堆砂 (たいしゃ)
堆砂
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/13 09:46 UTC 版)
泰阜ダムは平岡ダムと同様に日本で有数の堆砂が進行しているダムであり、発電運用に支障はないものの、堆砂率は84パーセントにも及ぶ。これはダム湖上流、中川村で天竜川に合流する小渋川によるものである。小渋川上流は日本屈指の土砂崩落地域であり、ここに建設された小渋ダム(国土交通省中部地方整備局)も急激な堆砂に悩まされ、目下排砂のためのトンネル建設が進められている。 ダム堆砂と水害の関連も示唆されており、特に1961年(昭和36年)の「三六災害」による飯田市などの浸水被害は泰阜ダムの堆砂が原因ではないのかという指摘や批判が相次いだ。原因は結局天竜峡の狭窄部や小渋川の治水対策の遅れなどによるものとされたが、ダム堆砂対策は今後の課題となっている。
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