メ集団
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/27 10:06 UTC 版)
「仮面ライダークウガ (漫画)」の記事における「メ集団」の解説
メ・バヂス・バ ハチ種怪人。人間体は白いベルトを着け、丸サングラスを着けた長身の男性。 課されたゲゲルは「青葉高校の生徒を6日で50人」。殺し方は「ターゲットの脳内に極小の針を打ち込み、一定時間後、鉤針状に変形させて殺す」(テレビ版におけるゴ・ジャラジ・ダのゲゲルに似る)。 青葉高校のいじめられっ子・春日久雄をいじめていた生徒を次々に殺していき、久雄が「死ね」と念じたから死んでいったと思わせ、さらには久雄の前に現れて彼に怯える演技を行い、どんどん増長させていく。 しかし、周囲の人間に怯えられると同時に、自身も「能力」に怯えるようになった久雄に飽き、最後のターゲットとして殺そうとしたところ、クウガが到着、戦闘となる。初めは空を飛びながら遠距離攻撃を仕掛け善戦するも、緑の力に目覚めたクウガのボウガンで腹部を貫かれ、爆死する。 メ・ガルメ・レ カメレオン種怪人。人間体は肩出し服を着て、大量のアクセサリーをつけた白髪の青年。 人を馬鹿にしたような態度を取ることが多い。リントの言葉を猛勉強したため語彙が豊富であり、それを試すために口喧嘩を文化と称して愛用している。特に罵詈雑言といった悪口に関する知識は非常に長けており、その時代のニーズに合わせたものまで何でも知っている。 課されたゲゲルは「3日で120人」。ゲゲルのルールは「口喧嘩で互いに罵倒しあい、自身が勝てば殺す」。殺し方は「長い舌で人間の脳天を突き刺すか絞め殺す」。 バルバに攻撃を加えようとしたザインを粛清した後、ゲゲルを実行。五代に口喧嘩を仕掛けるが、割り込んできたみのりが言った「サノバビッチ」という言葉がわからなかったため悩み込んで中断し、結局「口喧嘩の邪魔をした」と逆上してみのりを殺そうとするも、特殊照明弾を打ち込まれて透明化を邪魔され、逃げようとしたところに緑のクウガのボウガンを受けて「サノバビッチ」と断末魔をあげ、粉々に吹き飛ぶ。 テレビ版における同人物については仮面ライダークウガ#メ・ガルメ・レを参照。 メ・ガドラ・ダ トラ種怪人。人間体は隻眼で、全身が傷で覆われた筋骨隆々とした体躯の壮年男性。 頑固で誇り高い性格の戦士であり、「弱者であるリントを殺しても強さの証明にならない」という気持ちからゲゲルを拒んでいる。グロンギがリントを標的とした殺人ゲームの前に行っていた、グロンギ同士が戦う「最初のゲゲル」を望んでいる。また、「傷の数だけ強くなる」という信条を持ち、傷を負っても回復してさらに強くなる。 バルバからゲゲルの掟を破ったメ・ビラン・ギの処刑を依頼され受諾。勝手な殺戮を行うビランを制裁するも、土下座に見せかけた騙し討ちを受け、取り逃がしてしまう。その騒動の中でビランに主人を殺害された1匹の犬と出会ったことから奇縁が生まれ、その犬と共に旅をするようになる。 その後、津上翔一を襲撃したビランを発見し処刑するも、通りかかった雪菜に「翔一を襲う悪の怪人」と誤認され、彼女の変身したアギトのキックを受けてしまう。最後に「友」となった犬に別れの言葉を告げ、静かに目を閉じ爆死する。 生きることに対して彼なりの信念を持った、テレビ版では最後まで登場しなかった良識的な一面を持ったグロンギの一人である。 メ・ビラン・ギ ピラニア種怪人。テレビ版とは違い、掟に反して勝手にゲゲルを行う。土下座して謝るふりをして、後ろから襲いかかるなど下劣な手段が得意。 バルバから依頼されたガドラと戦闘になるが、一瞬の隙を突いて逃走する。ほとぼりが覚めたのちに、一条たちが仕掛けた偽の血液に釣られ、一条たちを襲撃。そこでも逃走すると、逃げた先にいた津上翔一を川岸から襲おうとする。しかしそこにガドラが現れ、彼のパンチを喰らい爆死する。 メ・ギノガ・デ キノコ種怪人。人間体は長髪のシンガーソングライターで、「ノア」と名乗る。 殺害方法は、テレビ版と同じく口移しで胞子を注入して殺害するというものだが、ターゲットは自身の歌声に魅せられたファン。シンガーソングライターとしての能力は本物のようでファンを心酔させており、狂気的な行動に走らせている。 テレビ版と同じく、毒の胞子でクウガを瀕死まで追い込むが、復活した赤のクウガのキックを喰らい爆死する。