野呂川ダム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/13 07:25 UTC 版)
野呂川ダム(のろがわダム)は、広島県呉市安浦町、二級河川・野呂川水系野呂川に建設されたダム。高さ44.8メートルの重力式コンクリートダムで、洪水調節・不特定利水を目的とする、広島県営の治水ダムである。ダム湖(人造湖)の名は野呂峡やすらぎ湖(のろきょうやすらぎこ)という。
注釈
- ^ 現行の野呂川ダム操作規則(平成27年4月改正)では、ゲート開度42センチメートル一定とするよう定められている(第14条)[3]。
- ^ 「安浦町」という町名についても、1944年(昭和19年)の合併設立時に「浦安かれ」から命名されたものである[8]。
- ^ 現行の野呂川ダム操作規則(平成27年4月改正)では、水位が洪水時満水位を越えた状態で放流する場合、放流量が流入量を越えないようにしなければならないと定められている(第18条)[3]。記録では7日5時前にただし書き操作を開始し、6時にダム水位・流入量・放流量がピークに到達。その後、水位・流入量は急速に低減したが、放流量の低下は緩やかであった[13]。
出典
- ^ 堤体積は広島県「野呂川ダム」、その他は「ダム便覧」による(2018年8月4日閲覧)。
- ^ 『河川大事典』779ページ。
- ^ a b “野呂川ダム操作規則”. 広島県 (2015年4月). 2018年8月5日閲覧。
- ^ a b c d “野呂川ダム” (PDF). 広島県呉地域事務所建設局野呂川ダム管理事務所. 2018年8月4日閲覧。
- ^ “Mapion 電話帳 野呂川ダム”. Mapion. 2018年8月4日閲覧。
- ^ a b “ダムカード(中国地方)野呂川ダム”. 国土交通省. 2018年8月4日閲覧。
- ^ “ダム便覧 野呂川ダム”. 日本ダム協会. 2018年8月4日閲覧。
- ^ 『角川日本地名大辞典 34 広島県』1235ページ。
- ^ 『角川日本地名大辞典 34 広島県』1237ページ。
- ^ “野呂川ダム(平成22年7月14日:梅雨前線)”. 広島県 (2016年1月21日). 2018年8月5日閲覧。
- ^ “「大至急避難を」広島・野呂川ダムの下流住民に呼びかけ”. 朝日新聞デジタル (朝日新聞社). (2018年7月7日) 2018年8月4日閲覧。
- ^ “2ダムで緊急放流 最大値超す量”. 中国新聞アルファ (中国新聞社). (2018年7月16日) 2018年8月4日閲覧。
- ^ “増水の川にダムから放流 歴史的大雨は治水能力を超えた”. ウェザーニュース (ウェザーニューズ). (2018年7月8日) 2018年8月5日閲覧。
- ^ “規定違反し大量放流か…広島のダム、是非検証へ”. 産経WEST (産業経済新聞社). (2018年8月2日) 2018年8月4日閲覧。
- ^ “過剰放流、影響限定的 野呂川ダムで広島県試算”. 中国新聞アルファ (中国新聞社). (2018年10月25日) 2018年10月26日閲覧。
- ^ “野呂川ダムの水位下げる 呉、台風に備え広島県が異例の措置”. 中国新聞アルファ (中国新聞社). (2018年7月28日) 2018年8月4日閲覧。
- 1 野呂川ダムとは
- 2 野呂川ダムの概要
- 3 歴史
- 4 周辺
- 5 脚注
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