チーム無敵(アンヴァンシブル)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/19 01:25 UTC 版)
「ライブオン CARDLIVER 翔」の記事における「チーム無敵(アンヴァンシブル)」の解説
天尾 翔(あまお かける) 声 - 石川静 本作の主人公。イヌ科の耳のような尖ったヘアースタイルと、常に身に着けている赤いマフラーが特徴的な11歳の少年。使用するデッキは大地系。裏表の無い快活で子供っぽい性格。心根は真っ直ぐで優しいが、一方で仲間を侮辱されたりすると相当な怒りを見せるといった面も見られる。 語彙の乏しさが彼の特徴の一つで、自チームの名前すら「アンパンシンバル」と度々言い間違える。他にも「バイリンガル」を「バイオリンガール」、「一宿一飯」を「一食一パン」など多数。間違いを訂正されても、そもそもその言葉の意味自体を理解していない場合が非常に多い(「クリエイト」などは「栗(クリ)が8つ(エイト)」といった風)。 モンスターが大好きで、ライブチェンジする事でモンスターと会話ができると知って大喜び。相手のモンスターであろうと、気に入ると感激して見とれてしまう程。あまりのモンスター好きで、当初は戦略は二の次にワザカードを一切投入せず、大好きなモンスター達のカードだけでデッキを構成していた。 そういった経緯からか、その実力は惨憺たるもので物語序盤ではとにかく弱い主人公として描かれており、仲間の協力や運の要素などが勝敗の結果に大きく絡んでいた。終盤ですら、自身よりライブオン歴の浅い妹のミルにミスを指摘される始末。それでもペダルや無敵の仲間達の助言などもあり、少しずつ実力をつけていったのは確かではある。 物語全編を通して、強く成長することを目標とするよりも、純粋にライブオンを楽しむ事を第一に考えるといった姿勢が強く見られた。 ライブチェンジにより、バトルでは「タテガミウルフ」、移動手段として「オンソクファルコン」に変身。「タテガミウルフ」は最終話のみ、ライブチェンジ強化カードにより「S・タテガミウルフ」へと2段変身している。 名前の由来は「天を翔ける」[要出典]。 タテガミウルフ バトルにおける翔のライブチェンジカード。 ライブチェンジ直後に相手モンスター一体にダメージを喰らわせる他、ラッシュ可能という速攻性に優れる能力を持っていた。 チーム・エクスクルード戦前に、ペダルのクリエイト能力によって新たな形態へと変化。相手へのダメージ及びラッシュといった能力は失ったものの、それまで以上の高いパワーとリアクション無視のバースト3という、より攻撃的な能力を得た。ラッシュの有無は州大会にて、1ターンの隙が生じていると赤丸に馬鹿にされたものの、こればかりは流石に、軽さを犠牲に重い攻撃性に重点を置いた一長一短の関係と言える。 S・タテガミウルフ ペダルとプラグの力によって生み出されたライブチェンジ強化カードにて、更なる進化を遂げたタテガミウルフ。後者のタテガミウルフ以上のパワーに、更にラッシュ、バーストが+1追加された(実質バースト4、リアクション無効)、強力な能力。アイから託された「スタンド・バイ・ミー」により、ただでさえ強力な攻撃力を大幅に生かし、州大会決勝戦にケリを付けた。 小芹 アイ(こぜり アイ) 声 - 折笠富美子 翔の幼馴染。翔より一つ下の10歳だが、しっかり者な態度から翔よりも大人びて見える。翔との付き合いが長いだけに、彼の妹のミルにも慕われており非常に仲が良い。チーム無敵随一の実力者で、使用デッキは大空系。 赤い長髪と、羽根をモチーフにした首飾りが特徴。基本的には明るくさっぱりとした性格だが、一方でやや乱暴な面が目立つ。足癖が悪く、翔、徹に容赦なく蹴りを喰らわせることもしばしば。怒りが頂点に達すると赤黒いオーラが全身から放たれ大変おっかない。 チーム無敵内では貴重なまとめ役兼ツッコミ役。少々だらしない父親の手伝いをしょっちゅうしていることも、こういった性格の由来であるようである。10歳でありながら精神面はかなり強く、ライブバトルでは如何に追い詰められたとしても、大きく動揺するような面はほとんど見せていない。 漫画版単行本のオマケにて「今は父親と2人暮らし」と言っており、父が仕事で家を空ける際には、天尾家に宿泊させてもらう事になっているようである。普段は父親の代わりに家事全般をこなしており、料理も得意。大会などにお弁当として持参するサンドイッチは、皆から好評価を得ている。 ライブチェンジにより「コウソクファルコン」に変身。カードックは多くの登場人物が上半身に装着しているが、アイの場合はライブチェンジすると両腕が翼に変わってしまう為か、彼女のみ左足首に付けており、ドローなどの仕草も独特。コウソクファルコンに変身中は、頭を足首の位置まで下げて嘴でドローする。 