インターコンチネンタルホテルズグループ
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| 種類 | 株式会社 |
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| 市場情報 | |
| 本社所在地 | バークシャー、ウインザー |
| 設立 | 2003年 |
| 業種 | ホテルを中心としたグループ |
| 代表者 | Elie Maalouf(CEO) |
| 売上高 | |
| 営業利益 | |
| 純利益 | |
| 従業員数 | 345,000 (2024)[2] |
| 主要部門 | IHG・ANA・ホテルズグループジャパンワールドワイド予約センター |
| 外部リンク | https://www.ihgplc.com/ |
インターコンチネンタルホテルズグループ(英: InterContinental Hotels Group PLC、LSE: IHG、NYSE: IHG)は、イギリスに本部を置く多国籍ホテルグループである。
世界100カ国以上で、インターコンチネンタル、ホリデイ・イン、クラウンプラザなど複数のブランドで5,900軒以上のホテルを運営している[3]。
総部屋数が世界最多のホテル運営会社[4]。ほとんどのホテルが独立して所有、運営されている[5]。
沿革
バス・ホテルズ
企業の起源としては、1777年にウィリアム・バス(William Bass)がイギリス中部、スタッフォードシャーのバートン・アポン・トレント[6][7]でビール醸造のバス・ブリュワリー(Bass Brewery)を創業したことに始まる[8]。その後、社名はバス・チャリントン(Bass Charrington)に変更された。同社がホテル業に初めて参入したのは、系列パブの買収によるものであった。1969年には「クレスト・ホテルズ(Crest Hotels)」チェーンを立ち上げた[9]。
インターコンチネンタル
グループ名称となっているインターコンチネンタルホテルは、1946年にパンアメリカン航空傘下のホテルグループとしてフアン・トリッペ(Juan Trippe)によって設立され、翌年にはブラジルで最初のホテルが開業した[10]。
ホリデイ・イン
ケモンズ・ウィルソン(Kemmons Wilson)が1952年8月、アメリカ合衆国テネシー州メンフィスにモーテルを開業。その後1953年に幹線道路沿いに3軒を追加。1957年までにホリデイ・インは全米で30軒を数えるまでに成長し、ウィルソンはチェーンを「ホリデイ・イン・オブ・アメリカ(Holiday Inn of America)」として全国展開を開始。1958年には50軒、1959年には100軒、1964年には500軒、1968年には1,000軒に達した[11]。
1950年代から1970年代にかけて、ホリデイ・インの「グレート・サイン」が非常に大きく、遠くからでも目を引く、アメリカのハイウェイ沿いでおなじみの光景だった[12]。ホリデイ・インは1980年代に入ると市場環境や顧客層の変化により、市場での地位を徐々に失っていった。1985年、ホリデイ・インズ(Holiday Inns, Inc.)は、自社ブランド群の多様化と拡大を反映するため、社名を「ホリデイ・コーポレーション(Holiday Corporation)」に変更した。この時点で同社は、カジノ・リゾート事業のハラーズ・エンターテインメント(Harrah's Entertainment)、高級ホテルのクラウンプラザ(Crowne Plaza)、長期滞在型ホテルのエンバシー・スイーツ(Embassy Suites Hotels)やホームウッド・スイーツ(Homewood Suites)、中価格帯ホテルのハンプトン・イン(Hampton Inn)など、複数のブランドを展開する企業グループへと成長していた。
バスによるホリデイ・イン買収
1988年、イギリス政府がビール醸造会社による直営パブ所有数を制限したのを受け、バスはホテル事業への投資をさらに強化し、ホリデイ・コーポレーションからホリデイ・イン・インターナショナル(Holiday Inn International)事業を株主から買収した[8]。1990年にはクレスト・ホテルズの大部分を売却し、残った少数のホテルはホリデイ・イン・チェーンに統合された[13][14]。その後、1990年にはケモンズ・ウィルソン(Kemmons Wilson)が持分を売却し、残っていた米国内のホリデイ・イン・ホテルもバス社に譲渡された。これを機にホテルグループは「ホリデイ・イン・ワールドワイド(Holiday Inn Worldwide)」として知られるようになった。
