ハード‐コート【hard court】
ハードコーティング
【英】Hard Coating, Hard Coat
ハードコーティングとは、製品の表面をキズや汚れから守る目的で、表面に皮膜を被せることである。特にCDやDVDなどの光ディスクで読み取り部分に対して行われるものを指すことが多い。
光ディスクは超微細な凹凸を光反射によって読み取っているため、ほんのわずかな擦り傷が付いても読み取りができなくなる可能性がある。特にBlu-ray Discは、DVDなどに比べてもはるかに高密度で記録を行っているため、ちょっとした傷や汚れも読み取りエラーの原因となる恐れがある。そのため硬質な樹脂などで表面を覆うハードコーティングによって表面を保護する必要がある。光ディスクの代表的なハードコーティング技術としては、TDKの「DURABIS」などがある。
ノングレア処理がされている液晶ディスプレイの画面や、眼鏡などにも、多くの場合ハードコーティングが施されている。また、ハードコーティングには、キズから保護する目的の他にも、磨耗を防いだり強度を上げたりする効果もある。
参照リンク
TDK DURABIS
ハードコート
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 21:48 UTC 版)
レンズに傷がつくのを防止する。ハードコートの技術が開発される前のプラスチックレンズは極めて傷つきやすいため販売量が伸びなかったが、ハードコートが施されるようになってからは実用上問題ない傷つきにくさを得、販売量でガラスレンズを凌駕するに至った。現在ではハードコートの施されていないプラスチックレンズは生産されていない。
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ハードコート (hard court)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/02 01:56 UTC 版)
「テニスコート」の記事における「ハードコート (hard court)」の解説
セメントやアスファルトを基礎にして、多くの場合合成樹脂などでコーティングされて造られる。クレーコート(下記記載)に比べボールが速くなるため、速いサーブおよびストローク、優れたボレー技術を持つ選手に有利である。一方、ソフトテニスでは摩擦が大きく、ボールがバウンドした後に減速するため、強打主体の選手には不利となる。また、その摩擦の大きさを利用したカットサーブが有効になる。 バウンドが安定してイレギュラーがほとんどないので、サーブ、リターンにストロークにボレーと、選手は様々な技術をうまく発揮できてプレーしやすい[要ページ番号]。 4大大会においては、全豪オープンでは1987年より、全米オープンでは1978年より採用されている。全米オープンのコートの方が全豪オープンより球足が速くなっている。 ハードコートでのプレーは、選手の身体に与える衝撃が大きい。ハードコート用とされるテニスシューズは他のコートで使用するために作られたものに比べ、底が厚くなっている。 ハードといっても様々で、オーストラリアは触れればヘコむほど柔らかいサーフェスが多い一方、アメリカは球が伸びる硬いサーフェスが多い。表面の摩擦係数でもボールの伸びが変わるので大会ごとの対応が必要になるが、どちらかと言うと実力通りの結果が出ることが多く、番狂わせは少ない傾向にある[要ページ番号]。 ハードコートは、他のコートに比べると比較的維持・管理に手間が掛からない。そのため、最近はレジャー施設にテニスコートを設置する際、ハードコートを採用する場合が最も多くなっている。 日本テニスの中心たる有明コロシアムは、ハードコートに多少のしなやかさを持たせたセミハードコートを採用している。
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「ハードコート」の例文・使い方・用例・文例
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