予備校・東京美術学院(東美)
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「ブルーピリオド」の記事における「予備校・東京美術学院(東美)」の解説
八虎が2年時の12月に美術部顧問の佐伯先生の勧めで、同級生で同じ美術部の龍二(ユカ)と一緒に東京美術学院・通称「東美」の冬季講習に参加したのが最初のきっかけ。八虎は油画科、ユカは日本画。八虎は自分の貯金を使って冬季講習に参加する。ちなみに冬季講習代は8万円。予備校の利点として、生徒全員が美大を目指す環境、有名美大出身の講師たち、そして充実した資料、傾向や対策でより合格の確率を上げられることなどがある。冬季講習では、高橋世田介、桑名マキと言う天才たちと出会う。美大受験を反対していた母親を説得し、その後、両親の協力を得て、現役の高校生がほとんどの油絵科の夜間部に通うことになる。予備校での出会いを通して、八虎は加速度的に成長していく。 桑名 マキ(くわな マキ) 声 - 宮本侑芽 / 演 - 髙橋果鈴 誕生日:4月23日 / 身長:161センチメートル 冬期講習、夏季講習、少人数制でのクラス(Dクラス)とほとんどのクラスで、八虎と一緒になった天才美少女。家族全員が東京藝大出身というサラブレッドで、予備校の公開コンクールで1位を取るほど、絵の才能はピカイチ。 圧倒的な実力があるにも関わらず、現役藝大生で、予備校の油絵科首席合格者である姉を意識し過ぎる一面がある。明るく人なつこい少女だが、時々、闇をかかえた発言をする。 周りから評価されてて、姉が現役首席合格してて、両親も藝大で、だからずっと、誰よりも変わることが怖い人だったと自己分析している。痩せの大食いで、食べる量はめちゃくちゃ男らしいが、フォトジェニックや写真映えする、見た目が可愛い食べ物も好きと語っている。画面を黒くするためによく鉛筆を粉にして使うので、粉の影響で、顔が黒くなりがち。K-POPやアイドルが好きで姉と一緒にコンサートに行ったりする。また、八虎にもアイドルの良さを勧めている。自分も受験の緊張やプレッシャーで余裕が無い中、体調不良で階段を登れずに蹲っていた八虎に、声を掛けるために走って駆けつけたり、八虎の荷物を上の階まで持ってあげたりと、面倒見も良く、漢気もある一面も。絵を描く際はつなぎを着用。 予備校コンクールで1位になるとその年は受からないジンクスのとおりに現役合格に失敗するが、その原因は自身で把握している。浪人時に予備校で彫刻に転科し、そのまま藝大には彫刻科に一浪で合格し、八虎の後輩となる。 橋田 悠(はしだ はるか) 声 - 河西健吾 / 演 - 田鶴翔吾 誕生日:2月5日 / 身長:189センチメートル 世田介と同じ高校の美術コースに通っていた、おさげの青年。大学生編では多摩美術大学に通っている。世田介曰く、高校のころから美術の変態と有名人であり、藝大生の八虎や世田介より、藝大に知り合いが多そうとのこと。また、人を焚きつけるのが上手いとのこと。関西弁。八虎とは東美の油絵科・夜間部で出会う。 同じDクラス(大葉クラス)の生徒。 作中で「絵描きフェチ」「美術フリーク」と呼ばれるほど、美術作品の鑑賞が好きで豊富な知識を持つ。予備校教師の大葉からは「典型的な知識や理屈が先行しているタイプ」と評価される。おさげの理由は八虎には「少しでもマジメに見せようと思って」、桑名には「絵を描いているときに邪魔になるから」と人によって違う回答をしており、本当の理由は不明。おさげを解くと腰付近まである程、かなりの長さとなっている。作品に対するモチベを上げたいときは、そのとき自分が描いている絵のイメージのお菓子を食べることにしている。上に姉2人、下に妹1人の3人の姉妹がいる。絵を描く際は白衣を着用。 大葉 真由(おおば まゆ) 声 - 和優希 / 演 - 鳳翔大 誕生日:12月30日 / 身長:185センチメートル 予備校・東京美術学院(東美)の講師。様々なアドバイスや時には厳しい意見等を与え、八虎の成長に大きな影響をもたらした一人。身体と声がでかい。廊下から声がしたと思って、見たら面接室にいたり、予備校の外にいる時にもその声が聞こえるなど、相当声が大きい様子。「タラバガニはカニじゃないって知ってた?」