ダークビーダ四天王
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 06:17 UTC 版)
「Bビーダマン爆外伝」の記事における「ダークビーダ四天王」の解説
ダークビーダの大幹部たち。総じて仮面を被っており、その素顔は一般のダークビーダと同じである(漫画版では全員素顔を見せていない)。また、四天王同士は総じて我が強いため、他のメンバーとは仲が悪く、ダークプリンス登場後は彼に忠誠を誓いそれぞれで行動するも、パワーアップしたダークアーマーに乗ったにも関わらず、個人で戦うよりもあっさり敗れている。ビーダシティ攻略の担当者は失敗が続くとダーク皇帝によって空中(漫画版では次元牢(じげんろう)と呼ばれる空間内)に浮かぶ石の牢獄に幽閉され、次の四天王に出撃の権利が移る。最終決戦でダーク皇帝に赤い双頭の竜にさせられ、皇帝が倒された後は全員元のビーダロンに戻った。 漫画版ではダークプリンス登場後は彼の指揮下で合同作戦を行い、改心した風を装ってしろボンたちをエビルスキー場に招待し、罠を仕掛けて倒そうとする。だが、しろボンたちにかまけていたことでブリザードエビルの整備を行えず、あえなく失敗。プリンスに制裁され、首から下を氷漬けにされた。最終決戦直前にて怒るダーク皇帝にシャドーと共に一蹴され、ダーク城崩壊後の消息はシャドー共々不明。 ドラーケン 声 - 安井邦彦 ダークビーダ四天王の1人。一人称は「オレ」(単独出撃時は「オレさま」)。卑劣な作戦を好んで展開する頭脳派(自らのビーダアーマーが無いと嘆いていたきいろボンを操り、しろボンたちに差し向けたこともある)だが、お世辞には非常に弱い一面を持っている。そのため褒めて貰ったり、あだ名を言って貰わなければ気が済まない。あだ名は元々あったものにモミテボンが提案した「プリティーにかっこいい」を足した「パーフェクトな強さを誇る偉大なるダークビーダ四天王の1人、プリティーにかっこいいドラーケン様」。四天王中最も部下に対して非情であり、それぞれ一度の出撃で敗れると全員容赦なく切り捨てている(後にシルドークとの決闘の際に登場していたことから命までは取らなかった模様)。 当初は部下たちにダークビーダの本拠地から命令を下していたのみで、出撃回数は四天王では最も少ない(単独での出撃は一度だけ。その後もシルドークとの共同出撃、最終決戦で他の3人と出撃したのみ)。最初に登場した四天王ではあるが、ホワイトゲイルやイエローシューター、ブラックガトリンガーをあっさりと倒してしまうなど、その実力は侮れない(最初の敗北も、油断していた所にホワイトゲイルIIからの不意打ちに近い一撃を食らったことが原因)。生身での戦闘能力も高く、シルドークと組み合いになっても互角であった。また、握り拳の親指だけを突き出して下に向け、自身とその部下がいるダーク空間内の足場に穴を開けて部下を落としたり、相手に催眠をかけてその相手の心を闇に染め、操ることも可能。かなり記憶が古く、再登場時はしろボンたちに名前を忘れられていた。四天王内でも、特にシルドークとはソリが合わない。 また、正体がトカゲロンであるためか、シルドークに「トカゲロン野郎」と罵られたことがある。なお、単独でビーダシティを攻略していた頃は、声に金属的なエフェクトがかかっていた(素顔の時は無い)が、再登場後は無くなった。名前はスウェーデン語で「竜」を意味する「ドラーケン」から。 漫画版では語尾に「~ケン」と付ける。 ティーゲル 声 - 堀秀行 ダークビーダ四天王の1人。胸部プロテクターの左側に二本の傷がある。「力のティーゲル」の異名を持ち、その名の通り力任せに暴れ回る戦法を好む。しかし、「チマチマしたことが一番嫌い」と癇癪持ちの性格が災いしてしまい、毎回感情任せに暴走しては、銕白虎のエネルギー切れを引き起こしてしまう。エネルギー切れの問題もあってか、銕白虎に搭乗せずに出動する場面もしばしば見られた。バカと言われることを嫌っており、「バカ」を含んだ言葉に非常に敏感。その一方、ダークプリンスの作戦でビーダシティのボランティア活動をさせられた時にしろボンから改心した理由を問われて咄嗟に嘘の話を思いついたり、その話に「信憑性がないから直ぐにばれてしまう」と判断するなど、機転の利く一面や常識的な一面を見せたこともある。 周囲に放電して相手を攻撃することが可能で、連続してパンチを繰り出す「突風ラッシュ(とっぷうラッシュ)」という技を持つ。戦闘のプロであるくろボンとアーマーに乗らずに素手で戦ったことからライバル心を抱く。また、瞬間移動も可能。四天王内でも、特にシュリンゲを毛嫌いしている。後にダークプリンスに我慢を覚えさせられ、その直後は凄まじい力を発揮した。また、四天王中唯一自滅した存在でもある。その他、ただの一般人であるさすらいボン(声 - 井上和彦)に偶然とはいえ敗北するなど情けない場面がある。 ドラーケンと同様に、登場初期は仮面を被っている際、声に金属的なエフェクトがかかっていたが、再登場後は無くなった。また、初期は一人称が主に「ワシ」(たまに「オレ」。なお、漫画版では「ワシ」、ゲーム版は「オレ」でそれぞれ統一)だったが、再登場後は「オレ」に統一された。 名前はドイツ語で「虎」を意味する「ティーガー」から。正体はトラロン。 漫画版では自らビーダシティ攻略の作戦を考案・実行に移すなど頭の悪い描写はあまりなかった。また、語尾に「~ゲル」と付ける。