arrangement
「arrangement」とは、準備・手配・計画・整頓・配列のことを意味する表現である。
「arrangement」とは・「arrangement」の意味
「arrangement」は、名詞で、準備・手配・取り決め・合意・整頓・配列などの意味がある。動詞は、arrange であり、整頓する・取り決める・手はずを整えるなどの意味を持つ。また、arrangement は、音楽用語や法律用語としても使われる。音楽用語の場合は、編曲・編曲すること・アレンジ・アレンジされた曲などの意味を持つ。法律用語として使われた場合には、「和議」という意味を表すことがある。また、「盗品のあっせん」という意味でも使われる。「arrangement」の発音・読み方
arrangementの発音は、[əréɪndʒmənt]という発音記号で示される。この読み方をカタカナで表記すると、「アレンジメント」となる。「arrangement」の語源・由来
「arrangement」は、(「arrange」+名詞化するための語尾「-ment」)で成り立っている。「arrange」は、古期フランス語の、「arangier(きちんと並べる)」がもとになっている。「a」は、「~へ」という意味であり、ラテン語の「ad」から変化したものである。そして、そのもとは、印欧語根「hed」だと考えられている。「rangier」は、「並べる」という意味であり、ゲルマン祖語「rankaz」から変化したものである。そして、そのもとは、印欧語根「hreg~」だと考えられている。「arrangement」の覚え方
まず、「arrange」の語源は「きちんと並べる」という意味を持つ言葉であることを思い出す。「きちんと並べる」から、「整える」を連想する。そうすれば、物事を整頓する様子や、ごたごたした状況を取り決めを定めて整然とさせる様子、段取りがわかりやすくなるように手はずを整える様子などが頭に浮かぶ。最後に、語尾が「-ment」なので、意味を名詞化して覚える。また、スペルを覚える時には、「r」が二度使われている事に注意する。また、日本語読みの「アレンジメント」にひきずられて、「ran」の部分の「a」を「e」にしてしまわないように注意することも必要だ。同じように、「ge」の部分、「e」を「i」にしないように気をつけなければならない。覚え方としては、「アッランゲメント」など、ローマ字読みなどを取り入れて、自分の覚えやすい言い方で語呂よく唱えてみるのも一つの方法だ。
「arrangement」を含む英熟語・英語表現
「make arrangement」とは
「~するように手配する、準備する、段取りをつける」という意味だ。通例、arrangementsという形になる。たとえば、「She made arrangements for him to come at 10.(彼女は、彼が10時にくるように手配した)」。ここでの、made arrangements は、arranged に、置き換えることができる。ただし、arrangement という名詞を使ったほうが、かしこまった言い方で、丁寧な印象を与える表現になる。
「flower arrangement」とは
「生け花・華道」のことだ。また、「生けられた花」のことを表す場合もある。
「travel arrangement」とは
「旅行の手配」ということだ。たとえば、I make travel arrangements. は、「私は、旅行の手配をする。」という意味になる。また、Travel agents always make travel arrangements for their clients. は、「旅行業者は、いつでもお客様のために旅行の手配を行う。」という意味になる。
「arrangement for」とは
arrangements for~ の形で、「~の準備」「~の支度」などの意味になる。make arrangements for a trip は、「旅行の準備をする」という意味になる。また、for を「~のため」「~に向けて」と考えることもできる。make arrangements for all to ~ といえば、「みんなのために~を手配する」であり、make arrangements for the new year といえば、「新年に向けて取り決める」という意味になる。
「arrangement」の使い方・例文
・The police have made tight security arrangements at the beautiful park.(警察は、その美しい公園で、厳しい安全対策を施した。)・All the arrangements for the tour have been made. (旅行のための準備は、すべて整った。)
・I've made arrangements that you can stay Tokyo from March 1st. (私は、あなたが3月1日から東京に滞在できるように手配した。)
・I make arrangements a private meeting with Bill. (私は、ビルとのプライベートなミーティングを手配する。)
・He had an arrangement with his boss that he could leave at five. (彼は、5時に退社できるということで、社長と合意した。)
・Their arrangements are only temporary. (彼らの取り決めは、ほんの一時的なものだ。)
・The arrangement of the furniture is wonderful. (その家具の配置はすばらしい。)
アレンジメント【arrangement】
アレンジメント
【英】:arrangement
概要
超平面のアレンジメントとは, 有限個の超平面による空間の分割である. 双対変換によって, 点集合は超平面集合に変換されるので, アレンジメント構造は点集合上の関係構造にも対応する. また, 有向マトロイドの線形な表現でもある. アレンジメントのフェイスの数の数え上げや, 実際にその構造を求めることは, 離散・計算幾何の基礎となっており, ゾーン定理や, -集合に関係するレベルなど種々の有用な定理が知られている.
