フキとは? わかりやすく解説

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ふき【×袘/×𧘱/×䘣】

読み方:ふき

袷(あわせ)または綿入れ衣服の裾・袖口で、裏布を表に折り返して縁のように仕立てた部分吹き返し

袘/𧘱/䘣の画像

ふ‐き【不帰】

読み方:ふき

二度と帰ってこないこと。転じて、死ぬこと。「—の人」


ふ‐き【不×羈/不×羇】

読み方:ふき

[名・形動《「羈」「羇」ともに、つなぐ意》

物事束縛されない行動自由気ままであること。また、そのさま。「独立—」

或は英人支配受くる者あり。或は—なる者あり」〈柳河春三編・万国新話〉

才能などが並はずれていて、からはみ出すこと。また、そのさま。「—の才」


ふ‐き【不×諱/不忌】

読み方:ふき

いみはばかるところなく言うこと。遠慮なく言うこと。

多少の—の文字あるが為に」〈魯庵・「破垣」に就て〉

避けることができない意》死ぬこと。死。


ふ‐き【不起】

読み方:ふき

病気などが治らず、死ぬまで起き上がれないこと。

「—の病いにかかりぬ」〈一葉やみ夜


ふ‐き【不軌】

読み方:ふき

法律規則など従わないこと。

謀反(むほん)を企てること。反逆。「—をはかる」


ふ‐き【付記/附記】

読み方:ふき

[名](スル)本文に付け加えて書きしるすこと。また、その部分。「参考資料を—する」


ふ‐き【富貴】

読み方:ふき

「ふうき(富貴)」に同じ。


ふき【菜蕗/蕗/富貴/布貴】


ふき【×蕗/×苳/款冬/菜蕗】

読み方:ふき

キク科多年草原野道端生える。地下長い根茎が横に走り早春蕗の薹(とう)とよぶ若い花茎出し頭状花が開くにつれて花茎伸ばす雌雄異株。花後、長い多肉質の柄をもつ腎臓形をつける。葉柄蕗の薹食用。《 夏》「—むくやまた襲ひきし歯のいたみ/久女」

蕗/苳/款冬/菜蕗の画像
フキの雌株撮影朝倉秀之
蕗の画像
蕗/苳/款冬/菜蕗の画像
フキの水煮

款冬

読み方:フキ(fuki), カントウ(kantou), カンドウ(kandou)

キク科多年草園芸植物薬用植物


菜蕗

読み方:フキ(fuki

箏曲の名


読み方:フキ(fuki

袷・綿入れ袖口や裾の裏布帛を表に折り返し、縁のように縫いつけた所。

別名


読み方:フキ(fuki

袷・綿入れ袖口や裾の裏布帛を表に折り返し、縁のように縫いつけた所。

別名


欸冬


款冬

読み方:フキ(fuki), カントウ(kantou), カンドウ(kandou)

キク科多年草園芸植物薬用植物

学名 Petasites japonicus



菜蕗

読み方:フキ(fuki), ナブキ(nabuki)

キク科多年草園芸植物薬用植物

学名 Petasites japonicus


読み方:フキ(fuki), フフキ(fufuki)

キク科多年草園芸植物薬用植物

学名 Petasites japonicus


フキ キク科

フキ
キク科
収穫時期 食べられる部位 清見町での呼び名
フキノトウ3~5月
葉柄5月~秋
フキノトウ葉・柄

フキボボ・フキノトウ


タネ
葉 花 タネ

採取法・注意とマナー

採取地下茎抜かないように、根本から採取する

味わう

フキノトウ開ききっていないものを地ぎわから指でちぎりとり、外側のきたないをとりひとつまみの塩を入れてゆで、冷水にさらし、アクをぬき、煮ひたし・油いため・つくだ煮ごまあえみそあえに。
特に細かく切って油いため、みりん、みそを加え弱火でいため煮したフキノトウみそは、おいしくて酒の肴、熱いごはんのおかずによい。
また、生のままてんぷら、みじんに切って汁の実・薬味として、早春香りを楽しむ。
アクが強いので、アク抜ききちんとし皮をむき、煮物・油いため・各種あえもの・フキごはんなどいろいろに使える

