岡星
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「美味しんぼの登場人物」の記事における「岡星」の解説
岡星 精一 演 - 益岡徹(テレビドラマ・金曜エンタテイメント版/土曜プレミアム版) 声 - 若本規夫(テレビアニメ) 銀座の和食料理屋「岡星」の主人。初登場1巻「平凡の非凡」。山岡とは、京極万太郎にご馳走する店として辰さんが山岡に「岡星」を紹介したのをきっかけに知り合った。山岡の料理面での最大の協力者であり、料理研究は「岡星」で行うことが多い。また「究極のメニュー」対決における調理を担当している。山岡たちの良き理解者でもあり、大原社主と衝突して退社しようとした山岡たちをたしなめたことがある(45巻「呪われた結婚!?」)。「究極のメニュー」作りへの協力を惜しまない一方、海原雄山を尊敬していて、弟の良三を「美食倶楽部」に修行に行かせている。 高校を中退して料理の道へ入り、主に関西で修業した。柔軟なセンスの持ち主で、伝統的な日本料理だけに留まらず中華料理や西洋料理なども参考にした創作料理も多く生み出しており、周囲から「天才・岡星」と呼ばれている。弟子として田山勇一と大里数夫を雇っている。 妻の冬美とは料亭「吉長」で修業中に知り合って結婚。その後独立し、2人で「岡星」を始める。しかし隣家からの延焼で一度店を失い、自分の運のせいと考えた冬美に一時期失踪されてしまった。だがその後また一緒に暮らし始め、現在は冬美と一人娘の3人家族。 生真面目な性格で、料理の世界一筋に生きてきたためグルメブームなどの「流行感覚」「高級志向」な考えに苦悩する時があり(37巻「激突アボリジニー料理!!」)、その後「うつ病」になってしまった(96巻「究極の料理人…春編…」)。一時は休店まで追い詰められて自殺も考えたが、山岡の考案で西健一郎の「究極のメニュー…西音松・西健一郎の料理 春・夏・秋・冬…」を食べてからは閉店を一応思い止まり、完治はしていないものの店を再開し治療を続けている。 フグ調理師の免許を取得しており、フグ調理も行っている。(不思議なから揚げでは、フグの頭部のから揚げを山岡が用意したフグの調理に協力している) 岡星 冬美 演 - 森口瑤子(テレビドラマ・金曜エンタテイメント版) 声 - 麻上洋子(テレビアニメ) 精一の妻。初登場25巻「年越しうどん」。出身地は島根県。普段は店に出て働いており、出産を控えてもぎりぎりまで店に出続けようとしていたほどである(精一が拝み倒してようやく休ませた)。ホームレスの辰さんを親のように慕い、ねんねこ半纏を作ったり、ホームレス狩りにあって落ち込んでいた辰さんを励まそうと料理を作ったりと(66巻「出産のお祝い」)、家族ぐるみの付き合いをしている。 かつて東京の懐石料亭「吉長」で仲居をしていて、そこで精一と知り合う。精一との結婚前に2度の結婚歴があり、その2人がともに非業の死を遂げたことを気に病んでいたため、「岡星」が一度全焼したときに自分のせいだと思い込み姿を消した。その後職を転々とし、初登場時は湧泉駅近くのスキー場にある「温泉旅館湧泉閣」(ドラマ版では新潟県「貝掛温泉」)で働いていた。そこで良三と再会し、再び行方をくらまそうとしたが、山岡たちの機転と岡星の熱意に打たれ再び一緒に暮らし始めた。現在精一との間に娘が一人いる。 田山 勇一 「岡星」で修行している若者。初登場39巻「新種のスイカ」。極日商事の会長田山邦蔵の長男。後継者として将来を約束されていたにもかかわらず、現代の料理界を憂い、後世に日本の料理文化を伝えるべく自ら後継権を捨て、料理人の道を歩み始めた。初めは父親の猛反対にあったが、大叔父の平川相談役の後押しもあり、極日商事の次期会長権を弟の完二に任せ、山岡の紹介で「岡星」に入門、日々精進を重ねている。高校時代は野球部に入部し万年補欠のままで終わったが、本人は「努力と根性を養えた良き思い出」と満足している。お調子者な所もあるが生来の熱心な努力家で、現在は塩だけで良三と同等の吸い物を作れるまでに腕を上げている。しかし熱心すぎるのがたまに裏目に出て、よその料理屋で料理を食べてはメモをとる姿を店員に見つかり、ひと騒動を起こしたこともある(85巻「盗作料理!?」)。
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