ねんねこ半纏とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 服飾 > 衣服 > 半纏 > ねんねこ半纏の意味・解説 

ねんねこ‐ばんてん【ねんねこ半×纏】

読み方:ねんねこばんてん

幼児背負った上から羽織る広袖(ひろそで)の綿入れ半纏子守半纏


ねんねこ半纏

読み方:ネンネコバンテン(nennekobanten)

幼児背負うときに用い防寒の子半纏

季節

分類 人事


ねんねこ半纏

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/14 06:41 UTC 版)

ねんねこ半纏で子守をしながら遊ぶ少女たち(1911年)
ねんねこ袢纏の例(1960年)

ねんねこ袢纏(ねんねこばんてん)とは、乳幼児を背負う際に、背負った子供の保護や保温のために羽織る上着子守半纏ともいう[1]。子供を背負いひもでおんぶした上から羽織る。

古くは掻巻と同一のものであったともされる(掻巻を参照)。

広袖で、通常の羽織よりも身幅を広く、繰越を多くし、背負われた子供が窮屈でないように仕立てる。衿には黒ビロードや黒繻子の掛け衿をつける。

一般的には綿入りであり、綿入れ半纏の一種だが、綿の入らない仕立てのものもあった。つきのものは関東地方に多く、衽なしは関西地方に多い[2]。 子供を一時的に背中から下ろして寝かせておく場合の簡易布団としても使用された。

和服が日常着で乳幼児はおんぶすることが一般的であった1960年代頃まではよく見られ、洋装に合う洋風のものも作られた。

亀の子半纏(1967年)

また、おんぶのまま家事などのために動きやすいよう、袖をなくして紐に変えた簡略版の亀の子半纏もあり、これは必ず綿入れであった。

現代ではいずれもほぼ見られない。

脚注

  1. ^ ねんねこ半纏”. きもの用語大全 Powered by 創美苑. 2020年12月5日閲覧。
  2. ^ 『和服裁縫全書 基礎と仕立て方・その他』婦人生活社、1967年。 

関連項目


「ねんねこ半纏」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



ねんねこ半纏と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ねんねこ半纏」の関連用語

ねんねこ半纏のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ねんねこ半纏のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのねんねこ半纏 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS