本海北部) 北部航空方面隊司令官(三沢基地)隷下:千歳救難隊、秋田救難隊 第2救難区域(太平洋三陸沖、房総沖、小笠原諸島、硫黄島、本州東部、東海、北陸、近畿、日本海) 中部航空方面隊司令官(入間基地)隷下:松島救難隊、百里救難隊、新潟救難隊、浜松救難隊、小松救難隊 海上自衛隊隷下:硫黄島航空分遣隊(第21航空群第21航空隊) 第3救難区域(日本海南部、中国、四国沖、九州、九州西部の周辺海域) 西部航空方面隊司令官(春日基地)隷下:芦屋救難隊、新田原救難隊 第4救難区域(南西諸島、先島諸島、東シナ海、沖縄周辺海域) 南西航空方面隊司令官(那覇基地)隷下:那覇救難隊
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