運行最終日
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/10 19:27 UTC 版)
1971年(昭和46年)3月31日の全線廃止に先立ち、321・323・324の3両は同年3月29日から最終日までお別れ電車として装飾され有終の美を飾った。運転最終日の21:00には和歌山駅前広場で南海電気鉄道社長川勝傳(当時)や和歌山市市長宇治田省三(当時)等が参加しさよなら記念行事が行われ、乗務員と運輸区長への花束贈呈の後、関係者を乗せた322形がさよなら記念電車として和歌山市消防局音楽隊の奏でる『蛍の光』に見送られ21:30に出発していった。実際には運行がこの後も続き、市駅発23:56(運行は321)、国鉄和歌山駅前発23:39(運行は321)、新和歌浦発23:49(運行は321)にいずれも車庫前行きとして終電として運転され、0時15分に市駅から車庫前に最終電車が到着、和歌山軌道線は営業運転を終了した。 しかし、車庫は既にバスへの移行に伴う工事のため電車は入庫できず、営業運転終了後もこの3両は留置のために空車回送され最後の321が0時25分に和歌浦口停留所へ到着、ここにすべての運転が終了した。
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