平成30年7月豪雨
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/09 16:31 UTC 版)
被害・影響
西日本を中心に、河川の氾濫や洪水、土砂災害などの被害が発生している。以下は2019年8月20日13時現在の消防庁による被害状況の集計である(7月下旬の台風12号による被害を含む)[26]。
- 死者263人
- 行方不明者8人
- 負傷者484人(重傷141人、軽傷343人)
- 住家の全壊6783棟、半壊1万1346棟、一部破損4362棟、床上浸水6982棟、床下浸水2万1637棟
- 公共建物の被害720棟、その他の非住家被害6100棟
被害状況
(以下、年・月を省略した日付は、2018年(平成30年)・7月のものとする)
広島県
広島県では、土砂崩れや浸水による被害が相次いだ。県の南部では土石流・土砂崩れが5,000箇所以上で発生(16日)。通常は崩落しにくい山頂部の崩壊も多発し、豪雨の凄まじさを裏付けた[28]。県の住宅被害は浸水も含めると19日までに、38,000棟に及んでいる[29]。
安芸郡熊野町川角では、住宅の裏山が崩れて斜面沿いの住宅に押し寄せ、12人が死亡した[30][31]。
広島市では、23人が死亡、2人が行方不明となっている[32]。安芸区矢野東では、土砂崩れにより約20棟の住宅が倒壊[30] ほか、矢野川では土石流により死者も出た[33]。安佐北区でも土砂崩れにより3人が死亡した[34] ほか、東区馬木でも土砂災害が発生し、1人が死亡した。広島市の被災現場では花崗岩が風化した真砂土を含む土砂が多く見られ、京都大学防災研究所准教授の竹林洋史によれば、2014年に広島市で発生した土砂災害と同様に真砂土が被害を拡大させる一因になったという[30]。
安芸郡坂町小屋浦地区の天地川では土石流が砂防堰堤を破壊し、大量の土砂が住宅を襲い15人が死亡、1人が行方不明[34][35]。また坂町中心部の坂駅付近が冠水した[36]。
呉市では土砂崩れなどにより24人が死亡。呉市と広島市や東広島市がつながる道路が寸断され、JR呉線も不通となったため、人口21万人の全市域が陸路を失って孤立状態となり、呉港と広島港を結ぶ海路の利用が増えた[37]。安浦町では約58haにわたって浸水し、760戸の住宅で被害が出た。野呂川上流の野呂川ダムにおける緊急放流操作が被害に影響を及ぼした可能性が指摘されていて、検証が進められている[38]。呉署員二人が住民に避難するよう誘導する最中、濁流に呑まれ殉職した[39]。
東広島市河内町で、土石流が砂防ダムを超えて集落を襲った[30]。同市西条町下三永では裏山が崩れて住宅が数十メートル流された[36]。同市安芸津町木谷でも住宅が土砂に埋まった[36]。東広島市では12人が死亡した[34]。東広島署警部補が災害対応応召の中途、土砂崩れに遭い殉職した[40]。
三原市では土砂崩れで住宅が押し潰されたほか、本郷町で沼田川とその支流が氾濫し約700ヘクタールが浸水するなど8人が死亡した[34][41]。
竹原市では東野町と新庄町、港町の土砂崩れなど6人が死亡、4人が負傷した。市内を流れる賀茂川の氾濫もあり全壊35件、建物床上浸水35件、床下浸水232件の被害が出た[42]。呉市同様、呉線や東広島市や呉市、三原市とつながる道路も寸断されたため一時孤立状態になった。
福山市では駅家町で農業用ため池が決壊し土砂崩れに巻き込まれるなど2人が死亡した[43][44]。芦田川や手城川の支流では内水氾濫が発生したとみられ、市内の約20平方キロメートルが浸水した[45]。
安芸郡府中町では晴天下の10日11時頃、榎川が氾濫し町内の10ヘクタールが浸水、川沿いの幼稚園で園児180人が一時取り残されるなど、緊急の救助活動が行われた。堤防が決壊した形跡はなく、上流にある砂防ダムから水があふれ、川の水量が増え、大雨で上流から流れ着いた流木や土砂が、流れが蛇行する場所や橋げたに滞留して川がせき止められ、水があふれ出したとみられる[46][47]。
以上のほか18日までに、府中市、安芸高田市、尾道市の各市町で各2人、安芸郡海田町で1人の死亡が確認されている[48]。
被害規模の大きい広島県では川に流される犠牲者が相次ぎ、海上保安庁広島海上保安部は18日までに海上で6人の遺体を収容。広島市安芸区から流されたと見られる2名を捜索しているがまだ発見されておらず、ほか行方不明者が残っている[49]。
岡山県
岡山県では河川の氾濫や堤防の決壊による浸水、土砂災害が相次いだ。全半壊・浸水家屋の数は19日時点で少なくとも14,000棟にのぼり、県内の風水害による被害としては戦後最悪となった[50]。
