プラムフィールド
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「若草物語 ナンとジョー先生」の記事における「プラムフィールド」の解説
アニー・ハーディング 声 - 松倉羽鶴 本作品の主人公。通称ナン。ボストンの裕福な家庭からプラムフィールドへやってくる。合衆国一のおてんば娘。野球も得意。将来の夢は消防士、機関車の機関助手といろいろと変わったが、ジョーの事故をきっかけに医者を志す。過去に、母親を心臓病で亡くしており、そしてまた、親しかったジョン・ブルックを同じ病気で失ったため、志していた医学の無力さに絶望する。しかし、ジョンの死が、ナンが医師を目指す決意をさらに強いものとするきっかけともなった。物語は、成長した彼女がワゴンに乗ってプラムフィールドを再訪するところから彼女の回想という形で始まる。 @media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}本放送当時、ナンの外見がスタジオジブリ作品の『魔女の宅急便』の主人公であるキキに似ていると雑誌などで話題になった。[要出典]本作品のキャラクターデザイナー(作画)の佐藤好春は、「魔女の宅急便」の制作でも作画を担当していたため、彼はそのことを後年になってから「苦い思い出」として語っている。[要出典] ジョセフィン・ベア 声 - 山田栄子 本作品の準主人公。通称ジョー先生。前作マーチ家の次女で、フリッツ・ベアと結婚し、ロブとテディの2人の息子をもうけた。理想の教育を実践するために、夫婦でプラムフィールドの運営に取り組む。学園の教師であり、2人の息子や、実姉であるメグの2人の子供たちもここで育てている。かつてはおてんばだったことから、勝気な性格でもある。女の子と男の子チームに別れて野球をやったときは大活躍も見せた。荒くれ者のダンのことを心から心配しており「自慢の息子」と涙ながらに言い切った。 トミー・バングズ 声 - 高山みなみ プラムフィールドの少年。悪戯好きで、「トミー・バングズ商会」を経営している。そのことがきっかけで、ある大きな事件が起きる。また火事(ひと部屋を焼いた程度)を火の不始末でおこしてしまうなどたびたび騒動を起こす。ナンが好き。将来の夢は億万長者。 ジャック・フォード 声 - 柏倉つとむ プラムフィールドで学ぶ12歳の少年。ある事件を起こす。この事件がきっかけで、結果として一度プラムフィールドを去る。さばけた性格。 ジョージ・コール 声 - 佐藤智恵 プラムフィールドの少年。通称スタッフィ。食いしん坊。ポッチャリ体型。母に甘やかされて育てられ、甘えん坊で泣き虫。母が好きだが、その一方で母の身勝手な性格に困っており、頭が上がらない。母が自分を連れ戻しに来た時は、その手を振り切り自らプラムフィールドに戻ることを選択した。男女対抗野球大会では、パンプキンパイにつられて女性チームに加わった。 ネッド・バーカー 声 - 愛河里花子 プラムフィールドの少年。トミーのお金の事件のときに、ナットにダンが犯人ではないかと言い詰めた。その結果ダンに見つかり、池に投げ飛ばされる結果となる。しかし性格は友達を野球に誘うなど根っからの陰湿ではなくて「いじめっこ」というわけでもない。ジャックやスタッフィと仲が良い。大工仕事が得意。九官鳥を飼っているが、「僕ネッド」としかしゃべらない。 フランツ・ホフマン 声 - 森川智之 プラムフィールドの少年。16歳(※学園内では最年長)であり、学園のリーダー的存在。将来の夢は叔父であるベアやジョーのような教師。フルートが吹ける。 エミル・ホフマン 声 - 結城比呂 プラムフィールドの少年で、フランツの弟。ダンに決闘を申し込んだこともある。将来の夢は船乗り。真面目がゆえに、畑のスイカを割られたときは本気でナットに怒った。 ロブ・ベア 声 - 渕崎ゆり子 ベア家の長男。テディと仲がよくテディのしっかりものの兄。 テディ・ベア 声 - 南杏子 ベア家の次男。泣き虫ですぐ泣く。彼の無邪気さがダンの荒んだ心をだんだんと開いていく。 デミ・ブルック 声 - 山田恭子(現・山田ふしぎ) ブルック家の長男(ジョーの甥)で、デーズィの双子の兄。母親似の端整な顔立ちの少年。読書好きで家族思い。学業成績も非常に良い。将来の夢は哲学者。 デーズィ・ブルック 声 - 荒木香恵 ブルック家の長女(ジョーの姪)で、デミの双子の妹。母親似の可憐な少女。とてもおとなしい性格で、将来の夢は家庭的で優しいお母さん。