フリーウェイとは? わかりやすく解説

フリーウエー【(アメリカ)freeway】

読み方:ふりーうえー

アメリカ高速道路。多車線立体交差専用出入り口をもつことなどが特徴


フリーウェイ

名前 Freeway

フリーウェイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/31 05:12 UTC 版)

州間高速道路80号線(カリフォルニア州・バークレー)
フリーウェイのジャンクション(カリフォルニア州・ロサンゼルス)

フリーウェイ英語: freeway)とは、アメリカ合衆国オーストラリア南アフリカ共和国などの国々で高速道路を指す言葉である。アメリカでは最上位の幹線道路として位置づけられ、定義の上では、往復分離交通であり、信号および停止標識がなく一般の道路立体交差し出入り制限をしているものを言う。

アメリカ合衆国のフリーウェイ

概説

州間高速道路(インターステート・ハイウェイ、際道路、州間道路、Interstate Highway)と都市高速道路(都市部の高規格主要幹線道路、Other Freeway and Expressway)がこれに該当する。このほかにも立体交差構造を持ち、フリーウェイと呼ばれている道路もある。また同種の道路の呼称として、エクスプレスウェイ(expressway)、スルーウェイ(thruway)、ターンパイクturnpike)などという単語も使用される場合がある。ただし thruway, turnpike は有料道路を指すことが多い。

元々は立体交差構造なので一般道路のように信号など交通整理による停止が不要なことからフリー (free) と呼ばれたのであり、通行料が無料であるからフリーと呼ばれたのではない。通行が有料のフリーウェイも存在する。有料道路は「toll way」と呼ばれ区別される。

「expressway」と「freeway」の区別

土木技術者の間で受け入れられている合衆国の定義によるとexpressway は隣接地の所有者が進入する法的権限を持たない幹線道路を言う。freeway は流れの自由な、つまりその道路の本線において、信号機や一時停止の標識が必要な交差点などが存在しない expressway を指す。別の見方では、expressway は進入が制限されたものであり、freeway は進入が管理されたものであるとされる。

しかしながら多くの国民は、freeway の「free」を利用料金が無料であるとの意味に誤解している。カリフォルニア州などのように、大多数の freeway が無料である州もあるが(一部の橋に設置された料金所を通過する場合を除く)、イリノイ州フロリダ州のように、特定の expressway においては各出口や本線上に料金所を設置している州もある。

法令上は、アメリカ連邦法により、およびほとんどの州で州法により、expressway および freeway という用語が、上述の様に土木技術者の用法と同様に定義されている。しかしながら、これら二つの用語の区別は普遍的なものではない。最初期に freeway を建設したいくつかの州[1]では expressway という語と freeway という語は同じ意味を持ち、通常expressway ないし highway(昔からの呼び名)という言い方が好まれている[2]。その他の地域では freeway という言葉は一般的である。

両種の道路を多く持つカリフォルニア州と比較すると、freewayexpressway の区別は必ずしも明確でなく、よく理解されてもいない。

フロリダ州は例外であり、expressway の語と freeway の語は異なる2つの意味を持つ。フロリダ州では expressway は進入の制限された有料道路と定義される。一方、freeway は進入の制限ないし管理されたその他の道路で、通行に費用のかからないものである。

オーストラリアのフリーウェイ

オーストラリアでは自動車専用道路をフリーウェイまたはモーターウェイと呼ぶ[3]。自動車専用道路はフリーウェイと呼ばれるが無料という意味ではなく通行料が必要である[3]

シドニー、メルボルン、ブリスベンといった都市部ではETC化されている[3]

脚注

  1. ^ コネチカット州、イリノイ州、マサチューセッツ州、ニュージャージー州、ニューヨーク州およびペンシルベニア州など。
  2. ^ ニュージャージー州とペンシルベニア州では、旧来から存在する道路はexpresswayという名前のままであるものの、より最近になって造られたものは公式にfreewayと名付けられることが多い。
  3. ^ a b c 『地球の歩き方 C11 オーストラリア 2014-2015 改訂第29版』ダイヤモンド社、2014年、654頁

関連項目


フリーウェイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/01/23 18:46 UTC 版)

ロサンゼルスの交通機関」の記事における「フリーウェイ」の解説

世界で有数の、優れた自動車網を持つロサンゼルスは、州間高速道路インターステートハイウェイ)やカリフォルニア州道などのフリーウェイ(アメリカ高速道路)などが非常に多く、また他都市への移動優れているGolden State (I-5) freeway San Diego (I-405) (I-5) freeway Hollywood (US-101) (SR-170) freeway Pacific Coast (US-1) highway Santa Monica (I-10) freeway San Bernadino (I-10) freeway Pomona (60) freeway Century (105) freeway Simi Valley (118) freeway Foothill (210) freeway Long Beach (710) freeway Antelope Valley (SR-14) freeway Ventura (US-101) (SR-134) freeway Harbor (I-110) freeway Pasadena (SR-110) freeway Glendale (SR-2) freeway

※この「フリーウェイ」の解説は、「ロサンゼルスの交通機関」の解説の一部です。
「フリーウェイ」を含む「ロサンゼルスの交通機関」の記事については、「ロサンゼルスの交通機関」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「フリーウェイ」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

「フリーウェイ」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「フリーウェイ」の関連用語

フリーウェイのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



フリーウェイのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのフリーウェイ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのロサンゼルスの交通機関 (改訂履歴)、グラディウスV (改訂履歴)、チャンドラー (アリゾナ州) (改訂履歴)、bouquet (アルバム) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS