原作との主な相違点(第1期)
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「キン肉マン (テレビアニメ)」の記事における「原作との主な相違点(第1期)」の解説
名前・デザインの違い キャラクター名の変更。アブドーラ→アブドドーラ、ビューティー・ローデス→ビューティー・ロローデス、ウルフマン→リキシマンなど。 キンターマン→クンターマン(タンキーマンとも)、ベンキマン→ベンキーマン と、子供に対しての衛生観念から、名前が変更されているキャラクターもいる。 また、肉のカーテン→キン肉ガードなど、技の名称も一部異なっている。他に、キン肉ビームは原作では足を交差して発射されていたが、アニメでは腕から発射されているなどの変更点がある。足から発射されたビームは劇場版2弾『キン肉マン 大暴れ!正義超人』では「キン肉フットビーム」と呼ばれていた。 アニメでキャラクターを並べた際、視聴者が見やすいように超人のカラーリングが変更されている。 設定の違い 原作は序盤以降超人たちが空を飛ぶシーンはあまり見られないが、アニメでは悪魔超人編でも何度か空を飛ぶシーンがある。 原作で解説を担当していたタザハマが登場せず、アデランスの中野さんが解説を担当している。 アニメ版での技のかけ方の変更に伴い一部の技のかわし方が変更されている。ラーメンマンがキン肉マンに使用したキャメルクラッチは原作では「真っ二つにされそうになり、キン肉マンがあまりの恐怖に漏らしたのでラーメンマンが手を離した」となっていたシーンが、アニメではキャメルクラッチで倒された後、「ラーメンに料理される時にエネルギー源であるニンニクをかけられたので力が戻った」というシーンに変更されている。 前述の通りアメリカ遠征編が世界遠征編に変更。それに伴いストーリーも大幅に変更されており、キン肉マンとテリーマンのタッグコンビ、ザ・マシンガンズ結成のエピソードが無くなっている。また、原作ではキン肉マンが所属する超人協会と、超人同盟、超人評議会の三つ巴になっていたが、アニメでは超人同盟と超人評議会が1つにまとめられており(団体名は超人同盟に統一)、キン肉マンがシングルマッチで超人同盟の超人たちと対戦していくエピソードに変わっている。原作ではロビンマスクとの対決の後、キン肉マンとテリーマンがタッグを組んでスカル・ボーズらと対決してアメリカ遠征編が終了となるが、アニメではスカル・ボーズを倒した後にロビンマスクとのリターンマッチとなっており、卑劣な罠でロビンマスクが犠牲になる展開となっている。そのためチャンピオンベルトの剥奪の理由も原作の「怪獣退治を優先したために制限時間内に戻って来られなかった」から「ロビンマスクの死に激怒して超人同盟の要人たちに対して場外乱闘を起こしたため」に変更されている。また原作に登場していた一部の超人が出ていない。原作ではタッグリーグ戦終了後、和解して3団体ともに合併したが、アニメではシーク星人はキン肉マンに倒され、イヤデス・ハリスンは警察に逮捕されたことを受け超人同盟は壊滅した。 ロビンマスクの妻であるアリサは原作では存命だが、アニメでは世界放浪中に死亡している。そのためアリサの妹ローラが登場し、原作におけるアリサの役回りを演じた。 ザ・マシンガンズは夢の超人タッグ編の前に行われた第一回超人タッグ選手権に出場して優勝したということになっている。 タイトル剥奪後、原作では第21回超人オリンピック ザ・ビッグファイト開催までの間、キン肉星に里帰りしてビビンバと知り合い、その後ラッカ星救援のストーリーを経ているが、アニメではキン肉星への里帰りから直接、超人オリンピック ザ・ビッグファイト編開始の運びとなった。そのためビビンバ編は映画版第2作目『キン肉マン 大暴れ!正義超人』に、ラッカ星編はスペシャル版に、それぞれストーリーが転用された。 超人オリンピック ザ・ビッグファイト決勝戦の会場が国立競技場ではなく東京グレートプレイランドに変更されている。同時にキン肉大王と委員長のエキジビジョンマッチは行われず、ウォーズマンの入場は地中から乱入ではなく原子力潜水艦から飛び降りる形になった。またこの決勝戦を控えて、キン肉マンの北海道・大雪山での特訓シーンも描かれ、この時にキン肉バスターを使用している。試合前計量でも、両出場選手の計量結果が原作とは逆になっている。 原作ではウォーズマンはキン肉バスターで倒されたが、アニメ版ではキン肉バスターを受けても立ち上がり、最後は風林火山で倒された。 7人の悪魔超人編で、原作ではモンゴルマンの正体を匂わす描写があったが(マスクと肉襦袢を脱ぐ)、アニメではそれらの描写はなくなっている。なおその前の団体対抗戦では、各会場で1試合ずつ、複数のキャラクターたちが試合解説を分担していた。原作ではキン肉マンとの戦いでアトランティスがミートのパーツを池に投げ込んだが、アニメ版ではバッファローマンがパーツを持っていたためこの策は使用されず、タワーブリッジで倒されている。 黄金のマスク編にて悪魔騎士が現れる場所が後楽園球場ではなく、「キン肉コロシアム」に変更されている。この他にプラネットマンの宇宙地獄が豊島園ではなく、よみうりランドに変更されている。また悪魔将軍戦では硬度7・エメラルドパワーの披露が省略された。 夢の超人タッグ編にて原作ではトーナメントマウンテンが地震で復活する場面だったが、アニメではアシュラマンの呪文で復活する場面に変更されている。