薬効

フキノトウまだつぼみのころに花茎採取し日蔭干ししたもの1020g400ccで半量になるまで、煎じ3回分服咳止めに効く。


DATA
雪解け日当たりのいい地面から顔を出すふきのとう初春風物詩ともなっている。
ふきのとう雌株雄株があり、白色頭花の雌開花後30cm以上に伸び、白い冠毛をつけ種子を飛ばす。
丸く、花が終わった頃に同じ地下茎から伸びだす。
大型アキタブキ東北地方から北海道分布しているが、他の地域でもしばしば栽培されている。
【清見情報
山野道ばた川岸などの日当たりよい所多く見られ残雪の間から頭を出して花を咲かせる。春、他の花に先がけて咲くので、ひな祭り折り使われることもある。

読み方:フキ(fuki

宿根性多年草

季節

分類 植物


菜蕗

読み方:フキ(fuki

分野 音楽書(箏曲)

年代 成立年未詳

作者 作者未詳


冨貴

読み方:フキ(fuki

所在 愛知県知多郡武豊町


布木

読み方:フキ(fuki

所在 兵庫県三田市


福来

読み方:フキ(fuki

所在 京都府舞鶴市


福貴

読み方:フキ(fuki

所在 奈良県生駒郡平群町

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

富貴

読み方:フキ(fuki

所在 愛知県(名古屋鉄道河和線)

駅名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

フキ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/15 00:44 UTC 版)

フキ(蕗[2]、苳、款冬、菜蕗、学名: Petasites japonicus)は、キク科フキ属の多年草雌雄異株。早春の花茎をフキノトウ(蕗の薹)という。山野に生える山菜としてよく知られ、地下茎から多くの葉柄を立てて、一部が切れた円い大型の葉をつける。


  1. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Petasites japonicus (Siebold et Zucc.) Maxim. フキ(標準)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2022年12月2日閲覧。
  2. ^ a b c d e f 猪股慶子監修 成美堂出版編集部編 2012, p. 48.
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  5. ^ a b c d e 稲垣栄洋 2018, p. 109.
  6. ^ a b c d e f g h i j k 高野昭人監修 世界文化社編 2004, p. 6.
  7. ^ a b c d e f g 主婦の友社編 2011, p. 138.
  8. ^ a b c d e f g 稲垣栄洋 2018, p. 108.
  9. ^ a b c d e f g h i j k 講談社編 2013, p. 41.
  10. ^ a b c d e f 貝津好孝 1995, p. 111.
  11. ^ a b 近田文弘監修 亀田龍吉・有沢重雄著 2010, p. 20.
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  20. ^ シンジェンタ ジャパン 雑草の話 第9話 フキ属(Petasites)について
  21. ^ 記事名不明[リンク切れ]毎日新聞』2011年6月28日地方版
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  25. ^ 厚生労働省日本人の食事摂取基準(2015年版) (PDF) 」』
  26. ^ 薬物性肝障害の症状と原因」または「肝臓の病気」参照。
  27. ^ KEGG COMPOUND:C10359:ペタシテニン
  28. ^ GIANT BUTTERBUR Petasites japonicus
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  30. ^ 猪股慶子監修 成美堂出版編集部編 2011, p. 48.
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  32. ^ a b c d 主婦の友社編 2011, p. 226.
  33. ^ a b c 高橋秀男監修 2003, p. 93.
  34. ^ a b c d e f g 田中孝治 1995, p. 209.
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  36. ^ a b c d 高野昭人監修 世界文化社編 2004, p. 8.
  37. ^ 小池すみこ 1998, p. 145.
  38. ^ ふき俵 奈良県 | うちの郷土料理:農林水産省”.  農林水産省. 2023年4月5日閲覧。
  39. ^ ふき俵 三重県 | うちの郷土料理:農林水産省”. 農林水産省. 2023年4月5日閲覧。
  40. ^ 蕗からつくられる手漉き和紙「富貴紙-ふきがみ-」釧路市(2020年5月24日閲覧)
  41. ^ a b c 金田初代 2010, p. 133.



フキ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/16 17:58 UTC 版)

日本原産の食用栽培植物」の記事における「フキ」の解説

フキ()は、キク科フキ属の多年草で、学名Petasites japonicus英語では学名を呼ぶか日本語のまま "Fuki" と記す。つぼみ(ふきのとう)は、天ぷら煮物味噌汁の具、ふきのとう味噌などとして食し佃煮にして、また、葉柄佃煮のほか、灰汁アク抜きをしたうえで煮物炒め物として食べる。

※この「フキ」の解説は、「日本原産の食用栽培植物」の解説の一部です。
「フキ」を含む「日本原産の食用栽培植物」の記事については、「日本原産の食用栽培植物」の概要を参照ください。


フキ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/17 18:37 UTC 版)

応天の門」の記事における「フキ」の解説

昭姫の店で働く女性

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