各作品での特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/19 23:47 UTC 版)
攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL 後述の映画版とは異なるプロセスで人形使いと融合し、事あるごとに変種(素子同位体)をネットに流すようになる。 GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊 自らのゴーストを探求している。人形使いと融合するが、原作とはプロセスが異なる。人物像も各シリーズの中で最もストイックな性格として描かれており、表情の変化もほとんどない。 イノセンス ほとんど登場しないが、後半バトーを手助けするために現われる他、終盤でバトーがロクス・ソルス社のガイノイドプラント船に潜入した際に、バトーを援護して戦闘に参加する。ただしこの時は従来の義体ではなく、衛星を経由して、ガイノイド「ハダリ」の電脳に自分の一部をダウンロードした状態である。 攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 作品の舞台が「もし、草薙素子が人形使いと遭遇していなかったら」という設定のパラレルワールドであるため、『S.A.C.』3部作では人形使いと融合していない。 攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG 幼少期に「航空機事故」で重体になった少年と少女のエピソードとして、草薙が義体化した経緯が明らかになり、他のコンテンツでは明確に描かれなかった異性に対する意識も描かれた。 当時、最先端技術としてまだ一般化されていなかった電脳化、義体化を、生命を救う唯一の方法として施されており、それに伴って自身も義体化を決意した少年が、後に草薙と戦うことになるクゼとされている。この時、左手しか動かせなかったクゼが草薙のために折鶴を渡しており、劇中でメタファーとして扱われている。 「少佐」と呼ばれるのは、第4次非核大戦時の軍歴による。メキシコへの派兵時には国連軍としてイシカワと同じ部隊に属しており、イシカワはバトーに対して少佐の「メスゴリラ」という渾名を披露している。この時サイトーは敵対していた部隊「赤いビアンコ」に傭兵として従軍していたが、草薙と対決して敗北し、後に9課に属する。 攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society 前作『2nd GIG』の最終話ラストで任務を放棄し失踪して以来、2年間ネットに介在し単独で行動している。その卓越した能力から、今回の事件の黒幕である傀儡廻の正体ではないかとバトーに怪しまれた。性別、年齢、容姿も様々な複数のデコットを操り、様々な組織(ビジネスの相手)と内通して活動していた。 攻殻機動隊1.5 HUMAN-ERROR PROCESSER 「DRIVE SLAVE」にて以前とは違う容姿のデコットを操り、トグサ、バトー達の前に現れる。クロマと名乗りマイクロテレメータ社勤務の黒沢博士から失踪した愛人の捜索を依頼されており、その過程でバトーと共闘することとなる。 攻殻機動隊2 MANMACHINE INTERFACE 宇宙にある託体施設の創立メンバー。その電脳戦能力や素子同位体のナンバーを把握していることから、オリジナルないしそれに近い存在だと推測され、認知限界を拡大するためにミレニアム(20番目素子同位体)を使役してポセイドン・インダストリアルに干渉してくる。ゴースト内での意思決定がアンタレスとスピカに分裂していたが、荒巻素子(11番目素子同位体)が持ち込んだラハムポル博士の珪素生命体の設計図を入手したことにより意思決定を統合、荒巻素子と協定を結ぶ。 攻殻機動隊ARISE・攻殻機動隊 新劇場版 このシリーズでは素子を含めキャスト陣が一新、坂本真綾が素子の声を務める。 「公安9課」(攻殻機動隊)が結成される前日談として作られており、これまでより若い頃の時代が描かれている。ストーリーの進展と共に荒巻やバトー、パズ、トグサといった後の9課メンバーと知り合い、最終的には『新劇場版』で公安9課が正式に結成する。 ストイックさの中に若さ故の未熟さや反骨精神を織り交ぜた性格が描かれ、自らの記憶の齟齬に恐怖したり、幻肢痛に苦しんだりする様子が散見される。幼少時より軍の特殊機関「501機関」に、エージェント兼研究対象として所属。義体が軍から提供されていること、そのメンテナンス費用が健康保険でまかなえる額をはるかに超過することから、個人としての自由が著しく制限されており、貯金の引き落としや外出にも上層部の許可がその都度必要なほどである。恩師のマムロ中佐が殺された一件を調査する過程で、後の9課メンバーと出会っていく。 ゴースト・イン・ザ・シェル 本作での名前は「ミラ・キリアン」。