や「鮫に瞼があるって知ってた?」など謎の質問をしてくることが多い。彼女が担当するDクラスは個性的な作風の生徒が多く、モノ好きとのこと。息子が3人いるようで、内2人の名前は豊、伊織と言う。 絵を描く際はエプロンを着用。 岡田 さえ(おかだ さえ) 声 - 陶山恵実里 八虎と同じDクラス(大葉クラス)の生徒。おかっぱで小柄な元気な女の子。女子美を志望しており無事に合格した。骨が好きでカエルの骨格標本を作ったことがある。蛆に肉を食べさせて骨格標本を作ることに憧れを抱く。受験本番が近付き追い込まれた結果、5円玉を使って自身に自己催眠をかけていた。 絵を描く際は黒色のワンピースを着用することが多い。Dクラスの受験の息抜きで、骨の博物館に行った際、八虎と桜庭の次に到着し、集合時間をおおよそ守っていた様子、少し時間に遅れたことを謝罪をしたりと、基本的には真面目な性格をしている。 石井 啄郎(いしい たくろう) 声 - 村田太志 八虎と同じDクラス(大葉クラス)の生徒。坊主頭に、ふっくらとした体格。メンタルが弱く絵を破りながら泣いていることもあった。毎日母が作ってくれる弁当を食べている。母は料理上手なだけでなく毎日弁当に手紙を添えてくれるため、弁当を残したことは一度もない。受験本番が近付き追い込まれた結果、隅でブツブツブツブツり言を呟いていた。今回の受験は失敗し、Dクラスでは唯一、東美生として浪人をしている。絵を描く際はエプロンを着用することが多い。 桜庭 華子(さくらば はなこ) 声 - 大西沙織 八虎と同じDクラス(大葉クラス)の生徒。初めて桜庭を見た八虎がすっげ美少女と思う程、整った容姿をしている。ロングヘアでスタイルも良い正統派美少女。藝大志望だが二浪している。八虎と同じ年の受験に落ちた結果、バイトをしていた本屋で正社員として働けることが決まったため、三浪せずに、藝大入学を諦める決断をした。節約のために制服をつなぎ代わりに着ていたため、他の生徒からは高校生だと思われていた。美人なため、バイト先の本屋では初出勤時に「ビーナス」と呼ばれていたが、貰い物の奇抜な服ばかり着ていたため、1ヶ月後には「廃課金アバター」と呼ばれるようになる。絵を描く際は制服やツナギを着用することが多い。あまり他人と関わり合いを持とうとせず、無口だが、予備校・東京美術学院(東美)の講師、大葉先生には信頼を寄せている様子。受験の終了後に東美に自分の作品などの荷物取りに来た際に同じDクラスの岡田 さえ、石井 啄郎は荷物が重いとの理由で車で取りに来ていたが、桜庭 華子は気合いで持ち帰ると言っている。節約のためか、体力に自信があるためか理由は不明。Dクラスの受験の息抜きで、骨の博物館に行った際、八虎の次に到着し、集合時間をおおよそ守っていた様子から基本的には真面目な性格をしている。 佐々木さん(ささきさん) 色黒、短髪の東美生の男子学生。鮎川龍二(ユカ)が男と知らずにデートをした。ユカに男だと告げられた結果、ユカを振った。ユカの発言から見た目に反して文系の様子。 ふんどしTシャツの男(ふんどしティーしゃつのおとこ) 佐々木さんに振られた後に鮎川龍二(ユカ)がアプローチをかけた東美生の男子学生。八虎の前にユカが腕を組んだりして、イチャイチャして現れた。彫刻科で筋肉がすごいとのこと。体育会系で『ふんどし』と書かれたTシャツを着用しており、八虎をふんどしイベントなる物に勧誘した。 神山 史(かみやま ふみ) 声 - 種崎敦美 桑名マキと鮎川龍二(ユカ)と友人の東美生の女子学生。水色のツインテールで、両耳にピアスを付けている、小柄なギャル。予備校・東京美術学院(東美)の日本画科。鮎川龍二(ユカ)のストーカーを自称している。東美生の日本画専攻で1次試験に現役で通った唯一の人物。大学では一人暮らしをする模様。名前についての描写はないが、東美時代も八虎に度々気さくに話しかけたりしており、東京藝術大学(藝大)の藝祭の時にも、遊びに来たユカを迎えに来た時に登場している。主人公の八虎と同じ東美出身の現役藝大生で、桑名やユカ関連での絡みも少なくないことから、今後も登場が期待される。
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