ブーム期とは? わかりやすく解説

ブーム期

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/09 09:14 UTC 版)

吾妻ひでお」の記事における「ブーム期」の解説

1976年に『ふたりと5人』が連載終了。『プレイコミック連載の『やけくそ天使』、『チャンピオン連載の『みだれモコ』『チョッキン』などに不条理SFテイスト復活させはじめる。 1978年には『月刊OUT』(みのり書房)で初の特集記事吾妻ひでおメロウ世界」が組まれ同年創刊した『Peke』(同)などの漫画マニア向け新興誌に執筆する機会増える同年12月別冊奇想天外No.6 SFマンガ大全集Part2』(奇想天外社)に執筆した『不条理日記』SF小説パロディふんだんに用い、翌1979年第18回日本SF大会星雲賞コミック部門受賞した同年には自販機本劇画アリス』(アリス出版)に『不条理日記』続編連載して、「不条理漫画」というジャンル開拓者みなされている。1979年から不条理SF系の作品収録した単行本続々刊行され1980年には『ぱふ』『リュウ』で特集組まれる1981年には『奇想天外臨時増刊として『吾妻ひでお大全集』が発売されるなどブーム最高潮達した。その半面1979年末までに一般少年・少女誌での連載がすべて終了執筆の場は青年誌マニア誌へ完全に移行した。この時期大友克洋いしかわじゅんとともにSFマンガニューウェーブ御三家呼ばれた。 また1979年から沖由佳雄蛭児神建とともに日本初ロリコン同人誌シベール』(無気力プロ)をコミックマーケット販売1980年からは川本耕次依頼自販機本『少女アリス』アリス出版)に「純文学シリーズ」と題してロリコン漫画発表する。これを嚆矢として、コミックマーケットではロリコン同人誌大人気となる。当時メジャー出身漫画家同人誌エロ本に描くことはきわめて異例であったメジャー出身漫画家ポルノ誌に進出したことは周囲衝撃与え吾妻商業誌同人誌ともに1980年代ロリコンブーム立役者みなされている。 1977年から1979年にかけて『月刊プリンセス』(秋田書店)に連載された『オリンポスのポロン』は1982年に『おちゃ女神物語 コロコロポロン』としてアニメ化され、テレビアニメ放映並行してコミカライズ版が『100てんコミック』に連載された。また1980年から1985年にかけて『ポップコーン』及び『ジャストコミック』に連載された『ななこSOS』も1983年フジテレビ系列アニメ化され、これが商業的には最も成功した作品となった1983年4月、『SF大会本』(虎馬書房刊)に発表した「冷たい汗」は、それまでアニメ絵とは違った劇画的な絵で、その年のSF大会様子描いている。自分ホームグランドにすら違和感覚え、声をかけられただけでギクリとしてしまう疲れ果てた作者の姿が描かれている。 1984年連作『夜の』『笑わない』を『少年少女SFマンガ競作大全集』(東京三世社)に発表。「冷たい汗」の絵とも異な暗い絵で、自分の生活をシュールリアリスティックに描いている。

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ブーム期

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 01:46 UTC 版)

「新世紀エヴァンゲリオン」記事における「ブーム期」の解説

本作最終回衝撃的な形での幕切れとなったことは大きな話題となり、本放送終了後再放送ビデオなどによる視聴通じてファン急増し社会現象にもなった。当時テレビ東京アニメ部門プロデューサー担当した東不可止によれば1997年劇場版公開前に実施され本作再放送深夜帯かかわらず高い視聴率記録し、この時間帯放送されるテレビアニメ商業的価値注目されるようになった結果その後深夜アニメ本格的な隆盛へと繋がったとされる本放送終了後系列外放送局でも放映され始め2009年夏には他系列民放キー局ある日テレビ準キー局読売テレビ放送大阪府以外の近畿広域圏などテレビ東京ネットワーク存在しない地域にも放送拡大したTVシリーズ放映終了直後1996年4月に、最終2話当初の脚本沿った形でリメイクし、既に順次発売されていたVHSLDでソフトとして発売すること、次いで最終2話リメイクとは別の完全新作劇場版制作・公開発表された。 このころには、サウンドトラックNEON GENESIS EVANGELION III』が1996年6月3日付のオリコン週間アルバムチャートで、アニメ作品としては銀河鉄道999以来17年ぶりに第1位獲得し翌日スポーツ新聞テレビなど大きく報道された。また、TVシリーズ各話収めたVHS15巻は、その全てオリコン週間VHS総合チャート2位以上となり、同じくTVシリーズ各話収めたLD14巻は、そのすべてがオリコン週間LD総合チャートで1位を記録した1996年11月1日東京都内開かれた記者会見で、1997年春にTVシリーズ総集編リメイク版第25・26話セットにした完結編新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生』が、同年夏には完全新作劇場版公開されることが発表された。前売券発売開始日の1996年11月23日には、早朝からオリジナルテレホンカード付き前売券購入するファンが行列を作り大きな話題集めた。 しかし、劇場版制作大幅に遅れ、公開1か月前の1997年2月14日緊急記者会見開かれた席上で、庵野秀明総監督謝罪行い劇場版TVシリーズ総集編リメイク版第25話制作途中部分までの公開となったまた、同じく夏に公開予定されていた「完全新作劇場版」は幻の企画となってしまった。そして同年7月完成したリメイク版第25・26話『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』公開となったTVシリーズ第弐拾四話以降の各登場人物らの行く末人類補完計画発動シーンなどが、より具体的に映像化される内容となり、TVシリーズから続いた物語は一旦の結末迎えた

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ブーム期(1940—1950年代)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/20 20:11 UTC 版)

コミック・ストリップのシンジケート配信」の記事における「ブーム期(19401950年代)」の解説

マーシャル・フィールド3世1941年にシカゴ・サン・シンジケート(後にフィールド・ニュースペーパー・シンジケートに改名)を起業した同社配信作では『スティーヴ・キャニオン』がもっともよく知られている。 1940年代にレジスター・アンド・トリビューンが配信したザ・スピリット英語版)』(ウィル・アイズナー作)は、新聞日曜版添付される16ページ付録冊子一般に「スピリット・セクション」と呼ばれた)として連載されていた。この冊子新聞用紙印刷されたタブロイドサイズのコミックブックで、最終的に合計500部に及ぶ20紙で連載された。 1930年代にユナイテッド・フィーチャーで働いていたロバート・M・ホール第二次世界大戦末期自身シンジケート立ち上げたホールはすぐに『デビー・ディーン』、『マーク・トレイル(英語版)』、『ブルース・ジェントリー(英語版)』のような多彩なコミック・ストリップ作品や、ハーブロック英語版)の風刺漫画獲得した。ホール・シンジケートは1959年4月から『ファイファー英語版)』を全米配信し始めた。 タイムズ・ミラー(英語版)は1940年代後半にミラー・エンタープライズ・シンジケートを立ち上げた同社は後にロサンゼルス・タイムス・シンジケート(英語版)に改名した1979年から1984年にかけて配信した新聞漫画版スター・ウォーズ英語版)』で知られる1952年9月、ベル・マクルーアは老舗のマクルーア・ニュースペーパー・シンジケートを買収し社長編集者にルイス・ラペルを任じた

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