当初の論点
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 08:51 UTC 版)
「2007年長崎市長選挙」の記事における「当初の論点」の解説
この選挙は前述の通り、4期目を目指す現職の伊藤に対する信任投票的な選挙として始まった。 伊藤市政下では、原爆落下中心碑(平和公園内)の撤去をめぐる問題や、市が発注した公共工事に関する入札妨害事件、前年から長崎県下の各自治体で問題化し、長崎市においても存在が明らかになった不正経理処理による「裏金」問題等が指摘されてはいた。しかしこれらを批判し、伊藤に挑戦しようとする対抗馬は、日本共産党が擁立した山本と、独自に出馬を表明したが政治経験がなく、支持母体もない前川智子以外にはいなかった。いずれの候補も、もともと後援会を中心とした支持基盤が磐石との評が高かった伊藤を脅かす存在とは見られず、伊藤の圧倒的な優位が見込まれていた。 なお、前川悦子は選挙当時行き先が決定していなかった岡本太郎作の壁画「明日の神話」の長崎への誘致を事実上単一公約として掲げており、全くの独自の戦いを行っていた。
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