一方、ホリデイ・コーポレーションのうち、エンバシー・スイーツ、ホームウッド・スイーツ、ハンプトン・インといったブランドは、株主にスピンオフされ、新会社「プロマス・カンパニーズ(Promus Companies Incorporated)」として独立した。1990年、バス社は限定サービス型ホテル市場向けの新ブランド「ホリデイ・イン・エクスプレス(Holiday Inn Express)」を立ち上げた[15][16][17]。
セゾングループ
パンアメリカン航空の経営難[18]により、インターコンチネンタルホテルズ・アンド・リゾーツ(IHC)は、1981年にグランドメトロポリタングループ(現・ディアジオ)に5億米ドルで売却され、グランドメトロポリタン系列ホテル17軒などと統合され[19]た。その後1988年には、日本のセゾンコーポレーションが2880億円で買収契約を結んだ[20]。
この買収の前段として、旅行・ホテル業の拡大と国際化に力を入れていたセゾングループには、日本興業銀行の中村金夫頭取からヒルトン・インターナショナル買収の話が持ち込まれていた[21]。しかし、堤清二は熟慮の末、アメリカのブランドという匂いが強いこのホテルチェーンの買収を断った[21]。次いで日本長期信用銀行の堀江鉄弥頭取から、IHCをヒルトンと共同で買わないかという打診があった[21]。セゾングループの国際部のような役割を担っていたセゾンインターナショナルで検討した結果、ヨーロッパ・中近東・アフリカに集中しているこのホテルチェーンを経営するのは至難と判断し、堤に答申した[21]。しかし、アジアにおける同ホテルのオーナーは、それぞれの国での主要な企業オーナーまたはファミリーであることに着目した堤は、セゾングループの国際化戦略の有力な手段であると判断し、1988年末に買収が決定した[21]。
買収にあたってセゾングループは、中核各社の参加によって7億5千万ドル(1ドル120円で900億円)をもって、IHC投資事業組合を設立した[21]。さらにそれを資本金に持株会社セゾンOverseas Holdings B.Vを1988年12月に設立し、同時にIHCの経営権をグランドメトロポリタン社から取得した[22]。買収パートナーになる予定であったヒルトンは、株主の同意を得られず交渉中に撤退という事態になり、セゾン単独で買収を完了している[23]。買収所要資金は、国内銀行団が1200億円程度リファイナンスし、さらに不足分は西友がヨーロッパで社債を発行して投入した[23]。
- SASの出資と撤退
1989年、アメリカの投資銀行 Peers & Co.の協力のもとに、以前から興味を持っていたスカンジナビア航空(SAS)と事業・資本提携を結び、セゾンOverseasを12億5千万ドルに増資して、増資分(40%)をSASが出資した[23]。その後の2年間、堤猶二を議長としてジョイント・ベンチャーの経営が行われた[23]。しかし、アメリカからヨーロッパに押し寄せた航空業界の規制緩和による競争激化のため、SASの経営が悪化して、1991年に撤退することになった[23]。SASの持ち分は、セゾングループで最も財務力のあった西友が肩代わりし、投資事業組合の出資分と合わせた絶対的な筆頭株主となり、IHCの経営責任を負うことになった[23]。
- 売却
ホテル経営事業には、不動産所有権を持つ保有ホテル、運営(オペレーション)だけを行うマネジメントホテル、リース方式、フランチャイズ方式などの種類がある[23]。保有の場合は長期的な事業で、かつ資金的な余力が不可欠であり、運営はノウハウの蓄積が勝負であって、ジェネラルマネージャーの手腕に強く依存する[23]。IHCの所有ホテルは古いものが多く、多大な設備投資が必要であったので、買収資金の多くを借入れに頼らざるをえなかったセゾンに、不動産所有方式は合わなかった[24]。一方、運営は以前からのスタッフに任せたが、多国籍・多文化の支配人たちをまとめるオペレーションは想像を超える難しさで、プリンスホテル出身の堤猶二会長ひとりには荷が重かった[25]。投資事業組合の仕組みも経営体制が明確でなく、セゾングループとしてIHCに対する財務戦略・経営戦略を明確に定められなかったことが、根本的に問題であった[25]。
2代目マネージャー時代に放漫経営の傾向があったため、SASの撤退と西友による肩代わりを機に、高丘季昭西友社長がトップ(CEO)となって、ロンドンの運営本部に日本人スタッフを強化。キャッシュコントロールに注力し、以降、業績は経常的にわずかな利益が出ている状態で推移した[25]。結局、10年保有したのち、グループ企業である東京シティファイナンスと西洋環境開発の損失処理費用を捻出するために、1998年にIHCは売却されることになった[25]。売却先はイギリスのバス社グループであった[25]。売却交渉では、当初ヨーロッパのネットワークを強化したかったマリオット・インターナショナルが最高値をつけ、ほぼ決定的となっていた[25]。しかし、すでにホリディインを買収してビール飲料会社から、国際的なホテル会社への変身を計画していたバスPLCのプローサー会長が、最終局面で東京に飛んで堤清二と直接面談して、IHCをセゾンから買収することになった[25]。買収金額は3654億円であった[26]。
