へそ【×臍】
ほぞ【×臍】
へそ 【臍】
へそは肉体の中心であるとして、それを尊ぶ風は東洋にも西洋にもある。中国では泰山を天斉と呼ぶが、斉は中心でへそを指す。泰山を天のへそと考えた天子たちは即位するとここで天地を祭る祀典を行った。ギリシアのパルナソス山にあるデルフォイのアポロン神殿には臍石(オンファロス)がある。イスラムの聖地メッカにある神殿カーバを支える柱は「天のへそ」と呼ぶ。臍の緒(臍帯)に対する俗信もあって、古代エジプトですでに王や偉人のへその緒を大切にしたことが知られている。後産には霊が宿るとし、へその緒が嬰児と霊をつなぐとして保存もした。日本ではこれを切るのに金物を忌んで、竹へら・葦・貝殼などを用いた。それを真綿でくるみ、紙に包んで水引をかけ、生年月日を記し保存する。のちに本人が大病すると煎じて飲ませる風もあった。死ぬと棺中に入れた。
へそ
臍
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「臍」の例文・使い方・用例・文例
- 彼女は姑の気にさわるようなことを言わなければよかったと臍を噛んだ。
- 彼は臍を固めて一世一代の大事業に乗り出した。
- 彼らは新しい車の設計を月末までに完成させようと臍を固めた.
- 彼女はそのことを姑に言わなければよかったと臍を噛んだ.
- 臍下丹田に力を入れる
- お臍が茶を沸かす
- お臍が宿替えする
- 臍のように落ちくぼんだ
- (赤ん坊の臍が癒着するまでのように)腹部の周りに巻く布製の帯
- 臍の周囲の皮膚で発生する小さな静脈
- 臍帯にある静脈
- 生まれた時に臍の緒から得られた血液
- 腹部器官が臍帯を押し込む出生時における臍ヘルニア
- 臍の近くの腹壁のヘルニアから腸と網が突出しているもの
- 膃肭臍という動物
- つき出ている臍
- 臍下丹田という,臍の下の辺の所
- 臍繰りを作ることができる
- 哺乳動物の腹の中心に残っている,臍帯がついていたあと
- 臍炎という,新生児の症状
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