シガ八剣
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 22:18 UTC 版)
「デスマーチからはじまる異世界狂想曲」の記事における「シガ八剣」の解説
ゼフ・ジュレバーグ シガ八剣の筆頭であり、聖騎士団の団長。二つ名は「不倒」。レベル56。総白髪の年経た老騎士。武器は、白い軸にアダマンタイト合金製の青い穂先を付けた魔槍。「魔刃」「身体強化」「虚身」「光魔法」「螺旋槍撃」「魔刃砲」など、珍しいものも含む多彩なスキルを習得している。 シガ八剣の候補者であるサトゥーの実力を図ろうとしており、王都に到着したばかりの彼に申し込んだ決闘がビスタール公爵家の内輪揉めによって流れると、聖騎士団の駐屯所へチーム「ペンドラゴン」を招く。ジャゴウを圧倒し、自分にも勝利したリザをシガ八剣に推挙しようとしたが、断られる。 ビスタール公爵邸で開かれる夜会に招待され暗殺事件に巻き込まれた時には、襲撃犯の黒殺党のほとんどを倒し、重傷を負いながらも公爵を守り抜く。事件にゴウエンが関わってことで引責辞任の危機にあったが、これまで積み重ねた功績とケルテン侯爵からの擁護により、減俸とシガ八剣の指名権放棄という処分で落ち着いた。 レイラス・ケルテン シガ八剣の第3位。二つ名は「聖盾」。レベル54。聖盾使いの老騎士。人格者であり、王子が手討ちにしようとした侍女を救っている。 第3王子のお目付役として公都を訪問中に黄肌魔族の襲撃を受け、魔族が放った「煉獄の白焔(ホワイト・インフェルノ)」の連打を受け止め重傷を負う。 トレル シガ八剣の第4席。「飛龍騎士(ワイバーン・ライダー)」であり、「疾風」の二つ名を持つ。馬上槍より長い魔法の長槍が武器で、魔刃を使える。 老齢を理由に引退を考えており、勇退を飾る戦いの相手を探していた。ゼッツ伯爵領の竜の噂を聞きつけ亜竜の監視を行っていたが、偶然発見した下級竜に勝負を挑む。奮戦むなしく相棒のワイバーンを喪い、自身も重傷を負ったものの、居合わせたミトが竜の相手を引き受けている間にゼナが魔法で治療したおかげで生き延びた。 ヘルミーナ・キリク シガ八剣第5位。二つ名は「銃聖」。レベル49。キリク伯爵の縁者。つり目だが優しい瞳で、金髪ボブの綺麗系女子。27歳。 シガ王国では珍しい銃使いで、《穿て》の合い言葉で弾丸を加速させるための螺旋回転する水滴を作り出す「水蝶銃」という白いライフルや、ワンアクションで再装填できる銃剣付き二丁拳銃が武器。防御力は低いが、攻撃力は高く中級魔族にも大ダメージを与えられる。堅物だが、酒に弱く、抱きつき癖がある。 サトゥーが大砂漠の都市核を秘密裏に掌握した一件の調査のため、4名の聖騎士を随員に迷宮都市に向かう。「自由の光」が起こした中級魔族との交戦を経てサトゥーと親しくなった。サトゥーを弟に重ねて可愛がっている。また、優れた射撃の腕を持つルルやミーアを、自分の後継者にしたいと考えている。栄達を望まないサトゥーを変わり者だと思っている。 大砂漠の調査中に「狗頭の古王」復活を目撃し殺されかけたが、都市核の力で安全な山脈付近まで排除された。王都でのビスタール公爵の夜会で暗殺事件に巻き込まれた時には、ジュレバーグと共に奮闘したが、同僚が事件に関わっていたことで大きなショックを受けた。 ゴウエン・ロイタール シガ八剣の第6位。二つ名は「剛剣」。レベル51。身長2m近い、鋼のような筋肉の巨漢。以前はサガ帝国で冒険者をしていた。実家はビスタール公爵家の家臣で、公爵への忠義に厚く、かつては第1公子に剣術を教えていた。妻と10歳くらいの娘を故郷に残している。子煩悩で、子供好きなヘイムとは仲がいい。 現在は巨大な両手剣を使う。