バスによるインターコンチネンタル買収
1998年にバス社は再びホテル事業を拡大し、セゾングループからIHG事業を買収[27]し、ホテル部門の名称をホリデイ・ホスピタリティ(Holiday Hospitality)から「バス・ホテルズ&リゾーツ(Bass Hotels & Resorts)」へと変更され、ホリデイ・イン以外のブランド展開を反映したものとした[28]。
2001年、バス社は「バス(Bass)」という名称そのものとビール部門を分離しベルギーの大手ビール会社インターブリューに売却し[29]、社名を「シックス・コンチネンツ(Six Continents)」に変更した。これに伴い、バス・ホテルズ&リゾーツも「シックス・コンチネンツホテルズグループ(Six Continents Hotels)」となった[30][31]。この2年後、清涼飲料水部門を分離した際、「インターコンチネンタル・ホテルズ・グループ」(IHG)の社名に戻した[32]。この時「Inter-Continental Hotels」から「InterContinental Hotels」へハイフン を削除した。
当時、IHGが保有していたホテル数は3,325軒で、その大半はホリデイ・イン、クラウンプラザ、インターコンチネンタル(InterContinental)といったブランドの下にあった[33]。そのうち190軒は自社所有または賃借物件であり、残りは管理契約またはフランチャイズ契約によって運営されていた[34]。
シックス・コンチネンツから分離した後、IHGは資産売却を開始し、直営ホテルを段階的に売却して、フランチャイズや管理契約中心の「アセットライト(asset-light)」モデルへの転換を進めた[35]。2003年から2015年にかけて、約200軒のホテルを合計80億米ドル近くで売却し[36][37]、最終的に自社所有または賃借のホテルはわずか7軒にまで減少した[38]。
2004年には、中価格帯長期滞在型ホテルブランド「キャンドルウッド・スイーツ(Candlewood Suites)」を1,500万米ドルで買収した。当時、同ブランドは米国内で108軒のフランチャイズホテルを展開していた[39][40]。2006年にはANAとの合弁でIHG・ANA・ホテルズグループジャパン合同会社を設立した。
2015年、IHGはブティックホテルブランド「キンプトン・ホテルズ(Kimpton Hotels)」を4.3億米ドルで買収。これにより、世界で62軒のホテルを取得した[41][42]。2018年3月20日、リージェントホテルズ&リゾーツの株式51%を取得することに合意したと発表。この合意には、2026年より段階的に残り49%の株式を取得する権利も含まれている[43]。
2021年2月には、新型コロナウイルス感染症関連の制限措置により、1億5,300万ドルの年間損失を発表したが、同社は「ホリデイ・イン エクスプレス」ブランドが業績回復を牽引すると見込んでいた[44]。
2024年には、ドイツのホテル運営会社ノーヴム・ホスピタリティ(Novum Hospitality)と包括的な協業・フランチャイズ契約を締結。今後数年で同社が展開するホテル(the niu、Yggotel、Novum Hotels、Select Hotels、acora living the city)をIHGブランドの「ホリデイ・イン」「ホリデイ・イン エクスプレス」「キャンドルウッド・スイーツ」「ガーナー(Garner)」に順次リブランドおよび改装することを発表した。これにより、IHGのドイツ国内のホテル数は100軒以上増加する見込みである[45]。同年、グループの収益は23億ドル、営業利益は11億ドルに達し、年間で371軒の新規ホテルを開業した[46]。
2025年には、ポルトガルのオニリア・グループ(Grupo Onyria)がIHGと新たなパートナーシップを締結。フランチャイズ契約により、ポルトガル・リスボン県カスカイス(Cascais)にある2軒のオニリアホテルがポートフォリオに加わった。この提携には改築・内装デザイン、新たな空間創出のための総額500万ユーロ以上の投資が含まれており、オニリア・グループは引き続きホテルの所有・運営を担う。これにより、「オニリア・マリーニャ・カスカイス(Onyria Marinha Cascais, Vignette Collection)」がIHGとの提携で既に営業を開始しており、もう一つの「キンプトン・キンタ・ダ・マリーニャ・カスカイス(Kimpton Quinta da Marinha Cascais)」は2026年に開業予定である[47][48][49][50][51]。
