警視庁・未確認生命体関連事件合同捜査本部とその他の協力者
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「仮面ライダークウガ」の記事における「警視庁・未確認生命体関連事件合同捜査本部とその他の協力者」の解説
一条 薫(いちじょう かおる) 1974年4月18日生まれの25歳→26歳。血液型はAB型。名古屋市出身。長野県警警備課に所属する刑事で、階級は警部補。10歳の時に自分の誕生日に増水した川から市民を救出中に殉職した警察官だった尊敬する父親の跡を継いで刑事になった。そのため、誕生日プレゼントは誰からも受け取らないことにしている。母親の民子は名古屋西市民病院で看護婦長を務めており、母とは名古屋弁で会話する。 雄介同様に責任感が非常に強く、グロンギとの戦いで何度も大怪我をしながらもそれを押して現場へと赴く。 滅多に笑うことはなく、たまに笑みをこぼすと周りから驚かれる。 長野県九郎ヶ岳の遺跡発掘現場で起きた事件を追ううちにグロンギと遭遇し、広域指定された同種の事件を集中的に扱う未確認生命体関連事件合同捜査本部(警視庁に設置)に派遣される。警視庁本庁に異動後、以前と表情が変わったらしく周囲からは彼女ができたと勘違いされており、特に杉田からはよくからかわれるネタにされているが、職業柄、彼女を作らないことを信条にしている。 射撃の名手でもあり、特殊強化ライフルやコルト・パイソン357マグナム6インチモデルなどを使いこなす。 雄介のことは「五代雄介」とフルネーム、もしくは名字で呼ぶ。 性格は雄介とは対照的で堅く真面目だが、雄介と同様人前で弱音を吐かず、自分が辛い思いをしていることを周囲に悟られないように振る舞っている。父親が良く家族に言っていた「中途半端なことはするな」という言葉から、民間人である雄介を戦いに巻き込むまいと必死に辞めさせようとしていたが、雄介もまた自分と同様に責任感が強い男とわかり、止められないことに気付くと、共に戦うことを決意。独断でトライチェイサー2000を譲渡した。以降、現場検証で出た証拠品や情報を雄介に伝えるなどクウガのサポートを行い、ゴウラムの出現の際は松倉本部長を説得するなど警察内でのクウガに関する全責任を委ねられている。 グロンギ殲滅後は長野県警に戻った。 松倉 貞雄(まつくら さだお) 57歳。警視庁警備部長で、未確認生命体関連事件合同捜査本部の設置に伴い本部長を兼ねる。当初は未確認生命体第4号(クウガ)との共闘に慎重だったが、クウガのその後の行動を見極め、また一条の説得もありクウガの存在に深い理解を示し、彼にクウガに関する全てを委ねるようになり、雄介に危険が出来るだけ降りかからないように尽力するように一条に要請した。一条や杉田のために高性能ライフルや6インチのコルト・パイソンを支給し、EPISODE33ではクウガとの協力姿勢を取る合同捜査本部に圧力を掛けてきた上層部の説得に当たった。 合同捜査本部解散の際には、一条たちに労いの言葉と共にサムズアップを送った。 杉田 守道(すぎた もりみち) 37歳。警視庁捜査一課の刑事。強面だが、一児(娘:葉月)の父。当初は本部からの命令のままにクウガを射殺しようとしたが、ズ・メビオ・ダに殺されそうになったところを助けられ、以後仲間と認める。その後、未確認生命体関連事件合同捜査本部に転属。一条と行動する場面が多い。中盤にて一条からクウガの正体が雄介であると知らされ、これを期に彼と接触。EPISODE33で雄介の思いも何も判っていなかったと謝罪したが、雄介に「思いは皆さんと一緒」と返答される。また、同話で初めて雄介の変身を目の当たりにし、感嘆の声をあげる。激しい戦いを象徴するため、彼が物語途中で殉職するという案もあったが、番組のテーマにそぐわないということで没になった。結局、人間側の主要人物は誰も死ななかった。 桜井 剛(さくらい つよし) 26歳。警視庁捜査一課の刑事。未確認生命体関連事件合同捜査本部の一員。数回SAT狙撃班の指揮をしていた。真面目で几帳面な性格で、クウガが何色(フォーム)で未確認生命体を倒しているかを色付きシールで手帳に記録している。最初は杉田と同じくクウガを敵だと思っており、EPISODE4ではクウガを撃って一条と揉み合いになるが、杉田から止められた。その後はクウガの戦いぶりを見て味方だと認める。一度、クウガの正体を一条に尋ねるも流されているが、バダー戦を切っ掛けにクウガの正体を知り、以降は雄介に信頼を寄せ、より全面的に協力する。 パンが大好物で朝から大皿山盛りのロールパンを平気で食べるほど。笹山と恋人関係になる展開も考えられていた。小説版では結婚している。 杉田と桜井は元々レギュラーとしては設定されておらず、EPISODE3・4のゲストの予定であった。 笹山 望見(ささやま のぞみ) 21歳。未確認生命体関連事件合同捜査本部の婦人警官。本部から通信(未確認生命体の行動や爆破ポイントの指示など)などのオペレーターを担当する。父は警察官だったが、病死している。 初期は一条に熱を上げていたミーハーな感じが否めず、一条に好意を持つあまり、訪ねてきたみのりのことを一条の恋人だと勘違いしてへそを曲げたことがある。 しかし、一条への誕生日プレゼントを拒否されて一条の過去を知り、激化するグロンギとの戦いやクウガの正体も知ったことで次第にまじめな性格になっていく。クウガの正体を知らされたころから未確認生命体の爆発による被害を抑えるために追い込みポイントの選定を任されている。 椿 秀一(つばき しゅういち) 26歳。元監察医務院の嘱託で、関東医大病院に勤める死体解剖専門の法医学士で、一条の高校時代の同級生。 雄介の身体検査やクウガの能力開発にも協力し、「世界でたった一人のかかりつけ」を自認する。当初は雄介の身体を「解剖してじっくり調べてみたい」と言うなどマッドサイエンティストのような発言もあるが、雄介がグロンギと同じ存在になってしまう可能性について当初から懸念を抱き、警告を繰り返している。また、グロンギに殺害された被害者の死体解剖も行ううちに、医師としての立場から理不尽な形で人間の命を奪う彼らに激しい憎悪と嫌悪感を示す。 稲森 麗子(いなもり れいこ)という女性と交際していたが、約束がある時に限って一条からの依頼が来るために疎遠になってしまい、遂にはフラれてしまった。以降は桜子にも想いを寄せ、香りが濁るため紅茶には砂糖を入れないストレート派などと言って話を合わせたりしている。 榎田 ひかり(えのきだ ひかり) 34歳。千葉・科学警察研究所法医第一研究室の主任。城南大学理工学部出身。ゴウラムの研究を行う際、旧知の仲である一条から雄介がクウガであることを知らされた。 未確認生命体の研究および対未確認生命体用装備の開発を行う。未確認生命体に対抗するため特殊ガス弾やマーキング弾などさまざまな装備を開発し、終盤では未確認生命体をも殺害する威力を持った神経断裂弾を完成させた。 元々仕事には熱心だったため、旦那に逃げられた過去があり、現在は母の篤子(あつこ)(65歳)と息子の冴(さゆる)(6歳)との3人暮らし。未確認生命体事件により息子との約束を破ることになってしまったり、授業参観に行けないなど、母親と仕事の責任との板挟みになっている。
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