「魔刃」「金剛身」「瞬動」「身体強化」「瞬発強化」「剛力」「光魔法」スキルのほか、必殺技スキルとして神速の上段からの振り下ろし「魔斬鋼烈刃(バースト・ハッカー)」、技の途中でモーションが次々に変わる「魔斬旋乱刃(バースト・ハリケーン)」を習得している。冒険者時代は「魔力強奪(マナ・ドレイン)」と「生命強奪(ライフ・ドレイン)」の効果を持つ、長さ2m半、刃渡り2m近くもある黒い両刃の呪われた巨大斧を使っていた。テクニカルな技は使わないが、見かけ通りのパワー一辺倒ではなく、サトゥー曰く「パワーとスピードを兼ね備えたオーソドックスな剣士の最高峰」である。 公爵への忠義と公子への義理の間で板挟みになっており、故郷の妻子を第1公子派に人質に取られて公爵暗殺に加担せざるを得なくなる。かつて使っていた呪われた斧を手に、「魔人心臓」を装着することで魔族ルダマンを凌駕するほどの力を獲得し、ジュレバーグとヘルミーナを戦闘離脱に追い込むも、サトゥーに両手首を切断される。魔人心臓を暴走させて触手甲冑化、サトゥーと入れ替わりで現れた勇者ナナシを倒せないまま同僚達が戦線復帰してしまい、最終手段で「長角」を使ってレベル60の魔族と化し、身長6m近くまで巨大化、咥内から黒いビーム状のブレスを吐くようになる。しかし、ポチとタマが回収してきた魔笛によって動きを封じられ、魔族化したのが魔人心臓だけだったことが幸いして、魔人心臓を摘出したうえでエリクサーで心臓を再生させたことで蘇生する。 本来は反逆罪により一族郎党処刑されるところを、武勲を惜しまれたことと、ナナシの嘆願を聞いてビスタール公爵が減刑を願い出たこと助命された。しかし、シガ八剣を解任されて犯罪奴隷へと落とされ、ムラサキの長官として碧領に送られることになった。 ヘイム・カラズ シガ八剣の第7位。二つ名は「雑草」。レベル53。野武士系の渋い親父のような外見。着崩した聖騎士の制服の上に肩当てと胸当てだけを着け、魔物の皮を使ったブーツとグローブを装備する。武器は片手半剣。子供好きで、仕官する前は田舎貴族の子弟達に稽古をつけていたことがある。 ゼッツ伯爵領に派遣され、王国騎士団と共に王都への峠に居座る亜竜を討伐した。聖騎士の駐屯所にやってきたタマとポチに身体強化の緩急やフェイントについて教授したため、2人からは「先生」と呼ばれている。大晦日の王都ではポチと共に「赤縄の魔物」の排除を行った。 リュオナ・エセブ シガ八剣の第8位。街道沿いの魔物狩りを主任務とする王国軍聖騎士団第8中隊の隊長。二つ名は「草刈り」。レベル48。筋骨隆々なアラサー女性。露出過多なファッションだが、割れた腹筋と野性味溢れすぎる面差しのため、あまり色気は感じない。 武器は死神のような大鎌。「魔刃」「空歩」「瞬動」スキルや、遠心力と大鎌の重量を生かした「死極断頭台(デス・ギロチン)」や斬撃の嵐を放つ奥の手の「死極断罪旋(ジェノサイド・ギロチン)」といった豪快な必殺技を持つ。 バウエン・ガンリウ 「風刃」の二つ名を持つシガ八剣候補の1人。王国軍の聖騎士団第8中隊に所属している。反りのある長刀を背負ったスレンダーな感じの剣士。 ビスタール公爵領での内戦鎮圧後、新たなシガ八剣に就任した。
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シガ王国の剣として強大な外敵から国土を守る為に存在する8人の武人。選ばれれば名誉伯爵位を与えられ、奴隷身分からも解放される。就任するときには、国王から8本の剣を重ねた環の意匠をした「剣環証」を賜る。第1位から第8位まで序列はあるが、レベルと序列は比例しない。
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