詳説
超平面のアレンジメント(hyperplane arrangement) とは, 超平面による空間の 分割である. 双対変換によって, 点集合は超平面集合に変換されるので, 点集合の問題にも対応する. また, 離散システムの観 点からは, 線形有向マトロイドの1つの表現である. 組合せ幾何とアルゴリズ ムからの詳しい解説が [1] にある.
次元ユークリッド空間
内の
個の超平面(
の場合は直線) の集合
を考える. この
によって,
はいろいろな次元のフェイス (face) に分割される. 例えば, 2次元内の有限個の直線の集合は, 2次元, 1次元, 0次元のフェイス (面, 辺, 点) に平面を自然に分割する. これらのフェイスの集合とその接続関係, 各フェイスに対しそれを含む超平面の情報を合わせたものを
のアレンジメントといい,
と書く. フェイスの次元を明記したいときは,
次元
のフェイスを
-フェイスと書く.
-フェイスを頂点,
-フェイスを辺,
-フェイスを ファセット (facet),
-フェイスをセル (cell) とも呼ぶ.
フェイスがフェイス
の部分フェイスであるとは,
の次元が
の次元 より1だけ小さく,
が
の境界に含まれていることである.
が
の部 分フェイスならば,
と
は (互いに) 接続しているといい, この関係 を接続関係という. フェイスの接続関係全体は束をなし, アレンジメントは, 各フェイスの座標など幾何情報と, このフェイスのなす束で表される.
内の
個の超平面のアレンジメントが単純 (simple) である とは,
に属する任意の
個の超平面は1点で交わり, どの
個の超平面 も共通の交点をもたないことである. アレンジメントの
-フェイスの最大数
は, アレンジメントが単純であるとき達成され,
で与えられる. 特に, -フェイス, すなわちセルの数は
を定数とみなすと
となる.
アレンジメントは逐次添加法で構成できる. 超平面を1つずつ付け加え, アレンジメントの接続関係を更新していく方法である. 2次元の場合で, 平面上の本の直線からなる単純なアレンジメントを構成する方法を述べる.
本の直線の集合を
とし,
平面上にあるとする.
本の直線
からなるアレンジメントに
番目の 直線
を加えてアレンジメントを更新する. 各頂点には, この頂点に接続している4つの辺を反時計回りの 順で貯えておく. 各辺には, その辺を含む直線の式と辺の両端点の頂点を覚えておく.
で
のすぐ上にある直線を左から辿り, この辺の下に接続している面の境界を時計回りに回って行く.
と交わった時は, その交点から始めて, 今度は隣の面の境界 を時計回りに辿る. これを
がすでにアレンジメントに存在していた
本の直線と交わるまで行なう. この操作により,
上に新たに現れる頂点もすべて列挙することができ, そこでアレンジメントを更新していくことができる. その手間は, 直線
と交わる面の境界上で 辿る辺の数に比例する.
次元の
個の超平面のアレンジメントにおいて, 新たに1つ超平面
を加え,
と交わる各セルのフェイスの集合をゾーンと定義すると, 次のゾーン定理が成り立つ.
ゾーン定理. 次元空間内の
個の超平面から成るアレンジメントにおいて, 1つの超平面のゾーンのフェイスの総数は
である.
このゾーン定理より, アレンジメントを逐次添加法で構成したときの計算量を でおさえることができる.
ゾーン定理の離散幾何への応用を1つ上げておく. 次元の
超平面のアレンジメントのセルの集合を
, 各セル
のファセットの数を
としたとき,
が成り立つ.
であるから, 各セルのファセットの数はそんなに分散が大きくないことが わかる. 2次元の場合には, このような関係から複数のセルの辺の数を評価することができる.