展開しているホテル・ブランド
展開しているホテル・ブランドの一覧。下記の格付けはあくまでインターコンチネンタルホテルズグループ内の格付けである。
ラグジュアリー&ライフスタイルコレクション
最高級ホテルおよびライフスタイルホテルのカテゴリに属するブランド。
- シックスセンシズ・ホテルズ・リゾーツ・スパ
- シックスセンシズホテル、エヴァソンリゾート、シックスセンシズスパを展開し、ウェルネスに着目したサービスを特徴とする。1995年にモルディブで設立され、2019年にインターコンチネンタルホテルズグループがペガサス・キャピタル・アドバイザーから3億ドルで取得した。2020年末時点で16のホテルがあり、日本では2024年4月開業のシックス・センシズ京都東山が初出店となる[3][52]。
- リージェント・ホテルズ&リゾーツ
- ロバート・H・バーンズなどにより1970年に創業したホテル。インターコンチネンタルホテルズグループは、2018年にリージェントホテルズ&リゾーツの株式51%を、3900万米ドル(約41億4600万円)で取得し、傘下に加えた。日本への出店計画がある[53]。
- インターコンチネンタル・ホテルズ&リゾーツ(InterContinental Hotels & Resorts)
- 最高級シティホテル、およびリゾートホテル。
- キンプトン・ホテルズ&レストランツ
- 米国のデザイナーズホテルブランド「キンプトン・ホテルズ&レストランツ」を、インターコンチネンタルホテルズグループが2017年に4億3千万ドル(約500億円)で買収。日本には、2020年キンプトン新宿東京として初進出[54][55][56][57]。
- ホテルインディゴ (Hotel Indigo)
- デザイナーズホテルブランド。アメリカ、ヨーロッパの他、アジア地区にも展開を始めている。
- ヴィニェット・コレクション(Vignette Collection)
- 独立系ホテル。日本では2025年に改装完了したリーガロイヤルホテル大阪 ヴィニェットコレクション(2023年6月加盟)が同コレクションの日本第一号店となった。
プレミアムコレクション
高級ホテルのカテゴリに属するブランド。
- vocoホテルズ
- 華邑ホテルズ&リゾーツ(HUALUXE Hotels and Resorts)
- 中国人旅行客をターゲットとしたホテルブランド[58]。2012年3月18日に発表された。
- クラウンプラザ・ホテルズ&リゾーツ(Crowne Plaza Hotels & Resorts)
- 高級シティホテル
- EVENホテルズ (EVEN Hotels)
- 宿泊客の「健康」を重視したブランドで、2012年2月28日に発表された[59]。
エッセンシャルコレクション
中級~低価格クラスのカテゴリに属するブランド。
- ホリデイ・イン エクスプレス(Holiday Inn Express)
- 北米以外で "Express by Holiday Inn" として知られる低価格ビジネスホテル&モーテル。必ず朝食が付く事が特徴。
- ホリデイ・イン・ホテルズ&リゾーツ(Holiday Inn Hotels & Resorts)
- 一般的なシティホテルとビジネスホテル、およびリゾートホテル。北米大陸ではモーテルも多い。
- avidホテルズ(avid hotels)
- ガーナーホテル(Garner Hotel)
- IHGの新ミッドスケールブランド。
スイーツコレクション
長期滞在に重きを置いたホテルが属するブランド。
- Atwellスイーツ
- ステイブリッジ・スイーツ(Staybridge Suites)
- キャンドルウッド・スイーツ(Candlewood Suites)
- 上記2チェーンは基本的にキャンプ地帯に設置された長期滞在型の施設であり、部屋は基本的にスイート(複数の部屋が用意された部屋の形式)となっている。
- ホリデイ・イン・クラブ・バケーションズ(Holiday Inn Club Vacations)
日本での展開
上述の通り、セゾングループがかつて傘下においたほか、複数のホテルがフランチャイズ契約を結んでいた。
IHG・ANA・ホテルズの設立
2006年10月には、日本の航空会社の全日本空輸 (ANA) が傘下にあった「全日空ホテルズ」事業を整理し、経営資源を本業へ集中させることを狙いに、ANAとIHGによる合弁事業として「IHG・ANA・ホテルズグループジャパン合同会社」と、その中間持株会社「IHG・ANAホテルズホールディングス株式会社」の設立を発表。全日空ホテルズの運営統括会社であるANAホテルズマネジメントなどを吸収合併させ「IHG・ANA・ホテルズ」が設立された。
