セブンスナンバーズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/21 17:37 UTC 版)
「ロックマンギガミックス」の記事における「セブンスナンバーズ」の解説
『ロックマン7』のボスのこと。 「バーニングホイール」ではフォルテやスターマンたちと共にバトル&チェイスにおびき寄せたロックマンへの刺客として仕向けられるが、作戦から勝手に離脱するフォルテやフリーズマン、スラッシュマンごとロックマンを仕止めようとするシェードマンなど、連携力は低くどれもロックマンを妨害するには至らなかった。一方で、スプリングマンとターボマンは「レイ=ブリュイルト博士」のロボットという肩書でレースに参加、終盤にはDWNであることを明かしてロックマンを追いつめる。 「白い悪夢」では、突如に現れた白いロボットを倒すためにサードナンバーズと供に戦うが、健闘虚しく、ワイリーを避難させていたシェードマン以外が破壊され、シェードマンも囮となって倒されてしまう。だが、事前にシェードマンの指示を受けていたダークマンシリーズがセカンド、サーズのナンバーズと共に回収しており、自己修理を終えた「光る明日へ」で再登場、全ナンバーズと共に旧ワイリー基地で破損したパーツの代わりとして働き、サンゴッドと戦うロックマンにエールを送った。 DWN.049 フリーズマン 無公害エネルギー試験用ロボット。「高温+低温=常温」というテーマの下に製作された。低温エネルギーを攻撃に転換した冷凍弾「フリーズクラッカー」が武器。当初はブラック4ローダーズというチームのNo.5(なぜチーム名が「4」なのに5名いるのか不明)として登場し、変装のため車ロボットであるローダーの中に入っていた。 同系統ロボットの先輩であるアイスマンの大ファンであり、ワイリーの命令を無視して終始彼らに随行していた。破壊されたターボマンが最後の悪あがきでロールとアイスマンを攻撃しようとした際、正体を現してアイスマンたちをフリーズクラッカーで作り上げた氷の障壁で守り、自分のメールアドレス付ファンレターを渡して去っていった。非常に無口、というよりシャイな性格で、全編通して「光る明日へ」108ページにてアイスマンに対して「センパイ」と言った1回しか喋ることがなかった。 「白い悪夢」によると、アイスマンは彼からの文通希望は面倒くさく思いつつも承諾したようで、いつもならすぐ来るはずのフリーズマンの返信が一向に来ないことからフリーズマンやワイリーシティが破壊されたことが本当だと信じていた。 「光る明日へ」で他のナンバーズと共に修理され登場した後も、アイスマンに随行している場合が多かった。 なお、コミックボンボン1995年夏休み増刊号に掲載された有賀執筆のギャグ漫画でもアイスマンと共演しており、その際は彼に対して「どこに行ったんでしょうね、アイツ(ブリザードマン)」と敬語で話しかけている。 DWN.050 ジャンクマン 磁力制御戦闘用ロボット。ブラック4ローダーズのNo.3として出場していた。レース終盤で、正体を現すためローダーを破壊して登場。しかし、ローダーを破壊したことでラッシュバイクに置いてけぼりにされてしまった(その後、彼の後を追う際ローダー5(フリーズマン)がいないことに気づいた)。後にシャドーマンたちを回収しに来たガメライザー内にいるのが確認できるのみで、戦闘シーンは一切なく、鉄塊の障壁「ジャンクシールド」も使用していない。 その後も活躍している場面はほとんどないが、「光る明日へ」ではその巨体と怪力を活かして、損傷がひどくて動けなくなったガッツマンを担いで運んでいる場面がある。 初登場した際、バーストマンと「我らのコンビネーション」と言っているように彼と気が合うらしく、その後もバーストマンと一緒にいる場面が多い。 DWN.051 バーストマン 重火器内蔵戦闘用ロボット。ブラック4ローダーズのNo.4として出場していた。ジャンクマンと同時に正体を現す際には、ローダーの外装を溶かすという謎の能力を見せているが、ジャンクマンと同様の理由で置いてけぼりにされた。 特殊武器である爆弾入りシャボン玉の「デンジャーラップ」は一コマだけ使っているシーンがあるのみ(それすらも空振り)。 DWN.052 クラウドマン 空中戦闘用ロボット。雷攻撃「サンダーストライク」が武器で、局地的ではあるが気象コントロール装置を搭載しており、子分と力を合わせて巻き起こした大嵐のパワーは「R破壊指令」のエアーマンにも匹敵する。口調が荒い。ロックマンたちの妨害をするべく、ハワイ上空にて部下のロボット共に局地的な嵐とドサクサにまぎれた落雷を起こすが、レースが中止されそうになったため賞金が貰えないことを恐れたワイリーの命令で急遽中断、ロックマンへのピンポイント攻撃に切り替えたことでアイスマンに気づかれ、アイススラッシャーを受けて氷漬けになってしまった。なお、この雷雨はロックマンの頭上にのみ移動しながら発生する明らかにおかしいものだったのだが、ロックマンはロールに指摘されるまでそのことに全く気付かなかった。 