また一条にも毒で致命傷を負わせたが、ビランの件で協力した恩返しとしてバルバに救われている。 テレビ版における同人物については仮面ライダークウガ#メ・ギノガ・デを参照。 メ・ギイガ・ギ イカ種怪人。人間体は地味な感じの男であり、ピエロから服を奪って大道芸人として活動する。地道に修練を積んだ結果、芸の腕前は最終的には大勢の観客から拍手喝采を受けるほどに上達していった。 殺害方法は「自身の大道芸に対してお金を払わなかった人間に墨のボムを付着させて爆発させる」。怪人体はテレビ版の姿に、さらに嘴といったイカの意匠が追加されており、柔らかい体に加え体表の粘液により防御力が増している。爆発墨や、その生成による体温の上昇といった特徴はテレビ版と同じ。 ゲリザキバス・ゲゲルが迫る中、たびたびメ・ギャリド・ギの妨害を受ける。その結果テレビ版同様の要因から過熱状態になってしまうが、死ぬ寸前に全てのエネルギーを解放する暴走状態に変容し、本能のまま暴れまくる。メ・ギャリド・ギを退かせるが今度はクウガと交戦。全身にヒビが入り、そこから放つ高熱によって赤のクウガを苦戦させるも、最期は新たに得た力である紫のクウガによって頭から一刀両断にされ、爆発する。 メ・ギャリド・ギ ヤドカリ種怪人。人間体はパンク風の男。ゴ集団の昇格を狙う野心家。 自分より先にゲゲルを行うギイガを気に入らず、たびたび妨害を仕掛ける。ゲリザギバス・ゲゲルが近づいていることを知ると、ギイガを過熱状態にさせて自滅させようとしたが、ギイガが暴走したため逃走。そこで会った一条に襲いかかるが、ゲゲル以外の殺人は禁じられているため、彼を半殺しにして逃走しようとする。しかし、背を見せた隙を突かれて神経断裂弾を撃ち込まれて爆死する。 メ・ガリマ・バ カマキリ種怪人。人間体はチャイナ風の衣装を着た女。薄緑の髪でシニヨンから左右に長い二房の髪が下りており、カマキリの目と脚のようになっている。 テレビ版と違い、自然と平和を愛する博愛主義者であり、ゲゲルを行うことを拒否している。かつての戦いで重傷を負って地中で眠りについた後、その地上でリントの子供たちが植えた木の根に触れ、その木が素晴らしい花を咲かせたことにより心を洗われ、自然や人間(リント)に対し敵意を抱かなくなり、逆にグロンギの習性に疑問を持つようになった。 ギイガたちが倒され、自身にゲゲルの順番が回ってくるが、バルバに仕掛ける前に拒絶して逃走し、以後命を狙われ、また五代と知り合って(当初はクウガとは知らずに)親しくなり、互いに恋愛感情まで抱くようになっていく。五代に自分の名前を決めさせようとして、列挙された中から「幸子」という名前を選び、以降は主に「サチさん」と呼ばれる。 ゲリザキバス・ゲゲルでは、リント27人分にカウントする「特別点」としてターゲットに加えられる。ゴ・バダー・バのゲゲルでは生き延びるが、五代に迷惑をかけまいと別れる。しかしその直後、彼女が「未確認」だということを知っており、さらに絵美の素性を知った矢先で精神状態が悪化しており「きっと五代を裏切って傷つける」と思い込んだ翔一と遭遇し、命を落とす。 頭部を失い、放置されていた胴体はその後警察に回収されるが、ちょうど警察の監視下に置かれた五代の霊石に反応して首が無いまま蘇生。自分の首を探して本能のまま手当たり次第に人の首を切断、殺害し始める。五代にも襲いかかり、五代はクウガとして倒そうとするも攻撃できず一方的に嬲られるが、理性が残っていたのか殺傷力を抑えられており、五代の「サチさんになら殺されてもいい」という言葉を聴いて自害する。 実は翔一の襲撃の際、五代を守ろうとする意思は本物であること、グロンギを裏切った自分はもう長く生きられないであろうこと、多少ながら交流のあった翔一が殺人の罪には耐えかねるであろうといった考えから、自ら首をはねて自害していた。後に幻影として現れてその経緯を五代に伝えたことで、さやか・はるかの件とこの件が合わさって一度は生じた五代と翔一の対立が深刻化するのは免れられた。 テレビ版における同人物については仮面ライダークウガ#メ・ガリマ・バを参照。
※この「メ集団」の解説は、「仮面ライダークウガ (漫画)」の解説の一部です。
「メ集団」を含む「仮面ライダークウガ (漫画)」の記事については、「仮面ライダークウガ (漫画)」の概要を参照ください。
- メ集団のページへのリンク