3代目・B40、50系とは? わかりやすく解説

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3代目・B40、50系(1992年 - 2017年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 22:54 UTC 版)

トヨタ・コースター」の記事における「3代目・B40、50系(1992年 - 2017年)」の解説

1992年平成4年12月フルモデルチェンジ大型の新CI擁した、フラッシュサーフェイスボディーにモデルチェンジホイールベースは、標準の3,200 mmロングの3,935 mm2種全長それぞれ6,255 mmと6,990 mmとなる。バスには標準ルーフハイルーフがあり、ビッグバンハイルーフのみが設定されている。バス標準背面トランクリッド持ち室内つながっている。左右非対称観音開きバックドアビッグバン標準で、バスではオプションとなる。また、給油口右側から左側変更された。 客用左側ドア従来どおり折戸とグライドドアの2種類で、定員最大積載量バス20(スーパーラウンジ) / 26 / 29名で、幼児車は大人3名+幼児39名 / 大人3名+幼児49名、ビッグバンは9名+貨物1,250 kgとなっている。バスロング冷蔵庫装備した場合定員が1名減となるほか、上級グレードは後席からの前方視界確保するため、床が後に向けて階段状に高くなるファインビューフロアを採用したビッグバン準中型免許標準ボディは、5トン限定でも運転可能)が必要となる。 エンジン直列6気筒の1HZ型、1HD-FT型、直列4気筒3B型、15B-FT型の他、仕向け地により、3RZ-FE型(ナイジェリア)、14B(アフリカ大陸)も設定された。 幼児車、スタンダード当初シールドビーム丸形4灯ヘッドランプであったが、後にハロゲン異型2灯に変更されている。ただし、輸出向けモデルには丸形4灯が多数設定されている。 最小回転半径ロングホイールベース6.5 m、標準ホイールベースが5.5 m。 1995年平成7年4月平成6年排出ガス規制適合同時に直列4気筒4.1 L の15B-FT型エンジン搭載するシリーズ初の4WD追加。これは高機シャーシメガクルーザーも同様)流用したフルタイム4WDであるが、コースターではハブリダクション副変速機省かれている。 1996年平成8年5月日野自動車レインボー ABの後継としてリエッセII(LiesseII)としてOEM供給開始した。これと同時に日野自動車からリアエンジンリエッセRX)の相互OEMを受け、コースターRとして販売されていたが、2015年平成27年)現在、トヨタ自動車から日野自動車への供給のみで、コースターR販売終了リエッセRX)も生産終了している。 1997年平成9年5月一部改良ハイマウントストップランプ装備されヘッドライト異型2灯に統一された。4WD後輪がシングルタイヤからダブルタイヤ変更された。 1999年平成11年7月一部改良が行われた。平成10年排出ガス規制適合4気筒エンジン3B廃止され、15B-FT型から15B-FTE型に変更され4WDのみの設定となり、6気筒エンジンは1HD-FT型から1HD-FTE型に変更された。また、スタンダード廃止されステアリングコラムステアリングホイール衝撃吸収式に変更された。 2000年平成12年10月第34回東京モーターショーに「ハイブリッド遊覧バス」が出品された。後述ハイブリッド仕様ベースで、テーマパーク内での輸送想定しているため、客席部は開放構造窓ガラスが無い。また車椅子にも対応している2001年平成13年8月マイナーチェンジが行われた。平成12年騒音規制適合フロントグリルデザイン変更、リアターンシグナルランプレンズのクリアー化、ブレーキランプ外側2灯化。 2002年平成14年3月日本仕様にもLPGエンジンの1BZ-FPE型が設定される。ただし5MTのみ。 2004年平成16年7月新短期規制適合させるため、国内での1HD、1HZの各6気筒ディーゼルエンジンと、B系4気筒ディーゼルエンジン廃止されディーゼルエンジン全て日野自動車製N04C-T系となり、車両型式記号はXZBとなる。