ストリッパー
「ストリッパー」とは、服を脱ぎ肌を見せながら踊るダンサーのことを意味する表現である。
「ストリッパー」とは・「ストリッパー」の意味
「ストリッパー」とは、舞台上で踊るダンサーの一種である。踊りながら服を脱いでいくダンサーを、ストリッパーと呼ぶことが多い。一糸まとわぬ姿で踊るストリッパーも、決して珍しくはない。そのため、ストリッパーは、性的な意味合いが含まれることがほとんどである。しかし、ストリッパーは、舞台の上で踊るのが基本である。客席にいる観客は、あくまでも見るだけであり、ストリッパーに触れることは禁止行為とされる。また、必ずしも性的な意味が重視されるというわけではなく、女性の身体を演出の一部と捉え、芸術としてダンスを行うパターンもある。日本では、ストリッパーとして働くことは、犯罪行為になるリスクがある。実際に、公然わいせつの容疑で逮捕された例は複数ある。ただ、海外では、合法の職業として認められていることが多い。アメリカでは、ストリッパーが裸になっても良いかどうかは、州の法律によって決まっている。その法律に則っていれば、違法とはされない。
そして、アメリカのストリッパーは、日本よりもバリエーションが豊富だ。ストリッパーが舞台から降りて客席に行き、観客とコミュニケーションを取ることもある。また、舞台ではなく、ホテルの一室などに派遣されるストリッパーもいる。アメリカでは、結婚を控えた独身男性が、独身最後の夜に羽目を外すことを目的に、友人とバチェラーパーティーを開くことが慣習になっている。そのバチェラーパーティーに、ストリッパーが派遣されることも多い。
「ストリッパー」の語源・由来
「ストリッパー」の元になっているのは、「剥ぐ」という意味の英単語「strip」である。そして、服を脱いでいくショーは、服を剥ぐという意味合いで「strip」と呼ばれた。そのショーを行う人という意味の「stripper」をカタカナで表記して、ストリッパーとなっている。「ストリッパー(工具)」とは
「ストリッパー」は、電気工事に使用する工具を指す言葉でもある。電気を通すワイヤーは、安全のために絶縁性の皮膜に覆われている。ワイヤーを他のワイヤーと接続したり、溶接したりする際には、その被膜を一部を剥ぎ取らなければならない。その時に、ストリッパーを使用する。大抵のストリッパーは、皮膜ごとワイヤーを挟み込んだ上で、手で力を加えると、簡単に皮膜が剥ぎ取れるようになっている。「ケーブルストリッパー」とは
「ケーブルストリッパー」は、工具であるストリッパーの一種だ。ストリッパーの中で、太いケーブルの皮膜を剥ぎ取るものを区別するために、ケーブルストリッパーという呼称が使用される。他のストリッパーとは使い方が異なり、ワイヤーを挟むのではなく、ケーブルの周囲を回転させながら切れ込みを入れ、被膜を取りやすくする。また、ストリッパー全般を、ケーブルストリッパーと呼ぶこともある。ストリッパーは、被膜剥ぎ取りの対象となるワイヤーやケーブルに応じて、複数の種類に分かれる。特に、ビニール被膜の中に、別の皮膜に覆われたワイヤーが入っているvvfは、専用のストリッパーを使用することが望ましい。また、中には、電気の力を使って自動で剥ぎ取りを行えるストリッパーもあり、効率的に作業を進めたい場合におすすめだ。
「ストリッパー」を含むその他の用語の解説
「ストリッパー(沢田研二の曲)」とは
「ストリッパー」は、1981年に発売された沢田研二のアルバム、「S/T/R/I/P/P/E/R」に含まれる楽曲である。「ス・ト・リ・ッ・パ・ー」のタイトルでシングル化もされ、日本レコード大賞で金賞を受賞している。歌詞の内容は、本当の恋愛は、裸にならないと始まらないというものである。そして、本当の恋愛をするために、服を脱ぎ捨てる男女を、ストリッパーに例えてある。
「ストリッパー」の使い方・例文
ダンサーを意味する「ストリッパー」を使用して例文を作ると、「彼は、ストリッパーとして高い評価を得ている」「彼女はストリッパーを見る際、演出に着目しているそうだ」「彼は普段、あらぬ誤解をかけられるのを避けるために、ストリッパーであることを隠している」という風になる。工具を指す場合は、「あの企業は、ストリッパーメーカーとして有名だ」「愛用のストリッパーが壊れてしまったため、泣く泣く買い替えることにした」「彼の使用しているストリッパーは、使い勝手が良さそうだ」のように使用する。「ストリッパー」の英訳
ダンサーという意味の「ストリッパー」を英訳すると、「stripper」となる。ストリッパーの語源となった単語だ。そして、「ecdysiasts」を使用することもできる。「脱皮をする人」という意味合いを持ち、ストリッパーを指す単語である。工具のストリッパーを指す場合、「wire stripper」という表現が使用されることが多い。また、「sheath stripper」や「cable stripper」といった表現もある。S/T/R/I/P/P/E/R
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/23 01:15 UTC 版)
『S/T/R/I/P/P/E/R』 | ||||
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沢田研二 の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | EDEN Studio Chiswick London | |||
ジャンル | J-POP | |||
時間 | ||||
レーベル |
ポリドール(LP) アポロン(音楽テープ) | |||
プロデュース |