倉敷市の被害
倉敷市真備町では7日朝までに小田川と支流の高馬川などの堤防が決壊し、広範囲が冠水[51]。真備町だけで51人が死亡し、ほとんどが水死とみられる[52][53]。死者のうち43人は屋内で発見され、うち42人は住宅の1階で発見された[54]。土木学会の調査によると、浸水の深さは南北1km・東西3.5kmの範囲で5メートルを超え、最大で5.4メートルに達したとみられる[55]。浸水範囲は真備町の4分の1にあたる1,200ヘクタールに及んだ[51]。国の調査委員会の見解によると、小田川では合流先の高梁川の増水に伴い水がせき止められるバックウォーター現象が発生し、越水により堤防の外側が削られ決壊したとみられる[56]。真備町における堤防の決壊箇所は小田川で2箇所、支流の高馬川で2箇所、末政川で3箇所、真谷川で1箇所が確認され、小田川では他にも6箇所で法面の崩落が確認されている[57]。
以下は、倉敷市真備町での洪水における行政対応の経過である[51][58]。
- 6日22時00分 - 真備町全域に避難勧告
- 6日22時40分 - 倉敷市に大雨特別警報
- 6日23時45分 - 小田川南側に避難指示(緊急)
- 7日0時47分 - 国土交通省が小田川右岸で堤防から水があふれているという緊急速報メールを配信
- 7日1時30分 - 小田川北側に避難指示(緊急)
- 7日1時34分 - 国土交通省が高馬川で堤防の決壊を確認と公表したが、この日時が未確認情報であることが後日判明[59]
- 7日6時52分 - 国土交通省が小田川で堤防の決壊を確認
倉敷市では真備町以外の地域でも1人が死亡するなど浸水や土砂災害が相次ぎ、このうち同市広江では団地の裏山が崩れて約20棟が全半壊した[60][61]。
真備地区被害関連ギャラリー
倉敷市を除く県内各地の被害
- 岡山市では河川の氾濫などによる浸水家屋の数が7,645棟に上ったほか、土砂災害も相次いだ[62]。東区沼では7日未明に旭川水系の砂川の堤防が決壊し、平島地区付近一帯の住宅2,230棟が浸水した[62][63]。岡山県の調査によると平島地区の浸水範囲は約750ヘクタール、浸水の深さは最大約1.5メートルに達したとみられる[63]。
- 笠岡市茂平では7日朝、自動車部品会社の工場の裏山が崩れて土砂が流れ込み、6人が巻き込まれ2人が死亡[64]。このほか笠岡市内で1人が死亡し、笠岡市北部の北川地区などで約380棟が浸水した[65]。
- 井原市では小田川の支流が決壊するなど市内で約300棟が浸水し、2人が死亡[26][65]。
- 小田郡矢掛町でも小田川の本流と支流が決壊し約600棟が浸水した[65]。
- 総社市では冠水した道路で交通規制に当たっていた警備員らが高梁川に流されるなど、4人が死亡した[34][66]。総社市内では昭和地区などの浸水と同市下原のアルミ工場爆発事故が重なり、被災家屋は968棟に上った[60]。
- 高梁市落合町でも6日夜に冠水が発生し、コンビニや老人ホームでは水から逃れようと利用者等が上階や屋根に登るなどして救助を待った[67]。
- 11月6日時点において、高梁市と新見市、苫田郡鏡野町で各1人が行方不明となっている[26]。
山陰地方
島根県の江の川流域で200棟以上が床上浸水した。島根県は11日、江津市、川本町、美郷町に職員を派遣し、復旧などを手伝った。また川本町では浄水場の冠水により280戸が断水状態となった[68]。
四国地方
愛媛県では、西予市野村町で7日朝、野村ダムが満水に近づいたため緊急放流を行なったところ肱川が氾濫し、逃げ遅れた5人が死亡した[69]。西予市によると、7日5時10分に防災行政無線で住民に避難指示を周知したという[69]。国土交通省四国地方整備局によると、6時20分からダムへの流入量と同じ量の放出を開始し、6時20分時点で毎秒439立方メートルで放流していたのが7時50分には毎秒1797立方メートルに達した[69]。またその下流にある鹿野川ダムでも、7時35分から流入量とほぼ同じ水量を放流する措置を取り、大洲市で川が氾濫した[70]。大洲市では8日、概算で4600世帯の家屋浸水に及ぶ見通しを示し、二宮隆久市長は「今回の被災はかなり大きい」と述べ、平成以降最大規模との認識を強調した[71]。
宇和島市吉田町では7日、多数の土砂崩れが発生し11人が死亡した[72][73]。松山市の怒和島では7日0時50分頃、住宅の裏山が崩れて1棟が倒壊し、3人が死亡した[74]。
