シガーラベルとリング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 19:17 UTC 版)
「葉巻きたばこ」の記事における「シガーラベルとリング」の解説
葉巻ブランドごとに特色のある、シガーラベルとリング(シガーバンド)がある。 「シガーラベル」とは葉巻を封入した箱の裏蓋を封じた約15×22センチの紙である。当初は簡単な図柄だったが、模造品対策からキューバシガーの箱では20色もの多色刷り石版印刷や箔押し加工が行われていた。1920年代以降は写真製版印刷のラベルが用いられている。写真製版導入前の物は美術的な評価が高く、現在では石版印刷の再現が難しいことから骨董品としても珍重されている。 「リング」は葉巻1つ1つに巻かれている帯で、葉巻のブランドの判る図版が組み込まれている。リングの本来の目的は、「白い手袋や素手がヤニで黄ばむことを避けるためだったが、後にその葉巻のブランドの意匠を明確に主張するためのものにと意義が変化して今日に至った」といわれている。なお、喫煙の際にはリングが添付している物は無理に外すとラッパーを痛める恐れがあるため、燃焼が進んで糊が溶けてから剥がすことが推奨される。
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