ナットに好意を抱く(原作では成長後、その思いがナットとの結婚という形で本当に成就している)。 ナット・ブレイク 声 - 池上麻里子 バイオリンを弾くのが得意で、将来の夢はバイオリニスト。純粋で素直であるものの、勝手な性格でダンをベアやジョーの許可なく招き入れたうえにサポートもしない等無責任な面がある。結果、ダンの暴走を招きプラムフィールドの火事の原因の一端を担う。 気弱で言い寄られると、恐怖から嘘をつく悪い癖がある。それが原因で、生涯において忘れられない経験をする。 原作では、ダンとセットでほぼ主人公だった。 ダニエル・キーン 声 - 林延年 プラムフィールドの少年。通称ダン。もともとはボストンで暮らしていた不良少年。ボストンでナットと再会したことをきっかけにプラムフィールドで学ぶ。学校で火事を起こし、ページに預けられる。その後、博物学に興味を持ち始める。後にプラムフィールドに戻ってくるが、最後にはページとブラジルへ旅立つ。 フリッツ・ベア 声 - 秋元羊介 ジョーの夫で、学園の教師。通称ベア先生。コンコードの郊外に、全寮制の学校・プラムフィールドを創立する。容姿はいつもネクタイをしておりスーツ姿で凛々しいが、設定上は醜男である。常に生徒たちの味方であり、まとめ役でもあり理解者でもある。ナットの嘘のときにものさしで手を打つようにと厳しく指導した。 エーシア 声 - 羽鳥靖子 プラムフィールドで働く黒人女性。48歳。野球で打球したとき、バットの方を超特大の場外本塁打にするほどの怪力の持ち主。料理の腕は天下一品。 サイラス 声 - 槐柳二 プラムフィールド専属の農夫かつ庭師。58歳。温厚で人の感情に鋭い、フリッツ&ジョーの片腕とも言える存在。野球のときに参加するなどきさくで社交的な面がある。 メアリー・アン 声 - 藤井佳代子 プラムフィールドで働くメイドの女性。21歳。誰かに好意を抱かれているようである(第9話)。彼女も男女対抗の野球のときに参加していた。 クリストファー・コロンバス プラムフィールドで飼われている犬。名前の由来は不明。
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プラムフィールド
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フリッツ・ベア(ベア教授) 第2作より登場。訛りの強い英語を話すドイツ人。ジョーが文筆修業のためにニューヨークへ行った際に出会い、後に結婚する。性格は穏やかで子供好き。ジョーと出会った時、すでに30代後半でジョーとは歳が離れており、その時は家庭教師をして生計を立てていた。ジョーと結婚した時は40代で、一文無しで、養う必要のある孤児の甥二人を抱えているが、マーチ夫妻は結婚に賛成している。第3作以降は妻のジョーと共にプラムフィールドを経営し、そこで教師となる。作者の父親のブロンソンが投影されているが、実際の父親に欠けていたすべての資質を有する人物になっており、優しく、くつろげる雰囲気があり、妻への愛情を表現できる包容力があり、家事にも子育てにも協力的な人物と描写されている。 ナット 第3作でプラムフィールドにやってきた12歳の少年。実質的に第3作の主人公である。貧乏な父と共に、ヴァイオリン弾きとして各地を転々としていたが、父が死に、行き場を失っていたところをローリーに拾われ、学園にやってきた。将来はヴァイオリニストになるのが夢。性格は気弱で誰にでも優しいが、まれに恐怖から嘘をつく悪い癖がある。学園時代からデーズィと仲が良く、成人した第4作では恋人同士となるも、ヴァイオリンの修業のため、ヨーロッパへ旅立ち離れ離れになる。しかし、帰国後にその恋は成就したようである。 ダン ナットが放浪をしていた際に出会った無法者の少年。ナット同様行き場がなく、ナットの紹介でプラムフィールドにやってきた。当初は問題ばかり起こし、一度はページ氏のもとへ預けられるが、その後すぐに脱走し、その後は再び学園に帰ってくる。学園に帰ってきた後は、迷惑をかけても愛情を注いでくれるベア夫妻、特にジョーに対する感謝の気持ちが、当初の彼の荒々しさを徐々に和らがせてゆく。ページ氏に預けられていた際にある老人と出会い、そこで博物学に興味を持ち始め、それを聞いたローリーから、それらに関する本や子供たちが集めたものを展示するプラムフィールドの博物館を寄贈される。成人した第4作以降は、各地を転々とする旅人となる。
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