加瀬邦彦 森本精人 利岡和孝 | |||
チャート最高順位 | ||||
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沢田研二 アルバム 年表 | ||||
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『S/T/R/I/P/P/E/R』収録のシングル | ||||
『STRIPPER』(ストリッパー)は、日本の歌手である沢田研二の16作目となるオリジナルアルバム。
1981年6月10日にポリドールK.K. (現・ユニバーサル ミュージックLLC)からLP盤で、アポロン(現・バンダイナムコアーツ)から音楽テープ(コンパクトカセット)でそれぞれリリースされた。
その後CD化され、1991年と1996年に東芝EMI(イーストワールドレーベル、現・ユニバーサル ミュージックLLC)から、また2005年にはユニバーサル ミュージックLLCから再リリースされている。
解説
沢田が初めて率いたバックバンドである井上堯之バンドが1980年1月に解散、その後率いたALWAYSを母体として生まれた新しいバックバンドがEXOTICS(エキゾティクス)であった。このバンドには後にプロデューサー、アレンジャーとして活躍する吉田建、西平彰が在籍しており、当時まだ若手ながら高度な演奏技術と先鋭性、先覚性を持つミュージシャンが集ったバンドであった(詳細はエキゾティクスの項目を参照)。沢田もことのほか思い入れが深く、本作からシングルカットされた「ス・ト・リ・ッ・パ・ー」や後の「晴れのちBLUE BOY」ではバンドメンバーと共にジャケットを飾っており、また「JULIE&EXOTICS」と大きくクレジットするなどしていた。
そして本作はそのEXOTICSを率いての第1弾リリースとなった作品で、ロンドンで演奏、レコーディングしている。早川タケジのデザインによるジャケット写真(タイトルを想起させる、半裸の沢田が横たわる裏表続きのもの)も話題となった。編曲は前作と同様に伊藤銀次が1曲を除いて担当しているが、既に吉田も作曲に参加しており加瀬邦彦、かまやつひろしらベテランと並び立つ活躍を見せている。また他に佐野元春、小田裕一郎も作曲しており、作詞では三浦徳子が大半を手がけた他、近田春夫が1曲提供している。
三浦徳子が朝日新聞に掲載した当時のコラムによると、1981年9月に三浦作詞の「ロカビリー症候群」(未発表)という曲がシングルリリース予定されていたが沢田が了承せず、自作の「ス・ト・リ・ッ・パ・ー」をシングルカットした。なお本作のシングルリリース曲は「渚のラブレター」と「ス・ト・リ・ッ・パ・ー」で、共に沢田本人の作曲である。
本作の冒頭には宮川泰の作、編曲による短いインストゥルメンタルが収録されており、他の楽曲はブリティッシュ・ロックンロールのテイストが強い。
収録曲
- オーバチュア - OVERTURE
- 作曲・編曲:宮川泰
- ストリッパー - STRIPPER
- 作詞:三浦徳子/作曲:沢田研二/編曲:伊藤銀次
- BYE BYE HANDY LOVE
- 作詞・作曲:佐野元春/編曲:伊藤銀次
- そばにいたい - SOBA NI ITAI
- 作詞:三浦徳子/作曲:小田裕一郎/編曲:伊藤銀次
- DIRTY WORK
- 作詞:三浦徳子/作曲:小田裕一郎/編曲:伊藤銀次
- バイバイジェラシー - BYE BYE JEALOUSY
- 作詞:三浦徳子/作曲:加瀬邦彦/編曲:伊藤銀次
- 「渚のラブレター」のB面曲。
- 想い出のアニー・ローリー - OMOIDE NO ANNIE LOLLY
- 作詞:三浦徳子/作曲:かまやつひろし/編曲:伊藤銀次
- FOXY FOX
- 作詞:近田春夫/作曲:吉田建/編曲:伊藤銀次
- テーブル4の女 - TABLE FOUR NO ONNA
- 作詞:三浦徳子/作曲:加瀬邦彦/編曲:伊藤銀次
- 渚のラブレター - NAGISA NO LOVE LETTER
- 作詞:三浦徳子/作曲:沢田研二/編曲:伊藤銀次
- テレフォン - TELEPHONE
- 作詞:三浦徳子/作曲:加瀬邦彦/編曲:伊藤銀次
- シャワー - SHOWER
- 作詞:三浦徳子/作曲:吉田建/編曲:伊藤銀次
- バタフライ・ムーン - BUTTERFLY MOON
- 作詞:三浦徳子/作曲:沢田研二/編曲:伊藤銀次
参加ミュージシャン
ストリッパー (曖昧さ回避)
ストリッパー(stripper)は、英語で「剥ぎ取る」を意味する「strip」に由来する単語。英語では以下の最初の項の意のほかに「脱穀機」「剥離剤」などといった意味がある。
- 関連:ストリップ (性風俗) - ストリップティーズ(ストリップショー)を行うダンサー(踊り子)。 ⇒ ストリッパー
- 『ス・ト・リ・ッ・パ・ー』(楽曲)『S/T/R/I/P/P/E/R』(アルバム) - 沢田研二の音楽作品。
- 『ストリッパー (漫画)』 - 山田玲司の漫画作品。
- イオンビームを構成するイオンから電子を剥ぎ取るもの。炭素の薄膜が一般的。
- ワイヤーストリッパー - 被覆電線から被覆を剥がすための工具。
- Stripper - 吉川晃司の曲。シングル「Rambling Rose」収録。
- ジャック・ザ・ストリッパー - 1964年に起きた未解決殺人事件の犯人につけられた名前。
固有名詞の分類
沢田研二のアルバム |
サーモスタットな夏 架空のオペラ S/T/R/I/P/P/E/R JULIE IV 今僕は倖せです A WONDERFUL TIME |
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