堆砂と災害
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/13 09:45 UTC 版)
完成当初のダム湖は上流約800mの水神宮橋付近まであり湖面は、0.19km2と中綱湖より大きかった。しかし、姫川は上流域に北アルプス等の浸食の盛んな山岳部があるため土砂の流下量が多く、ダムの完成から僅かな期間でダム湖は土砂の堆積により河川の氾濫原の様になり湛水能力は失われた。碓砂の勢いはすさまじく、2.6km上流の当時国鉄大糸線松川鉄橋付近では10年間に3.2mの急激な河床上昇を起こしたとされ、1946年、1953年、1959年などに平川や松川で相次いで破堤や氾濫を起こし甚大な被害を与えた。逆に、土砂流下量が減少した下流部では下流4km以上の区間で河床低下を起こした。
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