ハードコンタクトレンズによる矯正
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 10:47 UTC 版)
「乱視」の記事における「ハードコンタクトレンズによる矯正」の解説
ハードコンタクトレンズによる乱視矯正は眼鏡やソフトコンタクトレンズによる矯正とは考え方が異なる。眼鏡やソフトコンタクトレンズでは角膜や水晶体の歪みと反対の歪みをもつレンズを使うことで矯正するのに対して、ハードコンタクトレンズでは、歪んだ角膜の代わりに、角膜の上に乗せられたハードコンタクトレンズと患者の涙液が新たに歪みのない角膜の役割を果たすことにより乱視が矯正される。乱視を矯正しないとか実際より弱く矯正するとかいったことはなく、ハードコンタクトレンズを装用した時点で否応なく乱視が矯正されてしまう。水晶体の歪みによる分の乱視は矯正されずに残るが、通常、水晶体乱視は角膜乱視に比べて軽微なので、角膜乱視だけ矯正されれば問題ない視力が得られることが多い。
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ハードコンタクトレンズによる矯正
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/07 16:47 UTC 版)
「円錐角膜」の記事における「ハードコンタクトレンズによる矯正」の解説
角膜が変形していく疾患で最も問題となる不正乱視を最も矯正できるため、眼鏡やソフトコンタクトレンズでは視力が出ない眼においても、ハードコンタクトレンズなら正常に近い最大の視力が得られる場合が多い。しかし、円錐角膜眼にハードを合わせる技術は独特のものであり、フィッティングが合ったレンズを見つける事ができずに装用感の悪さからハード継続を断念するケースもある。装用感が悪くても、軽い状態でとどまっていることが多く、また失明することもまずないので、決して無理をしないことが大事である。よって一箇所の病院でフィッティングの良いレンズがみつからなくとも、まだまだ可能性はある。 処方において最もネックとなるのが異物感である。角膜の異物感が多いが、カーブがゆるすぎるとまぶたへの異物感が増す。角膜の異物感は涙の少なさ、まぶたの異物感は神経過敏が原因である。神経過敏がひどくなると頭痛などを引き起こすことがある。(神経過敏な人、涙の量が少なすぎる人ハードコンタクトレンズの処方適応不可。)眼が疲れているときは避けて、体調のいいときに処方してもらおう。
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