おもちゃ花火とは? わかりやすく解説

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おもちゃ‐はなび【玩具花火】

読み方:おもちゃはなび

家庭子供たちが遊ぶような、手軽小さな花火。線香花火ねずみ花火ロケット花火などがある。


おもちゃ花火

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 01:08 UTC 版)

花火」の記事における「おもちゃ花火」の解説

かつては玩具花火とも呼ばれたが、日本煙火協会での表記はこちらに統一されている。購入使用免許不要な花火総称で、線香花火のような手で持つものが代表的なものであるが、小型ではあっても打上花火になっていて、筒があって上空破裂するものも存在する日本では日本煙火協会出荷品の検査行っており、合格したものには「SFマーク」がつけられる火薬量の制限は、花火の種類により異なるが、最高で15グラム以下となっている。おもちゃ花火であっても束ねて使う場合はおもちゃ花火とは見なされず煙火届出免許必要な花火としての届出必要になるおもちゃ屋などで単品発売されることも多いが、大抵は一つ種類数本入りから複数種類花火100本くらいを詰め合わせしたものが、晩春から初秋にかけてスーパーマーケットホームセンター駄菓子屋などで売られている。 帰省旅行の際、旅先で使うために出発前に購入したり、使い切れなかった花火自宅持ち帰ったりすることがあるが、花火携行して交通機関利用する場合持ち込み禁止制限があるので注意要する航空機利用して旅行する場合、安全上の理由から少量であっても機内への持込み受託手荷物取り扱い出来ない列車・バス利用する場合少量持ち込みはできるが、持ち込める量に制限がある。また、宅配便での発送できないヘビ花火 火薬量5グラム以下。「ヘビ玉(法令上は「へび玉」)」ともいい、地方によって名称の違いあり。色は黒。 後述ネズミ花火同じく生物名付いた花火として知られる円形の炭に火を点けると煙と共に炭がヘビのような形状伸びていく構造花火。普通の花火とは異なり、色鮮やかな色の火花出ず煙し出ないねずみ花火 火薬量1グラム以下。または、火薬量0.9グラム以下かつ爆薬0.1グラム以下。炎を吹き出すタイプのひも状の花火を、円形組んだもの。1929年創業筒井時正玩具花火製造所初代筒井時正考案。火を点けて炎が吹き出す重心に対して回転与え向きの力がかかるため、地面置かれ場合高速回転してその勢いで地面はい回る円形の炎がシュシュッと音を立ててはい回る様がネズミ喩えられたためにこの名がある最後にパンはじけるような仕掛け施されたものが一般的最近[いつ?]は使い方分からない人が多く、やけどをする人も珍しくないようである。 コマ花火 ねずみ花火応用型で、本体独楽(こま)状になっているねずみ花火よりも高速回転できるため、うなるような音を立てて地面上で回転するトンボ花火 コマ花火応用系。双方向噴射する本体花火筒に二枚の紙羽根付いており、表面を上にして平らな場所に置いて打ち上げる。二か所からの噴射力によって高速回転行い、風を受けた羽根によって揚力得て高速錐揉み上昇する上昇時二段階で急上昇する特徴がある。 UFO花火 トンボ花火からの派生花火扇風機の様な小型フィンついているため回転同時にフィンに風を受け上昇する平らな所に置かない予想しない方向飛んだりするので、注意が必要。 線香花火 火薬0.5グラム以下。こよりや細い竹ひご先端火薬付けた花火日本の夏情緒代表する花火である。火を付ける火薬丸くなり、小さな火花を散らすうになる燃え方に様々な名前付いている。現在[いつ?]でも開発が行われている。最も長く安定させて燃えさせるには45度角度傾けた方が良いとも言われている。 ロケット花火 火薬0.5グラム以下かつ爆薬(笛音)2グラム以下。打ち揚げ式の花火。瓶などを発射台にする。打ち揚げ破裂するものと破裂しないもの、曳光の有るもの無いものがある。破裂しない物の場合打ち揚げ時の大きな音を出すように改良されているものが多い。燃えカス回収できないという問題があるため、海岸での使用禁止している自治体存在するこうもり花火 基本的にロケット花火変わらないが、コウモリのような羽がついており、真上急上昇、柄が無いなどの特徴がある。地方によって名称の違いあり。 単発打上げ 火薬10グラム以下。