これにより全日空ホテルズ所属ホテルは、インターコンチネンタルホテルグループの経営支援を受けることと、全日空ホテルブランドとインターコンチネンタルホテルズブランドの併用に移ることが決まり、まず東京全日空ホテルが「ANAインターコンチネンタルホテル東京」、ストリングスホテル東京が「ストリングスホテル東京インターコンチネンタル」にそれぞれリブランドされた。また、大阪全日空ホテルや金沢全日空ホテルなどは、「ANAクラウンプラザホテル大阪」、「ANAクラウンプラザホテル金沢」などにそれぞれリブランドされた。「ANAクラウンプラザホテル松山」(旧:松山全日空ホテル)をもって全ホテルのリブランドを完了。
パノラマ・ホテルズ・ワンの設立
2007年にはANAが所有する全日空ホテルの不動産全てをモルガン・スタンレーの特定目的会社へ売却。モルガン子会社で新神戸オリエンタルホテルなどアジアで買収したホテルの運営にあたるパノラマ・ホスピタリティ傘下にパノラマ・ホテルズ・ワンを設立させ、モルガン所有となったANA-IHGホテルズの運営を受託させている。
パノラマ・ホテルズ・ワン運営の全日空ホテルズの殆どは「ANAクラウンプラザホテル」にリブランドされたが、当初より別資本経営で全日空ホテルズへ運営委託されている施設は順次ANAホテルグループを脱退している。
インターコンチネンタルホテル
- ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル
- 1991年開業。横浜みなとみらいエリアの国際展示場「パシフィコ横浜」に併設するホテル。
- ヨコハマはカタカナ。開業時の英文名称は「Yokohama Grand InterContinental Hotel」であったが、現在は「InterContinental Yokohama Grand」となっている。当初の運営は、ホテルニューグランドとセゾングループが中心となり、国内企業32社が出資した「ホテルニューグランド・セゾン ヨコハマ」が担った[60]。
- インターコンチネンタル横浜Pier 8(ピアエイト)
- 2019年開業。みなとみらい新港地区の客船ターミナル複合施設「横浜ハンマーヘッド」内に開設しているホテル[61]。
- ホテルインターコンチネンタル東京ベイ
- 1995年開業。開業時の英文名称は「Hotel InterContinental Tokyo Bay」であったが、インターコンチネンタルのグローバルな命名方針変更により「Hotel」を除き、現在は「InterContinental Tokyo Bay」となっている。日本名には現在も「ホテル」を含む。セゾングループがインターコンチネンタルホテルズグループを買収した1980年代後半から開業が計画され、運営は当初、西友子会社だったホスピタリティ・ネットワーク(現・ベストホスピタリティーネットワーク)が行っていた。2011年、ツカダ・グローバルホールディングが傘下会社を通じ、ホスピタリティ・ネットワークの経営権を取得している[62]。
- インターコンチネンタルホテル大阪
- 2013年6月5日開業[63]。大阪駅北にあるうめきたのグランフロント大阪北館タワーCに位置している。215室のホテルフロアと57室のサービスレジデンスと呼ばれる長期滞在者向けのサービスアパートメントを備える。
- インターコンチネンタル札幌
- 札幌市中央区の中島公園地区に建てられた「ライラックスクエア」に2025年10月1日開業[64][65]。
ホテルインディゴ
- ホテルインディゴ箱根強羅
- 2020年開業。神奈川県足柄下郡箱根町の早川沿いに開設されたリゾートホテル。
- ホテルインディゴ軽井沢
- 2022年開業。長野県北佐久郡軽井沢町の国道18号・群馬県道・長野県道43号下仁田軽井沢線沿いに開設されたリゾートホテル。
- ホテルインディゴ犬山有楽苑
- 2022年開業。愛知県犬山市の国宝・犬山城の麓にある旧名鉄犬山ホテル跡地にて再開発されたリゾートホテル。
旧全日空ホテルズ
IHG・ANAの共同ブランド(パートナー)ホテル。旧全日空ホテルについては代表的なホテルのみ列挙し、それ以外はIHG・ANA・ホテルズグループジャパンを参照。
- ANAインターコンチネンタルホテル東京
- 英文名称は「ANA InterContinental Tokyo」。2007年3月31日までの名称は「東京全日空ホテル」。六本木に程近い都心に位置しながら館内のレストランが和洋中とそれぞれ充実し、欧米系のビジネス客にも好まれる。日本のANAインターコンチネンタルの中でも非常に格式の高いホテルとじて位置づけられる。