高知県では、香南市で6日朝、1人が香宗川で流され西に約100キロ離れた四万十市の海岸で遺体で発見された[75]。大月町では2人が亡くなり、県内で計3人が死亡した[76]。 安芸市では、6日未明に市内を流れる安芸川が栃ノ木地区で氾濫し、川沿いの東地の集落では約10棟が浸水被害に遭い、21人が一時孤立した[77]。
九州地方・山口県
山口県では7日までに、岩国市周東町で家の中に土砂が入り1人が死亡、また土石流に家ごと流されて1人が死亡、同県周南市では土砂で家が倒壊し1人が死亡[78]。
福岡県では、6日朝に北九州市門司区で崖崩れが発生し住宅が全壊し2人が死亡[34]。また7日までに、同県糟屋郡宇美町在住の1人が山中にあった老健介護施設から避難中に土石流に巻き込まれ死亡、筑紫野市原田の水路で発見された[34][78][79]。6日には、北九州市小倉北区の板櫃川や久留米市北野町の大刀洗川など複数の河川が氾濫し[10]、うち久留米市では広範囲が浸水、7日までに約1000棟(うち久留米市北野町地区で約500棟)が浸水被害を受け、ボートによる救助活動が行われた[10][78]。北九州市では9日までに土砂崩れなどにより約680棟が被害を受けた[80]。
佐賀県では12日までに、佐賀市大和町で嘉瀬川に流された1人が死亡[81]、伊万里市で1人が死亡した[79]。伊万里市の1人は長崎県松浦市の海岸まで約6km流され発見された[82]。
宮崎県では12日までに、1人の遺体が発見され、豪雨との関連を調べている[79]。
鹿児島県では7日までに、鹿児島市古里町(桜島内)で2棟が土砂崩れに巻き込まれ、2人が死亡した[78][79]。
近畿地方
兵庫県の猪名川町で5日、物流センターの工事現場で作業員3人が排水管に流され、うち1人が死亡し2人が重傷を負った[83]。宍粟市では土砂崩れにより住宅が押しつぶされ1人が死亡した[84]。丹波市では市内各地で浸水被害が多発した[85]。
京都府では、綾部市で土砂崩れで住宅が倒壊し3人が亡くなった[34]。亀岡市では、川に車が流され1人が死亡[86][87]。舞鶴市では自宅で土砂の除去作業中に行方不明になった男性が舞鶴湾で遺体で見つかった[88]。福知山市大江町公庄では9日、土砂崩れにより谷河川がせき止められて天然ダムができていることが分かった[89]。府内では舞鶴市や福知山市など、計2000棟以上で浸水被害が出た。舞鶴市の由良川流域では雨水などの内水が由良川へ流せずに浸水被害が発生[90]。道路の冠水により舞鶴市加佐地域全域の1828世帯が一時孤立した[91][92]。また道路の寸断も相次ぎ、伊根町全域が孤立したほか、6市町13地区が孤立状態となった[93]。 日吉ダムでは運用以来初めて緊急放水ゲートを開いて放水した。他、京都市伏見区の大岩山では、大量に不法投棄された建設残土が、豪雨の際に崩れる被害があった[94]。 宮津市海洋つり場は歩道が崩れたため休止していたが2020年4月21日にオープンする[95]。
中部地方
岐阜県でも、関市をはじめ郡上市、下呂市などの中山間部で降り始めからの雨量が1000ミリを超える地点もあり、各地で土砂流出や道路の冠水、河川の護岸崩壊などの被害が相次いだ。関市では1人が死亡、3人が重軽傷を負った。
関市では8日未明に津保川が氾濫[96]、東部の旧上之保村・武儀町域を中心に225棟が床上浸水、270棟が床下浸水した。また用水路に車が横転し男性が死亡した。郡上市でも和良町の和良川沿いに建つ和良振興事務所周辺では、護岸が幅約200メートルにわたり崩れた。[97] また下呂市でも6世帯15人が孤立。関市を中心に岐阜県内のJR高山線や東海北陸自動車道、中部縦貫自動車道などが寸断された(後述)[98]。岐阜県において、この豪雨は、1968年の飛騨川バス転落事故発生時と類似した気圧配置(台風が東シナ海から日本海に入って温帯低気圧化、その前線南下で豪雨発生)となっている。
長野県では8日朝に王滝村で王滝川が増水し、幅約5メートルの村道が60メートルに渡り崩落した。外国人観光客含め19人が一時孤立した[99]。
北海道
北海道では堤防の決壊や内水氾濫に伴う床上・床下浸水、崖崩れ等の被害が出た[100][101]。旭川市でぺーパン川が2回氾濫した[101] ほか、旭川市と深川市で石狩川が、沼田町と深川市で雨竜川が3日、氾濫した[102]。オホーツク管内遠軽町では湧別川にかかる「いわね大橋」で橋脚に異常が発生し橋が折れ、上川管内東川町の天人峡温泉では道道の一部崩落で3日から宿泊客等130人が孤立。旭川市を中心に道内で132棟の建物に被害が出た[103][104][105]。
インフラへの影響
ライフライン