次元超平面アレンジメントにおいて,
軸に平行な直線で貫いたときに下から
番目となる交点をもつフェイス全体の集合を
-レベル, または単にレベル という. 2次元の場合, 高々
までのレベルのサイズは
であり,
-レベルのサイズは
となる. 双対性より, これは平面の
点を直線で等分割する方法の数が
であることも 意味する.
-レベルを
時間で求める 平面走査法アルゴリズムが知られている.
3次元の平面のアレンジメントでもレベルのサイズはである. 4次元以上の 場合, 全体より小さいオーダであるかどうかはわかっていない. また, 高次元の場合 は, 0, 1次元フェイスの頂点, 辺で構成されるスケルトンをたどるアルゴリズムも知られており, 特に3次元ではアレンジメント全体を 求めるよりも効率よく計算できる. レベルや1つのセルのスケルトンも 有用で, 点集合の問題を双対変 換して解いている場合, スケルトンのみで十分な場合もある.
曲線・曲面のアレンジメントも有用であり, このアレンジメントの1つのセルやゾーンの 組合せ複雑度の解析は, Davenport-Schinzel列の理論としてまとめられている. 定数次数の代数曲線のアレンジメントでは, セルのフェイス数は 一般次元で全体のオーダよりほぼ1つ小さな次数の数でおさえられる.
[1] H. Edelsbrunner, Algorithms in Combinatorial Geometry, Springer-Verlag, 1987. 邦訳 (今井浩, 今井桂子訳), 『組合せ幾何学のアルゴリズム』, 共立出版, 1995.
アレンジメント[arrangement]
ARRANGEMENT
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/03 03:21 UTC 版)
『ARRANGEMENT』 | ||||
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辛島美登里 の ライブ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1993年5月19日・渋谷公会堂 | |||
ジャンル | J-POP | |||
レーベル | ファンハウス | |||
プロデュース | 金子文枝 | |||
チャート最高順位 | ||||
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辛島美登里 アルバム 年表 | ||||
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『ARRANGEMENT』(アレンジメント)は、辛島美登里のライブ・アルバム。1993年7月21日発売。発売元はファンハウス。規格品番はFHCF-2099。
概要
1993年5月19日、東京都渋谷区の渋谷公会堂にて日本アレンジャーズ協会主催の「Arrangement ~辛島美登里と8人のアレンジャー~」というタイトルのコンサートが開かれた。日本アレンジャーズ協会主催のコンサートとしては5回目ということで、今回のコンサートはスタジオ・アレンジャー(主にレコーディングに携わっている編曲家)によるコンサートを開きたいと考えたところ、この企画に対してファンハウス、辛島サイドの合意と協力が得られ開催にこぎ着けた。
今回この企画に出演をしてくれた編曲家は萩田光男、瀬尾一三、若草恵、奈良部匠平、山川恵津子、根岸貴幸、菅野よう子、佐藤準の8名。日本を代表する編曲家である。
演奏するミュージシャン達はいわゆる「スタジオ・ミュージシャン」と呼ばれる人達で構成されている。今回演奏される曲はすでにリリースされた6枚のアルバムから選び出され、オリジナルとは別のアレンジャーによる演奏となった。[1]
初回盤特典には「サイレント・イヴ(Instrumental)」が納められた8cmCDが封入。
2024年5月29日音楽配信サイトにて配信スタート(「サイレント・イヴ(Instrumental)」を追加収録)
収録曲
全作詞・作曲: 辛島美登里(except M-6 作詞:辛島美登里・只野菜摘)。 | |||
# | タイトル | 編曲 | 時間 |
---|---|---|---|
1. | 「笑顔を探して(Instrumental)[2]」 | 佐藤準 | |
2. | 「涙のリフレイン[2]」 | 佐藤準 | |
3. | 「想い出のVacation[2]」 | 根岸貴幸 | |
4. | 「夏色物語[2]」 | 山川恵津子 | |
5. | 「一番みじかいKiss[2]」 | 奈良部匠平 | |
6. | 「瞳・元気 ~都会のひまわり~(Instrumental)[2]」 | 菅野よう子 | |
7. | 「赤わいん[2]」 | 菅野よう子 | |
8. | 「ツバメ[2]」 | 瀬尾一三 | |
9. | 「あなたは知らない[2]」 | 若草恵 | |