- ストリングスホテル東京インターコンチネンタル
- 英文名称は「The Strings by InterContinental Tokyo」。2007年5月19日までの名称は「ストリングスホテル東京」。
以下のホテルは「IHG・ANAホテルズ」発足後にグループ入りしたホテルである。
- ANAクラウンプラザホテル新潟
- 1963年に「ホテル新潟」として開業。2008年12月1日に現名称へリブランドされた。
- ANAクラウンプラザホテル神戸
- 1988年に「新神戸オリエンタルホテル」(オリエンタルホテルグループ)として開業し、2006年12月に「クラウンプラザ神戸」となった。2010年1月20日に現名称へリブランド。
- ANAホリデイ・イン仙台
- 2001年に「ホリデイ・イン仙台」として開業。2010年7月1日に現名称へリブランド。
- ANAホリデイ・イン リゾート宮崎
- 1996年に「青島パームビーチホテル」として開業。2013年7月16日に現名称へリブランド。
- ANAホリデイ・イン金沢スカイ
- 1973年に「金沢スカイホテル」として開業。2014年3月1日に現名称へリブランド。
- ANAホリデイ・イン札幌すすきの
- 1975年に「ホテルサンフラワー札幌」として開業。2004年に「ラマダホテル札幌」に改称し、2014年4月21日に現名称へ再度リブランド。
- ANAインターコンチネンタル別府リゾート&スパ
- 2019年8月1日開業。別府八湯の1つである明礬温泉近くの高台に開業のホテル[66]。89室を備え、インフィニティプールや露天風呂、温泉施設などを備えたラグジュアリーリゾート。
- ANAホリデイ・インリゾート信濃大町くろよん
- 1965年に「くろよんホテル」として開業。1988年7月に「くろよんリーガロイヤルホテルホテル」に改称し、2020年7月1日に現名称へ再度リブランド。
- ANAクラウンプラザホテル秋田
- 1984年に「秋田ビューホテル」として開業。2021年4月30日に「秋田ホテル」に改称後、同年12月1日より現名称へ再度リブランド。
- ANAクラウンプラザホテル安比高原リゾート
- 1985年に「ホテル安比グランド」として開業。2021年12月16日に現名称へリブランド。
- ANAホリデイ・イン安比高原リゾート
- 2021年12月16日に現名称へリブランド。「安比ヒルズ白樺の森」と「安比高原温泉ホテル」を前身とし、リブランドに当ホテルに統合された。
- ANAインターコンチネンタル安比高原リゾート
- 2022年2月25日開業。安比高原に開業したラグジュアリーホテル。上記の2つのホテルとは異なり、新規に建設された。
過去に営業・提携していたホテル
- ホテルメトロポリタン(池袋)
- 海外顧客に対してのみクラウンプラザのブランド利用を許諾されていた。英文名称は「Crowne Plaza Hotel Metropolitan-Tokyo」。ワールドホテルズへの加盟に伴い、2009年3月31日限りで脱退。
- 京王プラザホテル
- 1972年から2003年までインターコンチネンタルホテルチェーンに加盟。現在は脱退。海外顧客に対してのみインターコンチネンタルのブランド利用を許諾されていて、英文名称においてのみ「Keio Plaza InterContinental Tokyo」と名乗っていた。
- ホテルオークラ(東京)
- 1964年から1972年までインターコンチネンタルホテルチェーンに加盟。なお、系列のホテルオークラアムステルダム(オランダ)も1971年から1982年までインターコンチネンタルに加盟していた。
- ANAクラウンプラザホテル大阪
- 英文名称は「ANA Crowne Plaza Osaka」。1984年に「大阪全日空ホテル・シェラトン」として開業したが、1995年にシェラトンと提携を解除し、2008年9月30日まで「大阪全日空ホテル」として営業していた。定期建物賃貸借契約の満了に伴い、2025年10月15日に閉館[67]。
ホリデイ・イン
かつては横浜、水戸、成田、豊橋、京都、大阪、泉佐野、高知に存在したが、下記の通りホリディ・インとしての営業を終了した。
- ホリデイ・イン横浜
- 1981年9月15日開業、2003年3月31日、フランチャイズ契約終了。2003年4月1日よりローズホテル横浜。
- ホリデイ・イン水戸
- 2010年12月31日、フランチャイズ契約終了。2011年1月1日よりプレジデントホテル水戸。
- ホリデイ・イン東武成田
- 2010年12月31日、フランチャイズ契約終了。2011年1月1日より成田東武ホテルエアポート。
- ホリデイ・イン豊橋
- 2000年フランチャイズ契約終了。ホテル日航豊橋を経てローンスターグループに売却。現在はロワジールホテル豊橋。