一般的な打上花火。筒物で数個または1個の星を1回打ち上げる筒状容器火薬仕込んであるが、一部業務用打上花火同様に球形の丸玉に火薬仕込んだ製品もある。 連発打上げ 火薬15グラム以下。「乱玉」とも。筒物(筒の内径1㎝以下)で、火を付ける複数の星が間欠的に飛び出す。筒1本あたり、5連発から30連発程度まである。発数が多い製品は、複数の筒が最初から仕込まれていて、総数70連発程度まで実現している。 パラシュート花火袋物火薬10グラム以下。打上花火一種で、昼花火一種でもある。法令上は単発打上げ同一扱い上空破裂した玉の中に袋が入っており、万国旗パラシュート降りてくる仕組み。おもちゃ花火で小さなものが若干生産されている。1931年細谷火工創業1906年1990年にホソヤエンタープライズの名で花火部門独立)によって製造されたものが始まりとされる電線にひっかかるなどの障害生じるため、打ち上げの際には注意が必要。 噴出花火 火薬15グラム以下。紙製の筒から火花噴水のように吹き上げるもの。かつて一世を風靡した太田煙火製作所の「ドラゴン」が代表的な製品である。地面置いて導火線点火して使う。手持ち用(「すすき」などの名称がある)として小パイプほどの太さ改良されたものもある。 朝顔(より物) 火薬10グラム以下。手持ち用。竹ひご針金などの持ち手に、火花の出る紙製の筒を取り付けた物。 銀波(より物) 火薬10グラム以下。手持ちまたは吊り下げ用。糸に、火花の出る紙製の筒をぶら下げた物。複数個の銀波を、あらかじめ用意した台などに吊り下げて同時に点火することで、擬似的ナイアガラ花火再現できるこのため複数セットが「ナイアガラ」などの名称で市販されている。 スパークラーねり物火薬10グラム以下。または、鉄粉30%以上含んでいる火薬15グラム以下。手持ち用。竹ひご針金などの持ち手に、火薬直接塗り込んだもの。 爆竹 1本で火薬量1グラム以下かつ爆薬0.05グラム以下。また、20連発以下の制限もある。長さセンチ小型花火多く場合複数爆竹導火線によって結びつけられており連続して爆発するようになっている花火としての歴史古く、もっとも古い種類花火とする説もある。中国文化圏では、旧正月などを祝うために使われる。別名、ダイナマイトクラッカー 爆薬量0.05グラム以下。長さ10cm程度小型花火発破同様、音を楽しむ花火であるが発破とは異なり単体使用する導火線無く代わりに筒の先端有る火薬導火線役目果たしている。点火後5秒程度破裂する煙花火煙玉火薬15グラム以下。球体したもの(玉の色はさまざま)。花火一種火をつけるとその名のとおり煙を吹く。殆どが色の付いた煙を出す。もっぱら花火使われ方より、その特性から悪戯などに使われるのが非常に多い地方によって名称の違いあり。 癇癪玉かんしゃくだま爆薬量0.08グラム以下。また、直径1センチメートル以下、総重量1グラム以下の制限もある。踏んだり、物に当てたりすると音がなる。パチンコなどで飛ばすことが多い。クラッカーボールと呼ぶ場合もある。 これを大型化したものが、異常時線路上にセットし列車通過する爆音発して緊急停止促す信号雷管である。 紙火薬平玉」は爆薬量0.01グラム以下。また、一粒直径4.5ミリメートル以下、高さ1ミリメートル以下の制限もある。「巻玉」は爆薬量0.004グラム以下で、なおかつ一粒直径3.7ミリメートル以下、高さ0.7ミリメートル以下。遊戯銃、あるいは陸上競技スタート用のピストルなどに使用され火薬部分打撃が加わると発火し火花破裂音放つ小粒火薬を赤い巻紙等間隔配置したものを巻玉火薬ミシン目入った赤色または黄色シートにやや大きめ火薬配置したものを平玉火薬と呼ぶ。大量にまとめて使われる危険性があるため、後述キャップ火薬普及により淘汰されつつある。 キャップ火薬 主に遊戯銃使用されるプラスチック製キャップ紙火薬同様の火薬詰めたもの。過剰装てんなどのおそれがなく、紙火薬より取り扱いが容易かつ発火も確実である。特にモデルガン使用されるものは、作動確実にするために厳密に調整されており、価格も高い。種類は、直径5mmと7mm2種類ある。

※この「おもちゃ花火」の解説は、「花火」の解説の一部です。
「おもちゃ花火」を含む「花火」の記事については、「花火」の概要を参照ください。

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