各作品と、それに登場した観用少女
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/23 08:22 UTC 版)
「観用少女」の記事における「各作品と、それに登場した観用少女」の解説
※第一話(食卓のミルク)では持ち主が命名することになっているが、その後店員がつけた"銘"を持ったものも登場している。以下、持ち主が名付けたものを名前、店員がつけたものを銘とする。 食卓のミルク 「エンジェル(名前)」 1992年「眠れぬ夜の奇妙な話」VOL.10 ソバージュヘアの少女。10年に一度の逸品であったが、酒好きになり変質してしまった。 ポプリ・ドール 「(名前・銘不明)」 1993年「眠れぬ夜の奇妙な話」VOL.16 香り人形。少女を買い取った男の娘と双子のように良く似ている。 スノウ・ホワイトPart1 「白雪(銘)」 スノウ・ホワイトPart2 「(名前・銘不明)」 1994年「眠れぬ夜の奇妙な話」VOL.18 (Part1)漆黒の髪、血のような紅の唇、雪のような白い肌の最上級品の少女。故あって店に戻ってきた。 (Part2)三つ編みの少女。死を間近にした男と店を抜け出した。空色の天国の涙を流す。 RAINY MOON 「雨にぬれた月(銘)」 1994年「ネムキ」VOL.20 黄金色の髪、青白い肌、月夜色の瞳の少女。いつも満月付近の雨夜に目覚めては物思いにふけるように一点を見つめている。 ラッキードール 「乙姫(名前)」 1994年「ネムキ」VOL.21 幸運を呼ぶ?少女。好悪が激しく、主人である男には天女のような笑顔を向けるが、男の彼女には険しい顔を見せる。 ブルードール 「(名前・銘不明)」 1994年「ネムキ」VOL.22 ストレートヘアの少女。持ち主が夜逃げしたため、置き去りにされてしまった。面倒を見てくれた男と離れることになった時、天国の涙を流した。 空中庭園 「お嬢さん(名前・銘不明)」 1995年「ネムキ」VOL.23 街の名士だった老人が持ち主だった。老人の息子と一緒に空中庭園に住んでいる。老人の遺言を執行するための言葉を預かっている。 ミッシング・ドール 「あの子(名前・銘不明)」 1995年「ネムキ」VOL.24 黒髪の少女。持ち主の願いから「育った」が、自分が観用少女だったことを忘れていた。赤い天国の涙を流す。 宝石姫 「宝石姫(名前)、宝石姫の妹(名前・銘不明)」 1995年「ネムキ」VOL.25 白い肌に緑の宝石が映える金髪の観用少女。不慮の事故で死んだ少女に似ている。 死んだ少女の弟は観用少女に好かれる体質だったため、店に行った時に新しい観用少女を目覚めさせてしまった。引き取ることになり、宝石姫の妹とされる。 天使の役作り 「うちのお姫様(名前・銘不明)」 1995年「ネムキ」VOL.26 ウェーブヘアの少女。グラビアモデルだった持ち主の成長・発展を温かく見守る。 楽園の果実 「オランピア(名前か銘かは不明)」 1995年「ネムキ」VOL.27 観用少女の改良種・歌う少女のプロトタイプ。殺された老人の持ち物だったが、さらわれて犯人の男のもとにいた。 桃源郷 「みどりちゃん(名前)、ゆりちゃん(名前)、すいかずらちゃん(名前)」 1995年「ネムキ」VOL.28 みどりちゃんは黒髪の香り人形。森の香りがする。ゆりちゃんはストレートヘアの香り人形。百合の香りがする。 すいかずらちゃんは他の二人よりも小柄で末っ子的な存在の香り人形。スイカズラの香りがする。 三人共に「木になってしまう難病」研究所に住んでおり、集められた患者達の遊び相手になっている。 サークル 「(名前・銘不明)」 1996年「ネムキ」VOL.29 観用少女サークルで育てていた少女。サークル員が次々に規約を破ったため、育ってしまった。 蜜月 「僕の可愛いスイートハニームーン(名前)」 1996年「ネムキ」VOL.30 持ち主の娘の幼い頃にそっくりな少女。持ち主に溺愛されている。 空をとぶ夢 「(名前不明)」 1996年「ネムキ」5月号 寝る前に小説家である持ち主が話すおはなしが好き。持ち主が好きだった編集者の名前をつけている。 翠玉 「翠玉(銘)」 1996年「ネムキ」7月号 翡翠色の瞳と輝く肌をもつ少女。10年に一度の極上品。ヒモをしていた男が惚れ込んで店から持ち出したが、ついにその瞳を見ることはできなかった。 嵐 「(名前・銘不明)」 1996年「ネムキ」9月号 持ち主の少女にそっくりな少女。占いをすることができる。持ち主の少女はいつ自分と入れ替わってもいいように少女の真似をしていた。 流砂 「(名前不明。少年にしか発音できない)」 1996年「ネムキ」11月号 水色の瞳の少女。病弱な少年の遊び相手として買われた。島に遊びに行った時、少年を連れて森へ消えた。 ムーンライト・シャドウ 「(名前・銘不明)」 1997年「ネムキ」1月号 眠り続けて待ちきれなくなり、突然目覚めた少女。小さい頃に「観用少女のタネ」を買った女性からお守りとしてタネをもらった。 オーロラ姫 「オーロラ姫(名前)」 1997年「ネムキ」3月号 持ち主だった女性が出て行ってから15年間笑わない少女。女性の娘の結婚相手を選ぶ時、「少女を笑わせることが出来る相手」という条件がつけられた。 神様の盃 「エリクシール(名前)」 1997年「ネムキ」5月号 店で眠り続ける少女。2年前にそっくりな少女(エリクシール)を買った青年が通いつめているが目を覚まさない。 “プレゼント” 「(名前・銘不明)」 1998年「ネムキ」5月号 天使の種を持った少女。覚醒を促すため、気の集まる廃棄場に隠されていた。 珊瑚 「珊瑚(名前)」 1998年「ネムキ」9月号 酔ったお父さんが持ち帰ったアクアプラン虫。珊瑚の殻に包まれて眠っていた小さな人形。「観用少女」とは違い、光合成で育つ。 メランコリィの花冠 「月華(銘)」 1998年「ネムキ」11月号〜1999年「ネムキ」1月号 青い瞳の少女。幻の「青い花冠(ティアラ)」を咲かせるために頭に苗を植えつけられた。 夜来香 「龍悩(名前)」 1999年「ネムキ」3月号 育ってしまった香り人形。宿屋で働きながら「観用少女の卵」を産み、孵してくれる相手を探している。 ユメデアウマナザシ 「(名前・銘不明)」 1999年「ネムキ」7月号 冷やかしで店に来たバーテンの青年と波長が合い目覚めるが、引き取られることは無く何度もメンテナンスされる。後に機会があり青年が世話をすることになる。 御喋りな墓標 「眠り姫(名前・銘不明)」 1999年「ネムキ」9月号〜2000年「ネムキ」11月号 館の女主人が亡くなってからずっと眠り続けている少女。館の設計士の息子に会ったとき、目を覚ました。 冬の宮殿 「雪の女王(名前)」 2001年「ネムキ」1月号 笑わない少女。アミューズメントパーク『冬の庭園』のオープニングイベント時に「少女を笑わせることが出来れば賞金が出る」というイベントに利用された。
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