- ホリデイ・イン京都
- 2010年12月31日、フランチャイズ契約終了。2011年1月1日よりホテルアバンシェル京都
- ホリデイ・イン南海大阪
- ホテルリーヴァ南海に改称後、オリックスグループに売却されホテルリーヴァ心斎橋を経て、現在はクロスホテル大阪。
- ホリデイ・イン関西空港
- ラマダ関西空港を経て、現在はベルビューガーデンホテル関西空港。
- ホリデイ・イン高知
- 2010年1月31日、フランチャイズ契約終了。現在はサザンシティホテル。
ホリデイ・イン・エクスプレス
かつて長野、新神戸に存在したが、2010年末をもって日本から一時撤退した後、2021年12月にホリデイ・イン エクスプレス大阪シティセンター御堂筋がオープンし、日本展開を復活した。
- ホリデイ・イン エクスプレス長野
- 2010年11月30日、フランチャイズ契約終了。2010年12月1日よりチサングランド長野。
- ホリデイ・イン エクスプレス新神戸
- 2010年12月31日、経営会社クラウンエンタープライズとのマネジメント契約終了。2011年1月1日以降、ホテルは閉鎖。
脚注
出典
- ^ a b c “Annual Results 2023”. InterContinental Hotels Group PLC. 2024年2月20日閲覧。
- ^ “About us” (英語). IHG Hotels & Resorts. 2024年2月11日閲覧。
- ^ a b “Introducing IHG” (英語). インターコンチネンタルホテルズグループ. 2021年3月11日閲覧。
- ^ Joel Lewin. InterContinental Hotels Group suffers China slip 2015
- ^ 公式サイト一番下備考欄
- ^ レゲット川上由紀子 (2007年3月13日). “明治時代の日本にも輸出されていた「バス」”. All About. 2017年10月5日閲覧。
- ^ “バス ペールエール”. アサヒビール. 2017年10月5日閲覧。
- ^ a b “Our History”. Intercontinental Hotels Group. ihgplc.com. 2018年1月27日閲覧。
- ^ “Bass / Six Continents”. Ad Brands. 2018年8月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年8月5日閲覧。
- ^ インターコンチネンタル ホテルズ&リゾーツ(InterContinental® Hotels & Resorts)概要 2007年11月現在
- ^ Rob Baker (2014年12月4日). “Twenty Humdrum Holiday Inn Postcards from the Fifties and Sixties”. Flashbak. Template:Cite webの呼び出しエラー:引数 accessdate は必須です。
- ^ Half Brains and Half Luck by Kemmons Wilson. p 52-53
- ^ “Bass hotels sold to Forte group”. Burton Mail. (1990年5月16日)
- ^ “Forte beds Crest”. Derby Evening Telegraph. (1990年5月16日)
- ^ Wade, Betsy (1990年12月16日). “On the Road, Sleeping for Less”. The New York Times
- ^ “You get what you pay for in economy motels”. The News and Courier/Evening Post, Charleston, SC. (1990年11月11日)[リンク切れ]
- ^ “Holiday Inn Enters New Market Area”. Daily News, Bowling Green, Kentucky. (1990年10月8日)
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関連項目
参考文献
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- 由井常彦、田付茉莉子、伊藤修『セゾンの挫折と再生』山愛書院、2010年3月。 ISBN 978-4434143137。
外部リンク
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