ビスタール公爵領
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 22:18 UTC 版)
「デスマーチからはじまる異世界狂想曲」の記事における「ビスタール公爵領」の解説
ビスタール公爵 現ビスタール公爵。厳つい鷲鼻の中年男性で、エルタール将軍は年齢の近い叔父。現国王の従兄弟という高貴な血筋。オーユゴック公爵の政敵。一番若い夫人は17歳で、最年長の娘より年下。末娘のソミエーナを溺愛している。 「階層の主」を撃破した寄子のジェリルに期待しており、ゆくゆくはシガ八剣に就いて箔をつけてから領軍の一翼を担ってもらいたいと考えている。一方で、オーユゴック公爵の派閥寄りのサトゥーを敵視しており、その思いを隠さない為、ソミエーナの方がよっぽど礼儀をわきまえているとサトゥーに思われている。 鼬人族と取引して領内に被害を出した長子を廃嫡したことがきっかけで、第1公子派の配下に反乱を起こされる。飛空艇乗船中に暗殺されかかったが、同乗していたジェリルに庇われ傷を負うことなく生還する。王都でサトゥーに飛空艇テロの鎮圧の恩賞を与え、内乱鎮圧に協力させようとしたが、ムーノ男爵の臣下という立場から断られた。その日、夜会の前に再び暗殺されかかるもシガ八剣やナナシによって助けられ、ナナシの頼みで計画に参加させられていたゴウエンの減刑を国王に嘆願する。内戦後は莫大な戦費の支払いと幾つかの利権の王国への譲渡という罰を受ける。 トーリエル・ビスタール 現ビスタール公爵の第1公子。王立学院時代はリーングランデと並び立つ天才と言われていたが、自身の卒業後に彼女がさらなる功績をあげたことで過去の話となってしまう。また、ゴウエンから剣を学んでいたが、武人としての才能はなかった。 シャロリックが提唱する「大乱の世」の到来を確信し、鼬人族と「ネジ」を取引するために種族差別の撤廃を提唱していた。だが、鼬人の新兵器実験の被害を受けた猿人族からの報復で領民に被害を出したことを口実に、父から廃嫡された。これを不服とする派閥の者達がビスタール公爵の暗殺を謀り、公爵家の内乱に繋がる。 ヨウォーク王国軍の支援を受け、切り札として派遣された下級竜により反乱鎮圧軍を苦しめたが、ナナシの介入により反乱は失敗。妹からの手紙を読んで思うところがあったのか、ナナシの嘆願で助命された後は辺境にある邸宅で生涯を過ごす事になった。 ソミエーナ・ビスタール 現ビスタール公爵の末娘。年の割に機転が利く。「宝物庫」スキルを持つ。 長兄の種族差別を否定する発言を信じており、迷宮都市から王都に向かう飛空艇の中で知り合った耳族のポチとタマと仲良くなる。「宝物庫」の中に「小聖杯」を保管していたため反乱分子から身柄を狙われており、飛空艇からの脱出時にトーリエル派のトホマエーナの手引きで誘拐されてしまうが、No.1たちと合流していたサトゥーや駆けつけた第3騎士団によって救出された。戦争で家族同士で争う事を嘆き、ナナシに兄への手紙を届けてもらうよう頼んだ。 トホマエーナ・ビスタール ビスタール公爵の第1夫人。第1公子派に付いており、飛空艇からの脱出時に「小聖杯」を所持するソミエーナを連れてテロリストの一味へ合流する。王都の第3騎士団に追われて逃走しようとして落馬し、首の骨を折って瀕死の重傷を負うが、サトゥーに中級魔法薬で治療された後で巡回騎士隊に引き渡された。 レダ・ビスタール ビスタール公爵夫人の1人だが、高官のモーサンと不倫している。愛人が計画したクーデターに協力しており、「魔人心臓」の装着者を操る魔笛を所持している。しかし、乗り合わせた探索者たちの奮闘で計画が失敗、自らは公爵一家でただ1人負傷してしまう。 モーサン ビスタール公爵家の高官。レベル7。召喚魔法や各種事務系スキルを持つ。公爵夫人の1人レダと不倫関係。亜人差別主義者。 トーリエルの廃嫡に反対しており、考え直してもらえるよう懇願するが強く拒否されたため、領軍の隊長を努める第1公子の叔父と共謀し、「領主の力」の及ばない場所で暗殺するため公爵が乗る飛空艇の襲撃を実行する。計画では地上の狩猟館を占拠した隊長が従魔による砲撃を行っている間に、暗殺と飛空艇設備の破壊を行うはずだったが、艦橋に持ち込んだ魔導爆弾をサトゥーにこっそり没収され、地上からの攻撃をチーム「ペンドラゴン」にことごとくつぶされる。最終手段で「魔人心臓」を稼働させ、故障と暴走で無数の触手を生やした異形と化し、艦橋で大暴れするがリザに撃破され、一命を取り留めるが後遺症で知性を失う。 ラベーレ ビスタール公爵配下の土魔法使い。公爵に派遣され、ジェリルの「階層の主」討伐を支援した。
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3公爵領の一つ。シガ王国北西部の領土で、小王国諸国を挟んでサガ帝国と向かい合う位置にある。上質な赤ワインが名産。領内には枯れた迷宮が存在する。南部都市の周辺はオーユゴック公爵領に並ぶ綿花の一大産地であり、王都の需要を賄えるほどの生産量を誇る。
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