おもちゃ電車 (2276F)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 10:32 UTC 版)
「和歌山電鐵2270系電車」の記事における「おもちゃ電車 (2276F)」の解説
リニューアル車第2弾「おもちゃ電車」、略して「OMODEN(おもでん)」は、おもちゃ箱や子供部屋をモチーフとしたようなデザインとなっており、車体全体を赤く塗った上に「OMODEN」などのロゴを大胆に配置している。座席は一般的なロングシートの他に、木の座席にカラフルな座布団を固定した部分があったり、木馬のような部品が取り付けられた座席があったり、さらにはベビーサークルも置かれているなど非常にユニークである。連結面付近にはギャラリーが設けられ、子供向けからマニア向けまで様々な種類の玩具やフィギュア、プラモデル、鉄道模型などが飾られている。さらにはカプセルトイ自販機のコーナーも設置され、一般で販売されているカプセルトイとともに和歌山電鐵オリジナルグッズが販売されていた。おもちゃ電車のサポーターとなったのは、当時玩具通販サイトT.J GrosNetを運営していた海南市の企業「T.Jホールディングカンパニー」である。同社の社長が貴志川線沿線育ちという縁からのものである。同社が最初に提案していたのはガンダムシリーズをモチーフとした「ガンダム電車」で5年間広告支援するというものであったが、「いちご電車」の弟としてよりふさわしいように「おもちゃ電車」として思い切ったリニューアルをすることとなった。 なお、T.J社は2008年4月15日に民事再生法適用を申請し営業を休止、のち破産となったが、和歌山電鐵ではおもちゃ電車の運行や車内でのカプセルトイの販売には影響はないとし、運行最終日まで販売は続けられた。当初車体にあったT.J社のマークは消去されている。 2021年9月5日に「おもちゃ電車」としての運行を終え、再改造された(後述)。 おもちゃ電車車内 おもちゃ電車車内のカプセルトイ自販機
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