また同編の導入部も悪魔将軍戦から日を改めており、ミートが大事を知らせに来るという出だしだった。原作でのネプチューンマンたちによるケンダマンとスクリュー・キッドに対する裁判はカットされ、2人は敗北の咎のみで処刑されている。 原作ではネプチューンマンたちによって倒されて失明し死亡したウォーズマンは、アニメでは負傷といった形で存命している。その後のアニメオリジナルシリーズにも登場したが、『キン肉星王位争奪編』では「戦いの中で命を落とした」と解説され超人墓場にいる。 原作ではネプチューン・キングの弟子である1000人の完璧超人としてターボマン、アモイマン、スネークマンなどが登場しているが、アニメではそれらの超人は登場せず、全て別の超人となっている。 原作でのランバージャックデスマッチ戦では、場外にいる超人はバッファローマン、モンゴルマン、ネプチューンマン、ビッグ・ザ・武道の4人のみとなっているが、アニメではキン骨マン、イワオ、キン骨オババ、五分刈刑事をはじめ、夢の超人タッグ編には参戦していない、その他の超人も登場している。 アニメが原作に追いついてきたことにより、シリーズの後半が選手と観客がトーナメントマウンテンから北海道・摩周湖に突如出現したピラミッドリングにワープ。トロフィーが存在する星に向かって北海道が宇宙へ飛び出すという展開に変更されている。それに伴いサブタイトルが「夢の超人タッグ編パート2・決戦!ピラミッドリング」に変更された。 テレビアニメでカットされた原作の第1次怪獣退治編の敵(オクトバスドラゴン、ウコンなど)は、名前だけ流用して劇場版『キン肉マン』に登場しており、ストーリー、外見、キャラクターの立ち位置などは大幅に変更されている。ただしテンドンだけは、世界遠征編の途中に滑り込ませる形でアニメ版に登場した。その他ナチグロンは改心した後原作では数回登場したのみで姿を消したが、アニメ版ではレギュラーとなっている。
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原作との主な相違点(第2期)
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「キン肉マン (テレビアニメ)」の記事における「原作との主な相違点(第2期)」の解説
デザイン・名称の違い一部のキャラクターの技の名前が変更。阿修羅稲綱落とし→阿修羅稲妻落とし(アシュラマン)、脇固め→スーパー・アームロック(プリンス・カメハメ)。 原作のキン肉マンは、読者からアイデア募集した新コスチュームを準決勝から着用しているが、アニメでは一回戦から着ている。 メンバー表のあぶり出しを行ったのは原作ではキン肉マンだったが、アニメではテリーマンである。 キン肉マンマリポーサは原作ではロビンマスク戦後死亡したが、アニメでは一命を取り留め、対戦後にキン肉マンと和解した。 アニメ版では作中で行われた団体戦のメンバーの入れ替えはキン肉アタルの要望により「2人まで」というルールが採用された。ただし回によっては相手から抗議を受ける場面も存在する。 テリーマンとキング・ザ・100トンの戦いの際、キン肉マンが使ったフェイス・フラッシュの効果が原作の「巨大シーソーを曲げる」から「テリーマンの傷を治す」に変わった。しかし第26話では「巨大シーソーを曲げた」と言う場面がある。 原作でキン肉アタルのナパーム・ストレッチをかけられた相手の胸にはアルファベットの文字「A」が刻まれたが、アニメ版では「X」になっている。 6人タッグマッチは原作ではブロッケンJr.の提案だったが、アニメ版ではフェニックスの提案になっている。 ネプチューンマンを復活させたのは原作では完璧超人の同志だったが、アニメ版では予言者が復活させている。 キン肉マンの王位継承に必要な真紅のマントは原作では王子の血だったが、運命の5王子に宿る邪悪の神々と超人閻魔がマントに吸収されて染めるように変更された。このためフェニックスとアタルの試合中に、フェニックスに残虐の神が乗り移るシーンが追加されていた。原作では立方体リングは邪悪の神々が停止させるが、アニメではフェニックスがリモコン操作で停止させた。 原作終盤で邪悪の神4人が変身してフェニックスの母親を襲う場面は、知性の神と残虐の神が合体してドラゴンに変身するように変更された。 フェニックスが超人閻魔と合体して体が巨大化し、紫色の肉体となる演出が追加されている。そのため、原作ではフェニックスの血がマントに付着した時点で完全にマントが赤く染まったが、アニメではフェニックスの敗北により超人閻魔がマントに吸収されたことで完全に赤く染まった。 原作とは異なりオメガマンがフェニックスを呼び捨てにしている。また、キン肉マンがオメガマンを倒すタイミングがビビンバの顔面の傷を治してからになった。 キン肉マンとビビンバの関係が原作では許嫁だったが、アニメ版では幼馴染となっている。キン肉マンは二階堂マリを恋人に選んだため、最後はフェニックスとビビンバが恋人関係になった。 最終回において、原作ではキン肉マンのフェイス・フラッシュでキン肉マンチームと残虐チームのメンバーやフェニックスが復活したが、アニメではそれ以外にもサバイバル・マッチの出場超人が復活した。
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