なお、ダークキザックのイメージ図に登場したドラーケン以外の四天王およびティーゲルの姿が判明した回での残る四天王たちのシルエットは、後に作中に登場した姿とはデザインが異なっている。 シュリンゲ 声 - 松本梨香 ダークビーダ四天王の1人で紅一点。「魅惑のシュリンゲ」の異名を持つ。一人称は「妾」・「私」(パープル変装時、気分によっては本来の姿でも言ったことがある。なお、漫画版では「私」・「あたし」となっている)で、笑い声は「フフフフフ」および「オホホのホー」。非常にプライドが高く気難しい性格で、モミテボンには高慢な態度で接しており、よく靴磨きをさせている。また、煙管を愛用している。四天王の称号だけでは満足しておらず、ダーク皇帝を除くダークビーダの頂点を極めようと考え「ダーククイーン」を自称している。苦手なものはきいろボンの小噺(イエロークラッシャーのショックウェーブを一度食らって以降、小噺がトラウマになった)。普段はパープルという名前の美しい女性教師ビーダマンに化け、しろボンたちに近づき罠にかけようとしており、完全に信用させたがくろボンだけは最初から疑っていた。くろボンの強さを見込んで手下に誘ったこともあり、ティーゲルと同様に素手で戦ったこともある。他にも、あおボンやあかボンを洗脳して自分の手下にしようと作戦を立てている。パープルの変装を解く際には他のダークビーダ同様に服を脱ぎ捨てて変装を解く場合と、体を回転させて発光し、瞬時にシュリンゲの姿に戻る場合の二通りがある(後者の場合はその逆も可能)。また、変装中に強いダメージを受けると一瞬、元の姿に戻ってしまうことがあった。演技力の他、ダンス・野球・テーブルマナーにも精通しており、しろボンたちを罠にかける際にその腕前を披露している。 肌荒れとしろボンたちに名前を頻繁に間違えられること(シュリケン、シュリリンゲなど)が悩みの種。特に後者は言われるたびに修正するが、全く覚えて貰えず、まともに呼ばれたことがほとんどない。またモミテボンに対しては名前そのものを避け、「ダーククイーン」と呼ばせようとしており、名前で呼ぶたび、撤退時でも制裁を喰らわす。また、年齢はある程度高い方らしく、嫁ぎ遅れ呼ばわりを最も気にしている。四天王内では、特にティーゲルと不仲である。なお、四天王の中では唯一テレビシリーズ・漫画共に素顔を見せていない。 名前はドイツ語で「スズメ」を意味する「シュペリング」から。正体はスザクロン。 漫画版ではパープルに扮していた際には名前以外の記憶を失った風を装ってしろボンたちに接触しており、色仕掛けが効かないあかボンを警戒していた。テレビシリーズと異なり彼らにパープルの正体が自身であることには気付かれていない。敗退後、処刑されそうになったため開き直り、2万年にわたり監禁されていたシルドークを解放させ、協力してダークネスドラゴンを完成させた。その後シルドークがダークプリンスに敗れると一緒に捕まったが、殺されてはいない。なお、2万年を生きたシルドークから「まだ生きていたのか」と発言されており、シルドークほどでないにせよかなりの長寿である模様(ただしシルドーク反乱当時のことは知らないため、彼よりは若い)。また、語尾には「~リンゲ」と付ける。 シルドーク 声 - 秋元羊介 ダークビーダ四天王の1人。一人称は「オレ」(漫画版では「ワシ」も使用)。ダークビーダの頂点に立とうとする野心家で、かつてダーク皇帝に対して「自分以外の者の下につくことが勘弁ならない」との理由で反旗を翻し、返り討ちにされたことがある。そのため四天王の地位を剥奪され、牢獄に幽閉されていた。しかし、部下であるダークジコロとダークバアヤの手で牢から解放されたことにより、四天王の座へと返り咲く。 武人の誇りを旨としており、自らの背後を取ろうとする者は、カエルロンであろうと容赦はしない性格。重厚な見た目に見合わぬスピードとイエロークラッシャーを素手でひっくり返すほどの実力の持ち主だが、口が軽い一面を見せることがあった。その他にも、チューブで繋がれた2丁のマシンガンを武器としている。義理堅い所があり、海底遺跡でしろボンに生命を助けられた借りは一応返している。また、ダークジコロとダークバアヤをヒヤヒヤさせたり震え上がらせるなどして振り回すことも多いが、前述の牢から解放された件なども含めて二人には慕われている。31話ではしろボンに「シルクロード」と名前を間違えられたことがある。 プラネットエネルギーの封印されたビーストーンを手に入れ、その封印を説いたことでプラネットエネルギーの鎧を得てパワーアップし、ダーク皇帝をも圧倒するがダークプリンスに愛機である鎧玄武を破壊され、自身も一撃で敗れて鎧も失った。その後、ダーク皇帝には反発心を持ったままだが、プリンスには(自分をあっさり破ったことから)忠誠を誓っている。 名前はドイツ語で「カメ」を意味する「シルトクレーテ」から。正体がカメロンであるためか、ソリの合わないドラーケンに「のろまなカメロン野郎」と言われたことがある。 漫画版では、牢から出したのは処刑されそうになって開き直ったシュリンゲである。彼女の協力と鎧玄武の能力で、ダークネスドラゴンを復活させた。ダーク皇帝に反逆を起こしたのが2万年前と語っており、ダーク皇帝共々かなりの長寿であることが分かる。テレビシリーズと異なり、ダークプリンスに敗れた後は不承不承ながら彼に従っている様子が見られ、ゲーム版もこれに準じた流れとなっている。また、語尾に「~ドーク」と付ける。
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