3代目(13代目)B17型 (2012年 - 2021年)
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「日産・シルフィ」の記事における「3代目(13代目)B17型 (2012年 - 2021年)」の解説
「日産・B17」も参照 2012年4月に北京モーターショーにて発表された。北米市場へはセントラ、オーストラリア市場へはパルサーセダン、台湾市場にはスーパーセントラ/セントラエアロの名でそれぞれ導入される。外寸は全長4,615 mm、全幅1,760 mm、全高1,495 mmと、特に全幅は拡大されたが、引き続きBプラットフォームを採用しているため、ホイールベース長2,700 mmとボディ右側に設置されるフューエルリッドは先代から不変である。エンジンは新開発のMRA8DE型 1.8Lが搭載される。なお、日本へは同年12月5日より販売開始。 2012年7月19日に世界に先駆け中国市場での販売が開始されたが、従来のG11型(「軒逸・経典」)も1.6L車のみが継続販売される。2012年8月30日にはタイ王国にて販売が開始された。エンジンは1.6Lと1.8L、トランスミッションは1.6L車の最廉価グレードに5速MTが搭載されるほかは全てCVTとなる。なお、タイ向けシルフィは後席中央ヘッドレストが省かれている。 日本仕様車については、2012年10月5日の新型ラティオ発表の席で同年末に日本でも発売することが発表された。そして2012年12月5日に日本市場での販売開始。日本仕様車では1.8L・2WD・CVT車のみの設定となっており、ベースグレードの「S」、中間グレードの「X」、上級グレードの「G」の3グレードが設定され、併せて、オーテックジャパンからは、福祉車両「ライフケアビークル」のラインナップに「X 助手席回転シート」が追加されている。また、日本市場での想定ユーザーは格下のラティオ同様、70歳以上の男性とされ月販台数は600台を目標(発表当時)としている。生産は追浜工場で行われる。 2015年1月22日には、特別仕様車「Gルグラン」を発売。「G」をベースに、専用のブラック本革シートと合皮ドアトリム、16インチ切削光輝アルミホイールを装備したもの。同時に、ベース車のボディカラー変更が行われ、サファイアブラックパールが廃止になり、新たにスーパーブラックが追加された。 2015年8月24日には、特別仕様車「Sツーリング」を発売。「X」をベースに、専用のフロントエアロバンパー(メッキフォグランプフィニッシャー付)、リヤエアロバンパー、サイドシルプロテクター、リヤスポイラー、グロスブラックのフロントグリルを装備し、専用エンブレムと16インチ切削光輝アルミホイールに加えてキセノンヘッドランプを標準装備。内容的には、エンブレムとアルミホイール以外の全てが台湾向け「セントラエアロ」と同一内容となる。なお、本車は持込み登録で、オーテックジャパン扱いである。 2020年2月には、一部の仕様変更が実施され、内部突起に係る協定規則(第21号)に対応となったが、これと同時に助手席回転シートが廃止された。 2020年9月30日を以って日本仕様車の生産終了。以後、流通在庫のみの販売となり、在庫が無くなり次第、販売終了となる。 2021年10月26日、販売終了。公式ホームページの掲載も削除された。生産終了から1年以上にわたって在庫販売が続けられる形となった。これにより、日本市場における1938年誕生のダットサン17型セダンを経て1959年誕生のブルーバードを源流とする日産の基幹クラスのセダンから完全撤退する形となり、ブルーバードシルフィ名義から通算して20年(初代ブルーバードから通算して62年、更に戦前型のダットサン17型セダンから通算して83年)の歴史に幕を下ろした。セダンとしての後継車種は2013年秋より発売されているプレミアムコンパクトセダンのV37型スカイラインがそれを担う事となり、また、販売終了によって同社から前輪駆動セダン、海外におけるインフィニティブランド向け車種と基本設計を共有しないセダンがいずれも消滅した。 X フロント X リヤ Sツーリング フロント Sツーリング リヤ 搭載されるMRA8DE型エンジン
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3代目(通算13代目)B17型 (2012年 - 2021年)
