乾燥食品とは? わかりやすく解説

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乾燥食品 [Dried food]

 野菜類穀類豆類魚介類海藻類、肉類などを乾燥して長期間保存できるようにした食品一般に天日乾燥するが、大量乾燥には電気乾燥器用いられる中には魚介類海藻食塩加えたり醤油・味醂(みりん)汁に漬けたのち、乾燥して風味をだす「塩干品」や"味醂干し"もある。伊豆諸島つくられている"くさや"は独特の臭いと風味がある塩干品である。また、燻製食品も乾燥食品の一つである。
一般細菌生育必要な水分量は大まかに表面35%、内部50%、平均40%程度であるから、これらの乾燥食品はその水分除いて細菌増殖抑えることによって食品の腐敗・変敗防ぎ長期間保存するのが目的であるから乾燥後ふたたび吸湿するとかびや細菌による変質をきたす。また、原料によっては含有油脂酸化虫害生じるので、低温低湿あるいは空気日光遮断されるようにして貯蔵する必要がある一方乾燥に強い枯草菌炭疽菌などのバチルス属ウェルシュ菌ボツリヌス菌などのクロストリジウム属細菌芽胞の状態で生存するので、製造保存注意する必要がある。なお、昭和25年(1950年)に、世界で初め腸炎ビブリオによる食中毒事件大阪市発生したが、この食中毒は"しらす干し"が原因食品とされた。したがって魚介類乾燥品も"生干し"の場合はとくに注意べきである。

乾物

(乾燥食品 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/26 23:28 UTC 版)

乾物(かんぶつ)とは、保存性や食味の向上を目的として水分を抜き乾燥させた食品の総称[1]


  1. ^ 広辞苑』第5版
  2. ^ 食品保存と生活研究会編著 『おもしろサイエンス:食品保存の科学』日刊工業新聞社、2012年、pp72-74
  3. ^ 【すっきり生活】食卓の助っ人 乾物常備のすすめ/パスタや中華に普段使い『日本経済新聞』朝刊2018年10月20日NIKKEI+1(別刷り12面)2018年11月3日閲覧。


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