10. | 「気をつけて[2]」 | 萩田光男 | |
11. | 「サイレント・イヴ(Original Arranged)[2]」 | 若草恵 | |
合計時間:
|
全作詞・作曲: 辛島美登里(except M-6 作詞:辛島美登里・只野菜摘)。 | |||
# | タイトル | 編曲 | 時間 |
---|---|---|---|
1. | 「笑顔を探して(Instrumental)」 | 佐藤準 | |
2. | 「涙のリフレイン」 | 佐藤準 | |
3. | 「想い出のVacation」 | 根岸貴幸 | |
4. | 「夏色物語」 | 山川恵津子 | |
5. | 「一番みじかいKiss」 | 奈良部匠平 | |
6. | 「瞳・元気 ~都会のひまわり~(Instrumental)」 | 菅野よう子 | |
7. | 「赤わいん」 | 菅野よう子 | |
8. | 「ツバメ」 | 瀬尾一三 | |
9. | 「あなたは知らない」 | 若草恵 | |
10. | 「気をつけて」 | 萩田光男 | |
11. | 「サイレント・イヴ(Original Arranged)」 | 若草恵 | |
12. | 「サイレント・イヴ(Instrumental)[3]」 | 萩田光男 | |
合計時間:
|
参加ミュージシャン
Keyboards: 倉田信雄、永田一郎
Drums: 島村英二
Bass: 美久月千晴
Electric Guitar: 松原正樹
Acoustic Guitar: 吉川忠英
Saxophone: Jake. H. CONCEPCION
Strings: 篠崎正嗣 Strings
Synthesizer Programmer: 松武秀樹(監督)、中山信彦、北城浩志
脚注
関連項目
編曲
(Arrangement から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/31 07:39 UTC 版)
編曲(へんきょく、英語: arrangement)とは、オリジナルの楽曲を別の編成のために作り変えることである。別のジャンルに作り変える[1]ことも編曲として認められる。
狭義の編曲
クラシックにおいては、作曲者が同時に編曲(オーケストレーションなど)を行うことがほとんどである。商用音楽では作曲者と編曲者が別の場合が多い。演奏形態の変更のために行うことをのみ編曲と言うのはクラシックの場合である[2]。したがって、商用音楽では作曲と編曲が同一人物である場合も「作曲・編曲」という表記でその旨を明示する場合が多い(クラシックでは同一人であることが前提なので「作曲」としか記されない)。旋律に和声とリズムを施し演奏することを可能な状態にすることでも編曲とみなされることがポピュラー音楽業界では当たり前であった。
編曲の目的
編曲は目的によって大きく分類することができる。
- 原曲の指定と異なる楽器編成で演奏するため。
- 原曲と異なるジャンルやスタイルで演奏するため。
- 演奏者が独自色を出すため、また他の必要からの大まかな修正(ヘッドアレンジ)。
- 未完成の原曲を完成させるため。
編曲の著作権法上の地位
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この節は特に記述がない限り、日本国内の法令について解説しています。また最新の法令改正を反映していない場合があります。
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楽曲を編曲する権利(翻案権)は著作者(作詞家・作曲家)が専有しており(著作権法27条)、著作者は自身の意に反する改変を禁じる権利(同一性保持権)を有する(著作権法20条)。そのため、編曲を行う際には著作者の許諾が必要であり、無断で楽曲を編曲したり、著作者の意に反する改変を加えた場合には著作権侵害となる。
編曲された楽曲(二次的著作物)の編曲に関しては、編曲家にも著作権が認められるが、楽曲の著作者である作詞家・作曲家にも当該編曲に関する著作権が発生する(著作権法28条)。そのため、編曲された楽曲を営利目的で利用する際には、原曲の著作者との間に許諾、契約が必要であり、無断で楽曲を利用した場合には著作権侵害となる。
脚注
出典
- ^ “「大地讃頌」事件について 前編”. db.10plus1.jp. 10plus1 (2012年1月25日). 2023年2月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月7日閲覧。
- ^ Malcolm Boyd, “Arrangement,” in The New Grove Dictionary of Music and Musicians, 2nd ed., ed. by Stanley Sadie (London: Macmillan, 2001).
関連項目
- Arrangementのページへのリンク