元々は難民であったが、乗っていた難民収容船がテロにより爆破され瀕死の重傷を負う。その際、政府と提携関係にある企業「ハンカ・ロボティクス」の全身義体化サイボーグ開発計画「プロジェクト2571」の被験者として全身義体化され、命を救われる。それから一年後、公安9課に所属して任務にあたっていたが、自身と同じ全身義体化したテロリスト「クゼ」との出会いにより、真実の記憶を取り戻す。 本来の名前は、これまでの作品同様に「草薙素子」。行き過ぎたテクノロジーに対して警鐘を鳴らす活動家であったが、同じく活動家であり愛し合っていたクゼと共にハンカ・ロボティクスにより拉致され、強引に被験者とされた。この事実は義体化の際に「ミラ・キリアン」としての記憶を上書きすることで隠蔽されていたが、クゼとの出会いと、義体の整備を担当していたオウレイ博士の告白により明かされる。 母親が存命だが、素子が義体化されたことは知らずに突然出奔してその末に死んだと思っており、アパートで一人暮らしをしている。
※この「各作品での特徴」の解説は、「草薙素子」の解説の一部です。
「各作品での特徴」を含む「草薙素子」の記事については、「草薙素子」の概要を参照ください。
各作品での特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/08 15:53 UTC 版)
攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL 前半の super spartan, junk jungle, robot rondoではステッキを使っているが、その後では使わなくなっている。bye bye clayでは素子やバトーと共に現場に出るなど、かなり「動く」。自らの豊富な人脈と、卓越した手腕で9課を率いている。ディフォルメの強いサル顔に描かれている。 攻殻機動隊1.5 HUMAN-ERROR PROCESSER 失態を演じたトグサ達を怒鳴り散らしたり、偶然現場近くを通った時に声をかけたりするなど、まだまだ健在。前作より顔の描写が(ギャグシーンを除いて)リアルになっている。 攻殻機動隊2 MANMACHINE INTERFACE 「荒巻素子」に起きていたイベントが安全保障上どのような影響を与えるか知るために霊視に同席する。霊能に関しては意外に詳しい。オリジナル素子との約束を守り、連絡回線を保持しているらしい。また、草薙素子とそれを取り巻く同位体達、珪素生命体設計図は今後の人類において何らかの大きな影響を与えると考え、草薙達を監視していくらしい。 イノセンス バトーと同じく素子の失踪を引きずっており、覇気をなくしている。出番が少なく劇中では椅子に座った姿しか見せない。ダークスーツではなく、白いマオスーツを着ている。 攻殻機動隊 S.A.C. 原作よりも少し若い設定になっており杖はついていない。軍部や警察、官僚機構や、政府要人など、広い人脈と政治力を駆使して素子達を後押ししている。原作では課員に直接指示を出すことが多かったが、S.A.C.では前述のようなバックアップが殆どで、現場は素子にほぼ一任している。22話では、兄の洋輔の事に関連し、珍しく私情で動いた事により、厚生労働省医薬局麻薬対策課強制介入班の残党2人の罠にはめられてしまったが、バトーに救出されている。それ以降は杖を使っている。 攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG 茅葺総理に「切れ者」と評され、前作と比べると総理との関わりが格段に多い。素子曰く、茅葺総理は荒巻の「好みのタイプそのもの」。私情で動かない姿勢は一貫しているが、茅葺総理に接近する荒巻の姿勢をバトーが批判している。 攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society 草薙素子失踪後は、9課の運営方針を「三つの事件を八割で解決できる組織」に転換することにより、9課の理念の継続を果たそうとしている。現場は、新設された隊長職に就任したトグサに任せている。20年前に、人生そのものと言える公安の仕事に邁進して、仕事という〝殻〟に閉じこもったばかりに、家庭を疎かにしてしまい、妻と娘が家を出て行ってしまったとされ、〝殻〟に閉じこもることなく、家族に9課のことや義体化のことを打ち明けて、理解を得たトグサを羨ましがっている。 ゴースト・イン・ザ・シェル 概ね「S.A.C」での設定を引き継いでいるが、時には自ら銃を手に戦うこともあり、ハンカ・セキュリティ社の兵士3人の奇襲に対して鞄を盾にして銃撃を防ぎ、リボルバー拳銃で仕留め「狐を殺すのに兎を寄越すな」と言い放つほどの強さを見せる。
※この「各作品での特徴」の解説は、「荒巻大輔」の解説の一部です。
「各作品での特徴」を含む「荒巻大輔」の記事については、「荒巻大輔」の概要を参照ください。
- 各作品での特徴のページへのリンク