また、切り札としてワザカード「激昂」を愛用。その名の通りアイを象徴するカードと言ってもよく、幾多もの登場人物をこれで沈めていった。 名前の由来は「小競り合い」[要出典]。 コウソクファルコン アイのライブチェンジカード。 その能力は「ライブ後、目標のモンスター一体を移動させる」といった一見地味なものに思えるが、敵味方問わずA及びBラインに強制的に移動させるのは、状況次第でかなり応用が利く。実際、アイはこれを要所で上手く扱っていた。共に持つ先制攻撃能力も心強い。 間狩 徹(まかり とおる) 声 - 松野太紀 チーム無敵結成者で翔、アイの友人。チーム内では最年長の12歳。とてつもない富豪のお坊ちゃまで、広大な敷地面積を誇り門から車で15分かかる程の豪邸に住んでいる。あらゆる奇行を見せるチーム無敵のムードメーカーであり、また強烈なキャラの「パパン」(声:松本大)と「ママン」(声:植竹香菜)を両親に持つ。大海系デッキを使用し、ライブチェンジにより「ネービードルフィン」に変身。 いかにもなお坊ちゃんキャラで一般庶民とはかけ離れた価値観を持つ。かなりの世間知らずで、電車にうまく乗れなかったり、タコさんウインナーやカレーライスといった庶民的な食べ物の存在を知らずにいた。タコさんウインナーについては、翔の弁当に入っているのを見て一目惚れし、足が八本なことから「ハポーン」と名づけ熱愛している。 翔を「ウルフ坊や」、ミルを「ウルフ妹くん」、愛しのハポーンの作り手である歩のことは「ハポーンママン」と呼んでいる。ミルからは常に「変な人」と呼ばれ胡散臭がられているが本人は一切気にしていない。 大空スズメには一度瞬殺されて以来、拭い難いトラウマが残った。実力は確かなものを持っているものの、精神面にやや難があり、相手によってはかなりムラが生まれる。 普段はちゃらんぽらんとも言える態度が目立つが、いざという時にはチーム中最年長らしく、仲間との結束を第一に考えた上で自身の犠牲も厭わないといった行動に移る、男気のある面も見せる(特に漫画版での中部大会決勝、香辛諸島編など)。 名前の由来は「まかり通る」[要出典]。 ネービードルフィン 徹のライブチェンジカード。 モンスター撃破によるスタンド能力は、場合によっては相手のモンスターを一掃することも可能な強力なもの。ただ、劇中では出番は多かったものの、その能力が生かされた描写は極めて少なかった。 ペダル 声 - 鈴木真仁 ジョージ加藤の一味に追われているところを翔に保護された、黄色い犬のようなモンスター。その正体はライブチェンジカードを生み出すことができるクリエイトモンスター。 翔のために「タテガミウルフ」のライブチェンジカードをクリエイトしてからは、翔の良きパートナーとなる。大ボケをかます翔や徹にたびたびツッコミを入れるものの、あくまでモンスターなので翔がライブチェンジしないと言葉が通じず、しょっちゅう意思疎通に失敗する。 翔と出会った当初はやや高慢な振る舞いをしていたが、これはクリエイトモンスターとしての能力が周囲より劣っていたことの裏返しであった。 能力の低さから他のクリエイトモンスターにバカにされてきたことにコンプレックスを抱き続けてきたが、翔やミル達の励まし、そしてブラッシュの一言から自信を持つようになった。 「タテガミウルフ」の他には「オンソクファルコン」、そしてプラグの協力もあり未完成だったライブチェンジ強化カードのクリエイトに成功し、いずれも翔の強力な助けとなった。翔と共に大きく成長していったキャラクターと言える。 ブラッシュ 声 - 比嘉久美子 翔が松戸からもらった卵から孵ったモンスター。ペダルとほぼ同じくらいの大きさの、ぬいぐるみのような風貌をしているが、その正体はドラゴン族。 生まれて初めて見た人物であるミルに強く懐いており、ブラッシュという名もミルから授けられた(アニメ版)。 またペダルにも、よく(一方的に)じゃれついている。漫画版では「ペダルとじゃれながら言葉や考え方を覚えていた。」と語っていた。 その能力はドラゴン族の名に恥じず、ライブチェンジをしていない状態の人間にもテレパシーで言葉を伝えることができる。また、他のモンスターの声を仲介して伝えることも可能。ただし自身が赤と白のトルクを必要とするモンスターであるため、大地系(赤)または大空系(白)デッキを扱う相手(翔、アイ、ミル)としか話ができず、モンスターの声を仲介するのもまた同じ。 クリエイトモンスターの手によるドラゴンとは異なり、自然界にあった卵から生まれた、非常に珍しい存在に当たるドラゴン族。 ライブバトルでは手札を一枚捨てる毎にパワーアップし、その姿を進化させる。劇中では第四形態までの変身を見せた。
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