中国電力では8日、管内の延べ18万8000戸で停電が発生した[106]。中国電力は、7月13日には停電が解消したと発表した[107]。 四国電力では7日、管内の延べ1万6615戸で停電が発生したが、7月11日に最後に残った土砂崩れや道路損壊で立ち入りできなかった約100戸に対しヘリコプターでポータブル発電機を運搬して解消した[108]。
NTT西日本では7日から8日にかけて、ケーブルの故障や通信ビルの水没により兵庫、岡山、広島、愛媛、高知の5県で約12万4000回線が一時利用不可能となった[109][110]。
携帯電話の大手3社であるNTTドコモ、au、ソフトバンクは被災地の一部で携帯電話が利用できない、もしくは利用しづらい状況になっていると発表した[111][112][113]。
上水道の断水は、11日正午で広島県21万1008戸、愛媛県2万2757戸、岡山県9696戸、他の9府県でも1154戸が断水しており、全国の水道事業体が加盟する日本水道協会(東京都)から、11日時点で、近畿や四国など約90の自治体から給水車計117台を派遣し、広島、岡山、愛媛の3県の支援に入っている[114]。8月1日10時00分時点で 広島、愛媛の2県で8,292戸が断水となっている[115]。
道路
西日本高速道路(NEXCO西日本)管内では、以下の49箇所で災害が発生し、最大で2,299kmが一時通行止めとなった[116]。
- 新名神高速道路 - 法面崩落1箇所
- 京奈和自動車道 - 法面崩落1箇所
- 舞鶴若狭自動車道 - 土砂崩落1箇所
- 山陽自動車道 - 法面崩落2箇所、冠水1箇所、土砂流入8箇所、表層崩落1箇所
- 山陽自動車道 宇部下関線 - 法面崩落1箇所
- 中国自動車道 - 法面崩落7箇所
- 岡山自動車道 - 法面崩落3箇所
- 広島呉道路 - 法面崩落2箇所、盛土崩落1箇所
- 米子自動車道 - 法面崩落1箇所
- 関門自動車道 - 法面崩落2箇所
- 関門トンネル - 法面崩落1箇所
- 松山自動車道 - 電気室浸水1箇所
- 高知自動車道 - 法面崩落2箇所、橋流出1箇所
- 九州自動車道 - 法面崩落4箇所、冠水1箇所、土砂流入1箇所
- 東九州自動車道 - 法面崩落3箇所
- 長崎自動車道 - 法面崩落2箇所
上記区間のうち、8月8日まで(発災後おおむね1ヶ月以内)に47箇所は応急対策が完了したが、以下の2区間で発生した災害は通行再開までに時間の掛かる重篤被災箇所とされている[116]。
また、北九州高速道路(都市高速)でも災害のため一時全線で通行止めとなった[123] が、7月10日に全ての通行止めが解除された[124]。
その他の国道、主要地方道、都道府県道、主要な市町村道などの被害は各道路記事を参照。
鉄道
鉄道では、最大で7月7日に32事業者115路線で運転休止が生じた[125]。以下は7月9日18時時点で国土交通省がとりまとめた、施設が被災した路線[125]。
- 北海道旅客鉄道(JR北海道) - 函館本線
- 東日本旅客鉄道(JR東日本) - 該当路線なし
- 東海旅客鉄道(JR東海) - 高山本線
- 西日本旅客鉄道(JR西日本) - 伯備線、関西本線、姫新線、津山線、因美線、木次線、福塩線、芸備線、呉線、山陽本線、岩徳線、山陰本線、播但線、舞鶴線
- 四国旅客鉄道(JR四国) - 予讃線、土讃線
- 九州旅客鉄道(JR九州) - 筑肥線、筑豊本線、肥薩線
- 長良川鉄道 - 越美南線
- WILLER TRAINS - 宮津線
- 井原鉄道 - 井原線
- 錦川鉄道 - 錦川清流線
- 平成筑豊鉄道 - 田川線、門司港レトロ観光線
これらに伴う運休は順次運行を再開し(復旧状況については各路線記事参照)、2019年10月23日には全線復旧した。2018年8月7日時点では、特に被害の大きい以下の区間では9月末までに運行が再開できない見通しと発表された[126]。
7月11日:笠岡~海田市、岩国~徳山
7月14日:福山~海田市、岩国~徳山
7月17日:福山~海田市、柳井~徳山
7月18日:三原~海田市、柳井~徳山
8月1日:三原~海田市、柳井~下松
8月18日:三原~瀬野、柳井~下松
8月21日:三原~白市、八本松~瀬野、柳井~下松
9月9日:三原~白市
9月29日:三原〜白市(三原 - 本郷間で土砂流入[130]、本郷駅 - 河内駅間で盛土崩壊[131]。この区間は9月30日運転再開[132])。
9月30日:柳井~下松(台風24号被災による)
10月13日までに順次全線の運転を再開した[133][134]が、不通期間中は山陽新幹線や代行バスなどによる代行輸送が実施された。
