JR九州キハ200系気動車
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キハ200系気動車(キハ200けいきどうしゃ)は、1991年(平成3年)に登場した九州旅客鉄道(JR九州)の一般形気動車[注 1]。
注釈
- ^ 車内設備や性能面など、基本設計に着目すれば近郊形とされるが[1]、近郊形は国鉄・JRの新性能電車独自の概念であり、気動車については厳密な意味で近郊形に分類される車両ではないことと(近郊形車両#気動車を参照)、通勤形や近郊形として製作された車両であっても電車とは異なり、運用上の区別が明確でなく、慣例的に一般形のカテゴリに括られ[2][3]、通勤形と近郊形も広義では一般形の一種であるため(一般形車両 (鉄道)も参照)、本項では一般形とする。
- ^ 2009年の検査入場でキハ200-9・キハ200-1009は共通ロゴに戻された。同時に併結相手を指定せず0・1000番台であればどの編成とでも組むように変更された。
- ^ 同じ機構を採用しているのは他に「ゆふいんの森」キハ71・72系があり、いずれも本系列と同型の機関・変速機を持つ(71系は機関換装による)。なおキハ66・67系は機関が異なり、変速機も一般的なDW14系を使用している。
- ^ 最高速度が120km/hのJR東海キハ75系では逆に高速側の設定であり、各段の切替え速度は60km/hと90km/hである。
- ^ 相方を失った11は、代替となる5011が導入されるまでの間、平成15年度長崎ゆめ総体開催時等に増結用として使用され、他のキハ200系2両と運用を組み、3両編成で運転されたことがある。
- ^ 当時JR九州の気動車の快速・普通列車は、進行方向最後尾の車両が喫煙車であった。
- ^ 同編成は2015年(平成27年)3月に大分地区へ転属したが、その後しばらくラッピングは存置されていた。現在は赤色に変更されている。
- ^ 5007は7と共に黄色の「なのはな」塗装の第一号となり、かつ本系列初の塗装変更車なった。
- ^ 本区分番台の投入により、大分地区のキハ31形は筑豊地区に転用された。
- ^ この増備車の投入により、日豊本線大分 - 南延岡間で運転されていた717系電車を使用する列車が、キハ220形(1500番台・200番台共通)での運転に置き換えられたが、2018年のダイヤ改正で日豊本線の運用が消滅した。
- ^ 1991年増備車には日本車輌製造で鋼体・部品製造、JR九州小倉工場でノックダウン生産された車両がある。
- ^ 通常はキハ200形のみ
- ^ 豊後竹田駅 - 宮地駅間はキハ220形のみ
- ^ 宇土 - 八代間、通常はキハ220形のみ
出典
- ^ 『JR全車両ハンドブック2009』ネコ・パブリッシング、2009年、489頁。ISBN 978-4777008360。
- ^ 『平成型車両 厳選140形式』講談社、2011年、114頁。ISBN 978-4062171816。
- ^ 石井幸孝『キハ47物語』JTBパブリッシング〈JTBキャンブックス〉、2009年、36-37頁。ISBN 978-4533074271。
- ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '93年版』ジェー・アール・アール、1993年7月1日、187頁。ISBN 4-88283-114-7。
- ^ a b 九州を走るエコ車両(JR九州 環境報告書2017) - 九州旅客鉄道 2017年10月1日 (インターネットアーカイブ)
- ^ “爪クラッチ式 液体式変速機”. 株式会社ジェイアール総研エージェント. 2023年9月10日閲覧。
- ^ “キハ200-14+キハ200-1014がハウステンボス色に”. 交友社『鉄道ファン』railf.jp 鉄道ニュース (2011年2月2日). 2012年11月26日閲覧。
- ^ “佐世保車両センターのキハ200形に2編成目のロングシート化改造車”. 交友社 『鉄道ファン』railf.jp 鉄道ニュース (2017年11月4日). 2018年2月11日閲覧。
- ^ “キハ220-1101がシーサイドライナー色に”. 交友社『鉄道ファン』railf.jp 鉄道ニュース (2011年3月3日). 2012年11月25日閲覧。
- ^ “キハ220-1102の前灯がLED化される”. 交友社『鉄道ファン』railf.jp 鉄道ニュース (2017年7月3日). 2017年9月4日閲覧。
- ^ a b c d e 『新たな多機能検測車『BIG EYE』が誕生します! 〜大きな目で設備不具合の予兆を捉える〜』(プレスリリース)九州旅客鉄道、2023年10月26日 。2023年10月26日閲覧。
- ^ a b c d 「線路のゆがみを測定する新型の検測車を公開 JR九州「検査業務の効率、究極をめざす」」『RKB毎日放送』、2023年10月26日。2023年10月26日閲覧。
- ^ a b 「JR九州に新検測車「BIG EYE」登場 車両は水没したキハ220形をリニューアル」『乗りものニュース』、2023年10月26日。2023年10月26日閲覧。
- ^ a b c 「JR九州、多機能検測車「ビッグアイ」導入 線路のゆがみ測定」『毎日新聞』、2023年10月26日。2023年10月26日閲覧。
- ^ 『ありがとう“キハ200形・キハ220形” 大村線ラストランについて』(PDF)(プレスリリース)九州旅客鉄道、2021年3月1日。 オリジナルの2021年3月1日時点におけるアーカイブ 。2021年3月5日閲覧。
- ^ “ありがとう「キハ200、220形」鉄道ファンらラストラン見送る”. 長崎新聞. (2021年3月13日). オリジナルの2021年3月13日時点におけるアーカイブ。 2021年3月13日閲覧。
- 1 JR九州キハ200系気動車とは
- 2 JR九州キハ200系気動車の概要
- 3 概要
- 4 沿革
- 5 運用区間
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