チベ
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「ジオン公国の艦船及びその他の兵器」の記事における「チベ」の解説
『機動戦士ガンダム』に登場する宇宙重巡洋艦。「チベ級」とクラス名になったのは『モビルスーツバリエーション』の文字設定から。 メガ粒子砲が開発されるより前から存在した化学燃料とプラズマロケット併用推進艦で、当時は実体弾を発射する3連装砲を装備していた。後にその火力と厚い装甲が評価され、一年戦争前に近代化改装を受け、突撃艇格納庫を転用してモビルスーツ (MS) 搭載能力も追加される。MS発進口は艦首にあり、艦内には短いながらMSカタパルトも装備されている(テレビ版第37話)。ムサイと比較すると火力とMS搭載能力に優れ、防御力や機動性にも富むため、小艦隊の旗艦として用いられることが多かった。 設定解説 デザインは富野喜幸監督のラフをもとに大河原邦男がクリーンアップした。テレビ放映時には詳細な設定は存在していないが、雑誌『アニメック』誌上で「ムサイよりも後に登場したので新型艦とも思われるが、主砲が古臭く、また砲配置の未整理からムサイよりも旧式ではなかろうか」と考察され、それを受けムック『ガンダムセンチュリー』で「パプア級と同時期からある旧型戦艦に、熱核反応炉とメガ粒子砲を搭載し近代化した重巡洋艦」という設定が作られた。 ジオン系艦艇には珍しく対空火力が高く、また宇宙世紀の宇宙艦艇では本級だけが3連装の主砲を設定されている。OVA『機動戦士ガンダム MS IGLOO』では、3連装メガ粒子砲が機関部底面に1基追加されている。MS搭載数は8、9、12、18機説があるが資料によって違い、曖昧なままとなっている。 艦体色は赤だが、一部にはバロムが運用した艦など緑のものも存在。 劇中での活躍 テレビ版第33話で登場。コンスコン艦隊の旗艦として、サイド6宙域でホワイトベースと戦った。その時の搭載機はリック・ドム。また、マ・クベ(実際の指揮はデラミン)が運用したこともあった。テレビ版第37話、ホワイトベース艦橋内の会話で「チベ」の名称が初めて出てくる。第38話では、バロム司令が乗艦する濃緑色の本級がワッケイン大佐の指揮するマゼラン級戦艦レナウンと単艦同士交戦。撃ち負けて撃沈されている。この時、レナウンのオペレーターが「ジオンの高速重巡」と報告した。これらサイド6戦やテキサスコロニー戦の他、ソロモンやア・バオア・クーでも多数のチベ級が参加している。 小説版『機動戦士ガンダムUC』では、一年戦争時に運用された艦が宇宙世紀0096年にジオン共和国で練習艦として就役しており、第45演習艦隊に2隻が配備されている。「チベ級」とされるものの、カトキハジメによってリファインされた外観はチベ改に酷似している。全長235.0メートル、全幅113.2メートルで、艦体色はグレー。 OVA『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』Blu-ray Box収録のピクチャードラマ「宇宙の蜉蝣2」では、アサクラ大佐が座乗するチベ級が登場するが、こちらも外観はチベ改に近い(後述の『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』版を踏襲)。艦体色は朱色。 同型艦 バルバロッサ ゲーム『GUNDAM TACTICS MOBILITY FLEET0079』に登場。宇宙攻撃軍ゲルド艦隊の旗艦で、宇宙世紀0079年10月12日のルナツー攻撃作戦の先陣を切る。高機動型ザクII2機とザクII3機を搭載。 チェーホフ (Chekhov) 漫画『ゼロの旧ザク』に登場。宇宙攻撃軍所属。ソロモンからの撤退戦で艦長戦死、大損害を受けつつも、ア・バオア・クーへ到着。しかし、入港中に連邦軍の攻撃を受け、艦橋他、艦全体に被弾して機能喪失。ドック内で降伏した。艦長戦死後の指揮官代行は、アンジェリーナ少尉。 グルトップ アニメーション映画『機動戦士ガンダムNT』に登場。ゾルタン・アッカネンの部隊の母艦。ベース艦と比べてエンジンノズルが増設されたほか、艦隊下部にカタパルトが設けられている。加えて艦底部に超大型MA IIネオ・ジオング(ハルユニット)を収容したフレーム・ケージが剥き出し状態で接合されている。 ゾルタン部隊の母艦として各地を転戦するが、最後は新サイド6のヘリウム3備蓄基地において、ヘリウム3タンクのガス爆発に巻き込まれ、轟沈する。 小説『機動戦士ガンダムUC』にも同名艦が登場しているが、同作ではムサイ改級とされていた。
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「チベ」の例文・使い方・用例・文例
- チベットの奥地
- ネパール・チベット密教の仏像・曼荼羅、アジアの雑貨を扱っています
- チベット人の家族は素朴な笑顔で私を迎えてくれた。
- XY理論は、人間のモチベーション理論の一つだ。
- モチベーションエンジニアリングとは株式会社リンクアンドモチベーションにより提唱される企業組織改革のための技術のこと。
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- 企業によっては、若手のモチベーションを上げるためにジュニアボード制を採用している。
- 効果的なレコグニション制度により社員は、金銭的かつ精神的に報われることが分かっているため社員のモチベーションを維持することができる。
- 従業員のモチベーションを高めるために社内公募制度を採用した。
- 職務特性モデルは従業者のモチベーションを高めようとするのに最も人気のあるアプローチの一つである。
- このニュースは彼にモチベーションを与えるだろう。
- チベット仏教に関する本格的な研究
- 我々のモチベーションを失くすには十分です。
- 海外旅行に行けないので、英語学習のモチベーションがあがらない。
- 私のモチベーションは下がっている。
- 私のモチベーションは、自分の決めたゴールを必ず達成したいという気持ちです。
- 私のモチベーションは、自分の決めたゴールを必ず達成したいという決意です。
- 最近モチベーションが下がっていて困っています。
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