- 芸備線 備後落合駅 - 狩留家駅間(白木山駅 - 狩留家駅間の第1三篠川橋梁が流失[130] など。10月4日に備後庄原駅 - 三次駅間で部分運転開始。備後落合駅 - 備後庄原駅間は12月20日に運転再開[135]。三次駅 - 狩留家駅間は復旧まで少なくとも1年以上を要する見込みとされ[132]、2019年10月23日までに順次全線の運転を再開した[136]。)
- 福塩線 府中駅 - 塩町駅間(10月4日に吉舎駅 - 塩町駅間、10月18日に上下駅 - 吉舎駅間で部分運転開始。府中駅 - 上下駅間は12月13日に運転再開[132][135])
- 呉線 三原駅 - 広駅間(仁方駅 - 安芸幸崎駅間で複数の土砂流入など。10月14日に安芸川尻駅 - 広駅間が、10月28日に安浦駅 - 安芸川尻駅間が、12月15日に三原駅 - 安浦駅間がそれぞれ運転再開[132][135])
- 岩徳線 周防高森駅 - 櫛ヶ浜駅間(高水駅 - 勝間駅間で路盤流失など。9月22日運転再開[132])
- JR九州
- 平成筑豊鉄道
- JR西日本の被災区間のうち、山陽本線海田市駅 - 三原駅間は他の交通手段による移動が困難であることから、特例として山陽新幹線の広島駅 - 三原駅による代替輸送が実施された(7月6日までに購入した定期乗車券・普通乗車券・普通回数券を所持している旅客に対象を限定)[141]。なお、この特例は10日から三原駅 - 新倉敷駅間(山陽本線:三原駅 - 笠岡駅間運転見合わせ)[142]、11日から新岩国駅 - 徳山駅間(山陽本線・岩徳線:岩国駅 - 徳山駅間運転見合わせ)でも実施された[143]。
- 日本貨物鉄道(JR貨物)では7月8日8時までに東海道本線・山陽本線・北陸本線を走行する列車を中心に355本の貨物列車が運休となった[144]。山陽本線の被災が長引いているため、関西以東と九州間の貨物列車が長期にわたり運休となり、トラック(福岡・北九州ターミナル - 広島・岡山ターミナルなど)と船舶(門司港 - 水島港 《 後に、岡山港 →→ 新岡山港へ変更 》 や博多港 - 大阪港など)により代替輸送を行っている[145][146][147]。
※ 内航船による代行輸送の記録画像付きの詳細については、(日本のコンテナ輸送#岡山県内での対応状況)を参照。
その後、伯備線の不通区間が復旧したことを踏まえ、JR西日本に協力を求めたうえで、8月29日より岡山貨物ターミナル駅 - 幡生操車場駅間(伯備線・山陰本線・山口線を経由し、実際の列車としての運行区間は名古屋貨物ターミナル駅 - 福岡貨物ターミナル駅間)で、貨物列車の迂回運転を1日1往復実施する[148]。また、8月下旬から当面の間はJR貨物所属のEF64形電気機関車に「がんばろう岡山」「がんばろう広島」のメッセージをヘッドマークで1両分・ラッピングで6両分で取り付けることを決めている[149]。なお、9月14日時点ではこれらの貨物代行輸送等は山陽本線が復旧する9月30日までに終了する予定としていたが[150]、最終的には10月11日まで迂回・代行輸送を続けた(10月13日山陽本線全線復旧)[151]。
- 日本貨物鉄道(JR貨物)では7月8日8時までに東海道本線・山陽本線・北陸本線を走行する列車を中心に355本の貨物列車が運休となった[144]。山陽本線の被災が長引いているため、関西以東と九州間の貨物列車が長期にわたり運休となり、トラック(福岡・北九州ターミナル - 広島・岡山ターミナルなど)と船舶(門司港 - 水島港 《 後に、岡山港 →→ 新岡山港へ変更 》 や博多港 - 大阪港など)により代替輸送を行っている[145][146][147]。
航空
広島空港は直接の被災は免れたものの、山陽自動車道などの空港アクセス手段が寸断されたことにより、3日間で合計1500人がターミナルビル内で足止めされた[152]。7月8日からは山陽新幹線が運転を再開したことで空港と東広島駅を結ぶ臨時シャトルバスが運転を開始し[152]、10日からは芸陽バスが有料で同臨時バスの運行を開始した[152]。また、沼田川の本郷貯水場が水没したことで、空港ターミナルビルなどで水不足が発生した。これに伴い、7月10日から飲食店や物販店などの営業縮小を余儀なくされた[152]。
公共施設・文化財等への影響
インフラ・ライフライン関係を除く。
小・中学校・高等学校・大学(特別支援学校含む)
文科省調べによると17日までに、18道府県の270の小・中学校で浸水や損壊などの被害が出た。被災数の大半を岡山県・広島県・京都府・愛媛県の学校が占めた。広島県三原市では続く断水により25の小・中学校・高等学校・大学・特別支援学校で再開の目処が立っていない。愛媛県西予市立明浜中学校では裏山の土砂崩れ、土砂流入により校舎が使用できない。岡山県などでは被災後、授業再開の見通しが立たないため、前倒しで夏休みに入った[153]。
