ブーム後期
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 14:30 UTC 版)
1981年秋頃より無修正の「裏本」が出回り始めた。裏本はビニ本と違って非合法であり、1冊1万円くらいと、ビニ本と比較しても極めて高かったが、飛ぶように売れた。 裏本に対抗するかのように、1983年には露出度を高めたビニ本である「ベール本」が登場した。ベール本は局部を薄いベールで覆っただけで、性器の形状がはっきりと見えており、ほとんど無修正と変わらなかったので、当時の青少年にとっては強烈だった。この時期が第二次ビニ本ブームである。 裏本は「カラミ」のある本が多かったのに対し、ビニ本は裸体の女性が単独で大開脚などのポーズを取るスタイルのものが多かった。ビニ本は露出度を高めると同時に、官能的な雰囲気を演出していた。股間を見せるだけでお金になるというので、モデルになる女性を探すのに苦労はあまりなかったらしい。それで、たくさん出版された。ビニ本はA4版52ページが主流であった。 いずれにしても、1980年代中頃には「動くビニ本」ことアダルトビデオが普及し始めたため、裏本とビニ本はともに衰退の道を歩むことになる。
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