当初の脚本
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/02 18:29 UTC 版)
当初の脚本は爆弾魔ハワード・ペインとは別に事件の真犯人が存在するという設定だった。またハリー・テンプルが黒幕だという設定もあったが、真犯人が主人公の同僚というのはインパクトに欠けると変更された。 「ハワード・ペイン」の名前は「フィスク」「ルディ」という名前も考案されていた。 アニー・ポーターはアフリカ系アメリカ人の女性で自動車教習所の教官の設定だった。 グレン・プラマーの役は当初白人のヤッピーの設定だった。 脚本のグレアム・ヨストは、彼の父親のカナダのテレビ司会者エルウィ・ヨストから、ジョン・ヴォイト主演の映画「暴走機関車」(1985年)について話を聞いた。このテーマは、1975年の日本映画「新幹線大爆破」で使用されていた。なお、終盤のシーンは1976年の映画「大陸横断超特急」に触発された。映画『暴走機関車』の原案である黒澤明が書いたオリジナル脚本を読んで思いついたとDVD(アルティメット・エディション)の音声解説で述懐している。これは彼の父が『暴走機関車』の映画化に関係していたために、話を聞いたことがあり、図書館でその脚本を見つけ出して読んだのがきっかけとなった模様。 またこの作品は低予算映画で無駄のない撮影を行ったため、未公開シーンが少なく撮影した映像はほぼ全て本編で使用されている。
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