病院
厚生労働省によると、断水や浸水、停電の被害を受けた医療機関(精神科病院を除く)は京都から長崎にかけての6府県で94施設。うち71施設は7月14日正午時点で、給水などの支援を必要としている[154]。まび記念病院(岡山県倉敷市真備町)は1階が水没し、患者や逃げ込んだ周辺住民ら約340人がヘリコプターやボートで上部から脱出した。水が引いた後は2階の会議室なども使って診療を続け、2019年2月1日に全面再開した[155]。
文化財等
香川県丸亀市の丸亀城では7月7日に城の南西部にある「帯曲輪」と呼ばれる石垣の南側が崩れた[157]。
産業への影響
農林水産業
農林水産省が2019年6月24日に発表した資料によると、この台風による農林水産関係の被害額の合計は3409.1億円にのぼる。特に被害額が大きいのは、林地の荒廃や農地の破損、ため池などの農業用施設への被害。また、林道施設でも32府県で9500を超える箇所に破損が発生するなど、広範囲に被害が出た[158]。
- 北海道では、農業関係での被害額が18億8500万円、水産林業関係での被害額が7億7200万円となっている。2018年8月7日発表で、推計や調査中の数値も含まれている[159]。上川や空知地方では河川が氾濫し水田や畑が浸水するなどの被害が各地で発生した。水田やハウス、ソバ、長ネギ、黒大豆などの圃場(ほじょう)の浸水の他、土砂の流入も数件発生している[160]。特に旭川市は道内に四つの台風が上陸・接近した2016年夏の大雨災害以上の農業被害となる見通しになった[161]。
- 岡山県では、農林水産関係の被害額が266億円を超えている。2018年11月15日の発表によれば、トラクターが冠水したことなどによる農業用機械への被害額が47億円にも上っている。また、農地の崩落やため池の堤体に亀裂が入るなどの、農地・農業用施設への被害は151億円を超える。[162]
- 広島県では、農林水産関係の被害総額は873億8600万円だと発表した。農地や農業用施設、山地の崩落や土砂流出等の被害が総額の大部分を占める。農作物の被害においては、水稲への土砂流入、冠水による被害は1065.2ヘクタールに上った[163]。
また、主要な卸売市場での野菜の価格は、豪雨や暑さの影響で一部品目が一時高値となったが、9月以降には概ね平年並みとなり、大きな影響は見られなかった。桃、ぶどうといった果物については、特に大きな変化は無かった。牛肉、豚肉の卸売価格に関しても、豪雨の影響による変化はほとんど無かった[158]。
製造業
- 日本酒「獺祭」を製造している山口県の旭酒造では、2棟ある蔵のうち1棟が一部が浸水する被害を受けた。さらに大雨の影響で2棟とも冷蔵設備が停止していることから獺祭の製造を全て中止した[164]。7月28日に製造を再開し、被災した直営店も仮店舗で営業再開[165]。また、醸造中に被災し本来の品質が確保できなくなった製品を「獺祭 島耕作[注 2]」として販売し、売り上げの一部を義援金に充てる[166]。
- 岡山県総社市の朝日アルミ産業[注 3] の工場が豪雨の影響で浸水し、突然爆発し火災が起きた。周辺の民家にも延焼し3棟が全焼、数十人が負傷した。さらに、二次爆発の恐れがあるため、岡山県総社市下原には避難指示が発令、7日までに約300名が避難所に避難した。大雨で工場内が浸水したところ、アルミニウムの溶解炉内に容量の半分(20トン)の溶解アルミが残っていたため、水蒸気爆発を起こしたと見られる[167][168]。
- パナソニックでは、業務用ビデオカメラなどを製造する岡山工場が浸水被害を受けた[169]。復旧には1週間程度かかる見通し[170]。
- 三菱電機京都製作所(京都府長岡京市)、冷熱システム製作所(和歌山県)のほか、兵庫県内の2工場で6日午後に操業を停止した[169]。
- ダイハツ工業は、西日本の高速道路が通行止めとなり、部品供給に影響が出たため、本社工場(大阪府池田市)・滋賀第2工場・京都工場・ダイハツ九州大分工場・ダイハツ九州久留米工場などで操業を休止した[169]。7月11日現在も影響が続いている[170]。
- マツダは部品供給が困難になる可能性があるため、本社工場(広島県府中町)と防府工場で7月7日の操業を休止した[169]。サプライチェーンの寸断により11日までの操業を休止している[170]。12日以降再開[171]。9月10日より広島県・山口県の4工場で正常操業となる[172]。
- トヨタ自動車九州の宮田工場はサプライチェーンの寸断により10日の操業を一部休止した[170]。