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「日産・シルフィ」の記事における「3代目(通算13代目)B17型 (2012年 - 2021年)」の解説
「日産・B17」も参照 2012年4月に北京モーターショーにて発表された。北米市場へはセントラ、オーストラリア市場へはパルサーセダン、台湾市場にはスーパーセントラ/セントラエアロの名でそれぞれ導入される。外寸は全長4,615 mm、全幅1,760 mm、全高1,495 mmと、特に全幅は拡大されたが、引き続きBプラットフォームを採用しているため、ホイールベース長2,700 mmとボディ右側に設置されるフューエルリッドは先代から不変である。エンジンは新開発のMRA8DE型 1.8Lが搭載される。なお、日本へは同年12月5日より販売開始。 2012年7月19日に世界に先駆け中国市場での販売が開始されたが、従来のG11型(「軒逸・経典」)も1.6L車のみが継続販売される。2012年8月30日にはタイ王国にて販売が開始された。エンジンは1.6Lと1.8L、トランスミッションは1.6L車の最廉価グレードに5速MTが搭載されるほかは全てCVTとなる。なお、タイ向けシルフィは後席中央ヘッドレストが省かれている。 日本仕様車については、2012年10月5日の新型ラティオ発表の席で同年末に日本でも発売することが発表された。そして2012年12月5日に日本市場での販売開始。日本仕様車では1.8L・2WD・CVT車のみの設定となっており、ベースグレードの「S」、中間グレードの「X」、上級グレードの「G」の3グレードが設定され、併せて、オーテックジャパンからは、福祉車両「ライフケアビークル」のラインナップに「X 助手席回転シート」が追加されている。また、日本市場での想定ユーザーは格下のラティオ同様、70歳以上の男性とされ月販台数は600台を目標(発表当時)としている。生産は追浜工場で行われる。 2015年1月22日には、特別仕様車「Gルグラン」を発売。「G」をベースに、専用のブラック本革シートと合皮ドアトリム、16インチ切削光輝アルミホイールを装備したもの。同時に、ベース車のボディカラー変更が行われ、サファイアブラックパールが廃止になり、新たにスーパーブラックが追加された。 2015年8月24日には、特別仕様車「Sツーリング」を発売。「X」をベースに、専用のフロントエアロバンパー(メッキフォグランプフィニッシャー付)、リヤエアロバンパー、サイドシルプロテクター、リヤスポイラー、グロスブラックのフロントグリルを装備し、専用エンブレムと16インチ切削光輝アルミホイールに加えてキセノンヘッドランプを標準装備。内容的には、エンブレムとアルミホイール以外の全てが台湾向け「セントラエアロ」と同一内容となる。なお、本車は持込み登録で、オーテックジャパン扱いである。 2020年2月には、一部の仕様変更が実施され、内部突起に係る協定規則(第21号)に対応となったが、これと同時に助手席回転シートが廃止された。 2020年9月30日を以って日本仕様車の生産終了。以後、流通在庫のみの販売となり、在庫が無くなり次第、販売終了となる。 2021年10月26日、販売終了。公式ホームページの掲載も削除された。生産終了から1年以上にわたって在庫販売が続けられる形となった。これにより、日本市場における1938年誕生のダットサン17型セダンを経て1959年誕生のブルーバードを源流とする日産の基幹クラスのセダンから完全撤退する形となり、ブルーバードシルフィ名義から通算して20年(初代ブルーバードから通算して62年、更に戦前型のダットサン17型セダンから通算して83年)の歴史に幕を下ろした。セダンとしての後継車種は2013年秋より発売されているプレミアムコンパクトセダンのV37型スカイラインがそれを担う事となり、また、販売終了によって同社から前輪駆動セダン、海外におけるインフィニティブランド向け車種と基本設計を共有しないセダンがいずれも消滅した。 X フロント X リヤ Sツーリング フロント Sツーリング リヤ 搭載されるMRA8DE型エンジン
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