「白い悪夢」のサーズセブンズ集合のコマではなぜか中央を飾っている。 「光る明日へ」ではアイスマンの回収を行った他、電気制御能力を活かし、エレキマンと一緒にライトット研究所や旧ワイリー基地の配線の修理や発電機代わりを行って活躍した。 DWN.053 スプリングマン 約2000個もの強力なバネ(ソレノイドコイルと同様の構造)でできた身体を持つ戦闘用ロボット。「弾性」というテーマの下に作られた。各パーツが表裏回転しており、それを生かしたトリッキーな戦闘が得意。陽気な性格で、「○○デ~ス」など、英語交じりのエセ外国人風の口調が特徴。 ターボマンと共に「レイ・ブリュイルト博士」という人物が製作したロボットを名乗り、原作での愛車であるサプライズボクサーに乗ってレースへ出場していた(なお、レイ・ブリュイルトの綴りは“Ray Blewilt”であり、アルバート・ワイリー“Albert Wily”のアナグラムである)。ターボマンが本性を現した際に彼へ加勢し、バネの体を活かした強力な打撃を不意打ちでかますが、スーパーロックマンのロケットバスターの一撃で破壊された。 ワイリーナンバーズの中で唯一Wのマークがついていない。 DWN.054 スラッシュマン 恐竜型高機動戦闘用ロボット。ラッシュロードスターに追いつくほどの俊足と、強力な切れ味を持つ両手の「スラッシュクロー」が武器。語尾に「ジャン!」をつけるのが口癖で、常にテンションが高い単細胞。 シェードマンと共にロールの機体に取り付けられた爆弾の存在をロックマンに伝え、レース中にシシトラック(原作におけるターボマンステージ中ボス)に乗ってロックマンを襲撃する。だが、路上に落とされたことでトラックに轢かれ、シェードマンが持ってきたVAN・プーキン(原作におけるシェードマンステージ中ボス)をトラックに突撃させたため爆発に巻き込まれ、挙句に残骸から這い上がったところを後続のライトットに轢かれるという散々な目にあった。 DWN.055 シェードマン 背中の翼で空中を飛びまわる吸血鬼型側近ロボット。セブンスナンバーズの中心的存在で、「白い悪夢」以降はワイリーナンバーズ全体においてもリーダー格として活躍を見せる。ミーハーな口調でナルシストだが、理知的で紳士的な性格で、常に冷静で的確な答えを導いて行動している。特殊武器である破壊音波「クラッシュノイズ」はバスターを準備するコマがあるのみで、フォルテがロックマンに向かったため使用はしていない。 ワイリーへの忠誠心は並々ならぬものがあると共に彼のロボットに対する博愛精神を理解しており、シャドーマンは「お喋りである事以外はブルースに似ている」と評価している。 「白い悪夢」では、白いロボットは敵と見なした者を皆殺しにするだろうから部下を見捨てられないと、逃走を拒絶するワイリーに催眠音波をかけ(なお、原作でのシェードマンは「催眠音波を搭載する予定だったが、失敗して破壊音波のクラッシュノイズになった」という設定がある。またゲーム中でも、相手を行動不能にする音波を目から発射している)、シャドーマンにワイリーを託して自身は囮となって白いロボットに輸送船ホゲールもろとも撃墜される。この際、シャドーマンに過酷な思いをさせる事態となってしまったことに対して、「なぜ博士は我々に『心』を持たせたのか?」とぼやいていた。 その後「光る明日へ」では、実は囮になる直前にダークマンシリーズに破壊されたナンバーズ達をガメライザー格納庫へ運び込むよう命令し、ナンバーズ達を事前に救助していたことが判明。さらにシェードマン自身もギリギリのところでクイックマンに救助され、旧ワイリー基地へ避難していた。後半から登場してスペースルーラーズに対抗する一連の作戦を立て、事件解決における多大な功労者となった。事件後は修行の旅に出るシャドーマンからワイリー護衛の代行を頼まれ、ワイリータワーの麓で出撃するテングマンたちを「白い悪夢がまた来なければいいが…」と皮肉を呟きながらも見送った。 DWN.056 ターボマン 自動車へ変形する能力を持つ戦闘用ロボット。車輪状の炎を放つ「バーニングホイール」が武器(なお、この特殊武器の名称が作品の題名にもなっている)。終盤までは自動車形態のみの登場で、スプリングマンと共にブリュイルト博士製と装いトップグループを疾走、所々でロックマンの気を引いて罠に嵌めるべく声をかけていた。ロックマンが正体を見抜いていたことを知ると本性を現すと共に人型に変形して襲撃するが、バーニングホイールをスーパーロックマンに回避され、後方から向かっていたロールに追突された隙にロケットバスターの直撃を受け破壊された。冷静沈着な性格で、本性を現して以降は攻撃的な口調だが本質的にはそのままである。 「白い悪夢」では、白いロボットの実力をいち早く見抜き、フォルテが撃破された後、サーズ、セブンスに一斉攻撃の命令を出していた。 「光る明日へ」では、旧ワイリー基地の機能を復旧させるべく、自動車形態になりタップマンとチャージマンと共に自身の強力なモーターを起動、動力の代用役の一部を努めた。
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