- コカ・コーラボトラーズジャパンの本郷工場(広島県三原市)は、物流拠点を含む浸水被害により10日までの操業を休止している[170]。
- この他、ジャパン マリンユナイテッド呉事業所、IHI呉第2工場では9日までの操業を停止した[173]。
- キユーピーは、取引先の一つである製缶メーカーの工場が被災し復旧の見込みがないため、1959年から発売していたスパゲッティ用缶入りミートソースの発売を終了した[174]。
石油
サービス業
道路寸断により商品や食材の配達が停滞し、店舗浸水などにより影響が出た。
- イオングループ、セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマート、ポプラ、ゼンショー、マクドナルド、すかいらーくなどのスーパー、コンビニエンスストア、レストランなどで多数の店舗が9日時点で休業となった[173]。
物流
集配地の被災、高速道路の通行止めや鉄道貨物の寸断によって西日本を中心に広範囲に影響が及んだ。特に東日本地域と山陽地区や九州との間で運ばれる宅配便と通信販売に大きな影響が出た[175][176]。鉄道輸送(JR貨物)については別項参照。
- 佐川急便は、8日夕方から東日本方面から九州方面宛の宅配便の受付を一時停止した。岡山県、広島県、愛媛県宛の荷物の受付を停止した[22][173]。
- ヤマト運輸も京都府・岡山県・広島県・愛媛県など6つの府県宛の荷物の受付を停止。クール便も広島県・島根県・山口県宛の受付を停止した[173]。
- 西濃運輸も発災以降、東日本方面から九州6県宛の荷物受付を17日まで停止した。[177]
観光産業
豪雨による風評被害が各地で発生し、岡山、広島、愛媛各県の主な観光、温泉地は豪雨による直接の被害がほぼないものの、宿泊などのキャンセルが相次いだ[178]。そこで政府は8月3日、西日本豪雨からの復旧復興に向け総額1058億円の「生活・生業再建支援パッケージ」を閣議決定した。観光面では風評被害対策などで35億9600万円を充てた。[179]
観光産業の復興を支援するため、岐阜県から福岡県にかけての11府県を周遊した場合に宿泊費用が割引される「ふっこう周遊割」が8月31日から11月30日にかけて実施される[180]。
- 中国
- 四国
イベントなどへの影響
- スポーツ
- NPBは、雨天による中止以外に以下の試合が中止となった。
- 高校野球(第100回全国高等学校野球選手権記念大会)は、西日本を中心に14の地方大会で開会式や試合の開始日程を変更し、広島大会と岡山大会では7月9日、大会日程が再考された[186]。
- Jリーグは7月7日に予定されていた以下の試合を中止、延期した[187]。
- また、7月11日に予定されていた天皇杯 JFA 第98回全日本サッカー選手権大会3回戦のサンフレッチェ広島 対 名古屋グランパス戦(広島広域公園陸上競技場)も延期[188]。
- 7月6日午後1時から京都府京丹後市で開催を予定していた東京2020オリンピック・パラリンピックフラッグツアーの式典が、大雨警報などの影響に伴い中止(延期)[189]。
- 日本プロゴルフツアー(JGTO)フューチャーゴルフツアー広島大会(7月10日・11日:鷹の巣ゴルフクラブ)および岡山大会(7月12日・13日:倉敷カントリークラブ)が開催延期[190]。
- 広島県東広島市の広島カンツリー倶楽部西条コースで8月23日・24日に開催予定だったPGAシニアツアー『広島シニアオープン』が中止。その代わりとして同ツアーを管轄する日本プロゴルフ協会は復興支援として200万円の義援金を寄付することを7月24日に決定した[191]。
- 音楽イベント
- 7月7日と8日にマリンメッセ福岡で開催されたAqoursの『ラブライブ!サンシャイン!! Aqours 3rd LoveLive! Tour 〜WONDERFUL STORIES〜』は公演初日の朝の時点で会場のある福岡県に出されていた大雨特別警報は解除されていたため予定通り開催されたが、来場できなかった客を対象にチケットの払い戻しを実施[192]。一方、岐阜県本巣市のTOHOシネマズモレラ岐阜で開催予定だったライブビューイングが大雨の影響で劇場の営業を見合わせたため中止となった[193]
- 7月7日から8日に広島グリーンアリーナで開催予定のゆずの『YUZU ARENA TOUR 2018 BIG YELL』が中止に。振り替え公演も行わないこととなった[194]。同日程で京都府立山城総合運動公園にて開催予定のフェス『京都大作戦』も中止、2018年の振替開催は行わず、代わりに2019年開催を「倍返しです!喰らいな祭」と称して4日間開催へと拡大した[195]。7月7日に岡山IMAGE、8日に広島CAVE-BEで開催予定のJの『J LIVE TOUR 2018 -rise above-』が中止[196]。