超ショートボディーが廃止される2005年平成17年12月一部グレード6速AT車追加2007年平成19年7月24日マイナーチェンジが行われた。ディーゼルエンジン新長期排出ガス規制適合、ATを全車6速変更MT6速廃止され全車5速化された。同時にヘッドライト、コーナーマーカー、フロントグリルシート表皮などが変更されサイド方向指示器追加された。カーナビ後方監視モニターダッシュボード内に一体化した2009年平成21年7月2日一部改良発売8月3日より)。パワードアロックを助手席ドア、センタードア、バックドアにも装着して利便性向上すると共にメーターパネル一新した2011年平成23年8月22日一部改良高圧コモンレール式燃料噴射システム高性能触媒DPR改良した新型ディーゼルエンジンN04C-UP型(バスGX(ロングボディ・ハイルーフ車)」とバスEX」の6速AT車はN04C-VF型)を搭載し排出ガスクリーン化を図ったことで、平成22年ポスト新長期)排出ガス規制クリアした。 2014年平成26年10月28日、「幼児専用車 後付け保護パッドセット」を発売2013年3月定められた「幼児専用車車両安全性向上のためのガイドライン」に基づいて設定されたもので、背もたれ後部上面クッション追加して背もたれ高くするシートバッククッションと幼児最前列シート前(運転席後方助手席最前列)や乗降口付近シート前のパイプ付近にクッション装着した後付けプロテクター構成され急ブレーキ衝撃などが生じた際に幼児前方座席への接触による衝撃緩和前方への飛び出し防止寄与するオプションパーツであるが、3代目バス幼児専用車であれば販売店後付け装着が可能である。ボディ仕様合わせてシートバッククッションの入数が異なる「標準ボディ用」と「ロングボディ用」の2種類用意される2014年平成26年12月24日一部改良発売2015年1月13日より)。ディーゼル車において新型ディーゼルエンジンであるN04C-VJ型(バスGX(ロングボディ・ハイルーフ車)」とバスEX」の6速AT車はN04C-VK型)に置換し燃費向上したことで、5速MT車は全車平成27年度燃費基準+5%」を、6速AT車バスGX(ロングボディ・ハイルーフ車)」とバスEX」を除く全車で「平成27年度燃費基準」をそれぞれ達成したまた、バス幼児専用車」を除く全グレード運転席助手席リアシートハイバックシート化してリクライニング機構追加、ファインビューフロアを廃止、ELR付シートベルトを全シート運転席助手席リアシート3点式補助シート2点式)に標準装備し、バスLX」・バスGX」は後部ラゲージスペース確保しバックドア観音扉とした25乗り仕様新設定した。バス幼児専用車」は「幼児専用車車両安全性向上のためのガイドライン」に基づいて幼児席のシートバック大型化パイプ部分幼児最前列シート前など)にクッション材プロテクター装備したデラックス廃止され全車冷房車となった3枚折り戸仕様、ロングボディのリアオーバーハングをさらに引き伸ばした「スーパーロング」、逆に標準ボディのリアオーバーハングを縮めた「超ショート」等の特注受注生産となる仕様もある。ボディー伸縮は、客席窓の大きさピラー間隔)に合わせそれぞれ735 mmづつとなっている。標準ボディと超ショート最小回転半径上記通り5.5 mで、トレッドが狭いため6.1 - 6.3 mを要するハイエーススーパーロングよりも小さく、さらに超ショートでは旋回時のリアせり出し少なくなり、高さを含む駐車スペース道路幅さえ許せば使い勝手優れ選択となる。この特徴により、超ショートキャンピングカーベースとして愛好家一部から支持されている。また、中米エルサルバドル向けに後方部にドア追加した2ドア仕様生産されている。 後期型 標準ボディハイルーフLX陸上自衛隊人員輸送車2号 中期型 ビッグバン標準ボディリア)XZB46V ロングのリアオーバーハングを延長したスーパーロング 高機シャーシでは無い4WD サルバドール・カエターノによる車体架装LPGエンジン香港ミニバス丸型4灯ヘッドライト仕様

※この「3代目・B40、50系(1992年 - 2017年)」の解説は、「トヨタ・コースター」の解説の一部です。
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