ハロゲンバルブ
内部に不活性ガスのほか、ヨウ素、臭素などのハロゲン元素、またはハロゲン化合物を封入し、通電白熱したタングステンフィラメントの熱放射による光を利用した電球である。自動車用前照灯、霧灯以外にも、コピー機、オーバーヘッドプロジェクターなど、事務用機器の光源、スタジオ照明など多用されている。ハロゲン電球は1959年、ハロゲン元素として微量のヨウ素を封入し発明、実用化されたヨウ素電球が始点。以降、ヨウ素以外のハロゲン化合物を使った電及、ハロゲンバルブと呼ばれている。点灯中、蒸発したタングステンがハロゲン物質と反応してフィラメントに還流するハロゲンサイクルを利用し、タングステンの蒸発によるフィラメントの損耗と、バルブ壁面の黒化を防止できるので、光束の低下が少なく寿命が長い。
ハロゲンランプ
(ハロゲンバルブ から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/06 07:15 UTC 版)
ハロゲンランプ(英語:halogen lamp)は電球の一種。「ハロゲンバルブ」、および「ハロゲン球」ともいう。電球内部に封入するアルゴンや窒素ガス等の不活性ガスに、ヨウ素や臭素などのハロゲンガスを微量導入する。不活性ガスのみを封入する通常の白熱電球よりも光度が増すため、店舗のダウンライトや車両のランプ(ヘッドライト・フォグランプ)、ハンドライトなどに用いられる。用途によって、片口金形、ミラー付、両口金形などの種類がある。
- 1 ハロゲンランプとは
- 2 ハロゲンランプの概要
- 3 原理
- 4 関連項目
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