- 伝統行事・祭り
- 例年6月1日から9月10日まで開催の三次市の「三次の鵜飼」が馬洗川の川底が濁流の影響で荒れ、鵜飼乗船場がほとんど水没したほか舟計17隻のうち鵜舟1隻と遊覧船6隻が壊れ、2隻は廃船となるなどの被害、鵜は鵜匠が避難させ無事だったものの鵜の共同飼育場が浸水、鵜の餌保存用の冷蔵庫が使えないなどの被害を受けた[197]。その後、土砂が溜まった場所をコースから外すなどして、8月9日から再開する運びとなった[198][199]。
- 岐阜県・長良川流域の鵜飼も中止を余儀なくされた。岐阜市は、7月4日以来豪雨のため長良川鵜飼を休止、鵜飼漁は同14日より再開したが、観覧船の運航は同24日まで中止予定、約1万8千人の予約をキャンセル[200]。関市の小瀬鵜飼も豪雨発生前の6月28日から7月11日まで休止され、500人強の予約がキャンセルされた[201]。
- 岡山県の倉敷市で7月21日に開催予定の「倉敷天領夏祭り」が中止、ただし「倉敷小町」コンテストは実施された[202]。和気町の「和文字焼き」も中止、ただし8月16日からの「和文字焼きまつり」自体は実施予定[203]。
- 愛媛県の宇和島市で7月22日 - 24日に開催予定の「第52回うわじま牛鬼まつり」が中止になった[204]。また併催の和霊神社「和霊大祭」の一部神事を中止、代わりに復興祈願祭を開くよう変更[205]。西予市では、夏に開催予定のイベントのうち7月1件、8月4件、9月1件が中止予定[206]。
- 広島県廿日市市の宮島で8月25日に予定されていた「第46回宮島水中花火大会」が中止になった。実行委員会によると、JRの臨時列車を確保できず船による代替輸送も困難と判断したため[207]。
- 公営競技
- 7月6日の園田競馬、小倉競輪、ボートレース若松・ボートレース芦屋が中止[208]、7月7日にはボートレース唐津・ボートレース尼崎[208]、高知競馬(7月9日に順延)が中止[209]、7月8日には高知競馬(7月10日に順延)[210]、ボートレース福岡が中止[211]。
- その他
- 7月7日に開催予定のJR九州による久大本線の復旧記念イベントが中止[212]。
- 夏季巡回ラジオ体操では8月14日に広島県安芸郡熊野町からの生放送を予定していたがイベント自体は中止し[213][214]、東京のスタジオからの生放送に変更した。
- 愛媛県今治市で7月22日開催予定のミニ四駆公認競技会全国ツアーイベント「ジャパンカップ2018」の愛媛大会が10月7日に開催延期[215]。
保険金
この節の加筆が望まれています。 |
注釈
- ^ 2019年10月12日-10月13日の令和元年東日本台風(台風19号)に伴う、半日で13都県に発表された事案までは最多の発表であった。
- ^ 「島耕作シリーズ」の作者である弘兼憲史は旭酒造の所在地と同じ山口県岩国市出身で、旭酒造との交流が深かったという[166]。
- ^ 大阪府八尾市に本社を置くアサヒセイレンの子会社。
- ^ 特定非常災害の被害者の権利利益の保全等を図るための特別措置に関する法律(平成8年法律第85号)
- ^ 平成三十年七月豪雨による災害についての特定非常災害及びこれに対し適用すべき措置の指定に関する政令(平成30年政令第211号)
- ^ これ以前に特定非常災害として指定された災害は次の通り:阪神・淡路大震災、平成十六年新潟県中越地震による災害、東日本大震災(平成二十三年東北地方太平洋沖地震による災害)、平成二十八年熊本地震による災害。(国立国会図書館「日本法令索引」 のデータベースによる。)
- ^ 激甚災害に対処するための特別の財政援助等に関する法律(昭和37年法律第150号)
- ^ 平成三十年五月二十日から七月十日までの間の豪雨及び暴風雨による災害についての激甚災害並びにこれに対し適用すべき措置の指定に関する政令(平成30年政令第226号)
- ^ 内閣府に非常災害対策本部が設置されたのは、2016年の熊本地震以来約2年ぶり[224]。
- ^ 1億円の義援金のみでなく、物資支援・社用車貸し出しや復旧活動用トラックの寄贈にほか、鯛尾トレーニングセンター(広島安芸郡坂町)を災害ボランティアの宿泊施設に開放した[288]。
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- 平成30年7月豪雨のページへのリンク