ソフトテニスの国際普及活動と国際大会の変遷
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1955年に日本・韓国・台湾の3か国によって「アジア軟式庭球連盟」が設立。同連盟により1956年-1973年に3か国対抗によるアジア選手権を開催。 1970年日米軟式庭球普及連絡協議会発足。これはアメリカンスクールとの連絡機関であり、中学生の日米親善試合を実現。 1972年にはアメリカ合衆国ハワイ州にハワイ軟式庭球連盟が設立。同時に州選手権を開催。ハワイ州公立高校の学校体育正科種目として採用。 ハワイ軟式庭球連盟が設立の前後、台湾(中華民国網球協会)の尽力により香港軟式網球協会が発足。ブラジル、ベネズエラでも軟式庭球協会が設立。 1974年6月第1回日米高校親善大会開催。 1974年 国際軟式庭球連盟創立。 1975年、第1回世界軟式庭球選手権(現世界ソフトテニス選手権)が国際軟式庭球連盟主催、日本軟式庭球連盟主管のもと、アメリカ合衆国ハワイ州にて開催された。 1977年、第2回世界選手権が中華民国(台湾)台中市で開催。 1970年代後半には欧州およびアフリカ大陸(ザイール等)への普及活動が開始された。 1978年10月アメリカ西海岸で日本連盟が普及活動。これが初の米国本土上陸となる。おもに高校、大学でエキシビション、デモンストレーションを行う 1979年、第3回世界選手権が韓国テグ市で開催。 1979年、ナショナルチームが渡米しカリフォルニアでデモンストレーションを行った。 70年代に始まった欧州への普及活動は現在も東欧を中心に継続、ヨーロッパソフトテニス連盟も設立され、ハンガリー、チェコ、ポーランド等で定期的にトーナメントが開催されている。 1981年、第4回世界選手権がアメリカハワイ州ヒロ市で開催。日本連盟主管大会、初の日本開催が期待されたが、台湾問題で断念、第一回大会につづきハワイでの開催となった。 1982年12月、第1回アジア学生選手権が中華民国(台湾)台南市で開催。 1983年、第5回世界選手権が台灣台中市で開催。日本男子が韓国に敗れ、初めて団体王座を明け渡す。 1984年11月、第2回アジア学生選手権が韓国テグ市で開催。 1985年、世界選手権が日本国内(名古屋市愛知県立体育館)で初開催(第6回世界選手権)。懸案だった台灣問題は中華民国が譲歩し、IOC法式に従い中国台北(中華台北チャイニーズタイペイ)として参加。男子ではその台灣が団体優勝、個人戦でベスト4を独占で完全優勝を達成。 このころアジア競技大会種目入りを目標として、韓国・台湾以外のアジア諸国への普及活動が盛んに行われる。 1986年11月、第3回アジア学生選手権が東京(駒沢体育館)で開催。 1986年 ブラジルサンパウロで国際大会が開催される。アメリカ(ハワイ州選抜)、カナダ、ドミニカ共和国、パラグアイ、日本、ブラジルの6カ国が参加 1987年、第7回世界選手権が韓国ソウル市で開催。 1988年2月 アジアソフトテニス連盟(ASTF)が創立 1988年 ASTFがOCA(アジアオリンピック評議会)に加盟。 1988年、第1回アジアソフトテニス選手権が名古屋市で開催。 1989年、第8回世界選手権が台湾で開催予定だったがキャンセル。 1990年、第11回アジア競技大会が北京で開催。ソフトテニスは公開種目として参加。 1991年、第9回世界選手権が韓国ソウル市で開催。この大会以降4年毎の開催となる。 1992年、第2回アジアソフトテニス選手権がインドネシアジャカルタで開催。この大会で初めてシングルスが導入された(個人戦のみ)。 1993年、第1回東南アジア選手権がタイバンコクで開催。 1993年、第1回東アジア競技大会が上海で開催。当初、ソフトテニスは種目ではなかったが、急遽公開種目として参加。団体戦のみが競技された。競技方法は3ダブルス2シングルスが採用され、2002年アジア競技大会まで踏襲されることになる。 1994年、広島市で第12回アジア競技大会(ASIAN GAMES)が開催され、ソフトテニスは正式競技として初参加 1995年 第10回世界選手権大会が岐阜で開催(5種目) 1996年 第3回アジア選手権大会がタイ・バンコクで開催 1997年第2回東アジア競技大会(釜山)に正式競技として参加(団体、ダブルス、シングルス)。 1998年第13回アジア競技大会(バンコク)の正式競技として参加(団体、ダブルス)。 1999年 第11回世界選手権大会が台湾林口で開催(ミックス以外の6種目) 2000年 第4回アジア選手権大会が佐賀で開催(ミックス以外の6種目) 2001年第3回東アジア競技大会(大阪)に正式競技として参加(ミックス以外の6種目) 2002年第14回アジア競技大会(釜山)の正式競技として参加。ミックスダブルス、男子シングルス、女子シングルスが追加され計7種目に。以後これが各種国際大会で継承される。 2003年 第12回世界選手権大会が広島で開催。団体戦が2ダブルス1シングルスに。以降これが踏襲される。(7種目。この大会よりシングルスが現行ルールになった) 2004年第5回アジアソフトテニス選手権がタイチェンマイで開催(ハードコート。7種目) 2005年第4回東アジア競技大会(マカオ)に正式競技として参加(ハードコート。ミックスを除く6種目) 2006年第15回アジア競技大会(ドーハ)に正式競技として参加(ハードコート。7種目)。 2007年9月 第13回世界選手権が韓国・安城で開催。42か国に及ぶ国と地域からの参加。史上最大の大会となった。 2008年第6回アジアソフトテニス選手権が韓国聞慶で開催(7種目) 2009年にはユースのための年齢別国際大会である国際ジュニアソフトテニス大会(INTERNATIONAL JUNIOR SOFT TENNIS TOURNAMENT)がスタート。第1回大会が四日市市で12月に開催された 2009年第5回東アジア競技大会が香港で開催されたがソフトテニスは競技種目から除外 2010年第16回アジア競技大会(広州)に正式競技として参加(7種目)。 2011年 第14回世界選手権が韓国・聞慶で開催。 2011年東南アジアのオリンピックである東南アジア競技大会に正式競技として参加(第26回東南アジア競技大会SEA GAMES)。 2012年第7回アジアソフトテニス選手権が台湾・嘉義で開催(7種目) 2013年第5回東アジア競技大会(天津)に正式競技として参加(7種目) 2014年第17回アジア競技大会(仁川)に正式競技として参加(7種目)。 2014年11月、第2回世界ジュニア選手権がインドで開催。 2015年 第15回世界選手権がインド・ニューデリーで開催(7種目)。 2016年第8回アジアソフトテニス選手権が蘇我(千葉市)で開催 2018年第18回アジア競技大会(インドネシア ジャカルタ/パレンバン)に正式競技として参加。 2018年11月、第3回世界ジュニア選手権が韓国順天市で開催。 2019年第1回東アジアユースゲームズが台湾・台中で開催予定だったが中止 2019年8月、第1回アジアジュニア選手権がフィリピン・ケソンで開催。 2019年9月、第1回アジア大学選手権がフィリピン・ケソンで開催。 2019年10月、第16回世界選手権が中国大陸(浙江省台州市)で初めて開催。 2019年東南アジア競技大会に正式競技として参加(第30回東南アジア競技大会SEA GAMES)。第26回大会につづく二度目の参加。 2020年第9回アジアソフトテニス選手権がタイチェンマイで開催予定だったが、コロナウイルスの影響で一年延期。
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