やけくそ天使
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/23 09:06 UTC 版)
『やけくそ天使』(やけくそてんし)は、吾妻ひでおによる日本のギャグ漫画作品。『プレイコミック』(秋田書店)誌上で1975年(昭和50年)1月11日号から1980年(昭和55年)1月10日号まで連載された。
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- ^ 夏目房之介は「漫画史上屈指のド助平」と評している(夏目房之介『消えた魔球』新潮文庫、新潮社、1994年、169頁)。
- ^ このエピソードの「プッシーヘラヘラトーク」というサブタイトルからも明らかなように、フランスのポルノ映画「プッシー・トーク」(1975年)のパロディ。
- ^ 『プレイコミック』とは別雑誌。
- ^ 「アララテ山のむこうに恐山」。末尾に「「やけくそ天使に続く」というふうにしたかったけどうまくいかんかった」とある。
- ^ 大日本吾妻漫画振興会・編「吾妻ひでおキャラクター列伝」『奇想天外・臨時増刊号 吾妻ひでお大全集』(奇想天外社、1981年)181頁。
- ^ 吾妻ひでお『吾妻ひでおの不自由帖』(まんだらけ、1999年)14頁。
- ^ 進也いわく、「ママとおじいちゃん パパとおぱあちゃんが駆け落ちした」。
- ^ みなもと太郎『お楽しみはこれもなのじゃ《漫画の名セリフ》』(河出文庫、河出書房新社、1997年)147頁。なお『やけくそ天使』連載当時、『アルジャーノンに花束を』の長編版は日本ではまだ翻訳されておらず、アンソロジーに収録された中編版しか読むことができなかった。そのため作品の知名度が高くなく、みなもとは『アルジャーノン』のあらすじを説明した上で、「“読者にわかろうがわかるまいが、とにかくオモシロイと思えばば俺は描く”という姿勢、良し悪しはともかく、このしたたかな生きざまはやはり一目、置くべきなのでありましょう」と評している。
- 1 やけくそ天使とは
- 2 やけくそ天使の概要
- 3 サブタイトル
- 4 単行本
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