ギャラクシー・ナイツ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 06:11 UTC 版)
「コブラの登場人物」の記事における「ギャラクシー・ナイツ」の解説
スペードナイツ 20年前にカオス軍によって陥落したシバ城奪還のため、正体不明の「依頼人」によって集められた者達。シバ城とシバの大王の紋章は槍の穂(スペード)であり、王に仕えていた騎士団は「スペードナイツ」と呼ばれた。それに因み、ジャックの提案で招待状に入っていたトランプのスペードのカードナンバーがそのままメンバーの呼び名になる。「エース(切り札)」はコブラ。 セブン 声:島田敏(プレイステーションコミック)、青山穣(2010年TV版) 2つの頭脳を持つロボットの右側。本名「フランク」。元々は地球人の金庫破りだったが、シカゴの銀行の金庫破りに挑んだ際、間違って別の配線を切ってしまったことで起こった爆発により、居合わせたエイトと共に重傷を負い、仕方なくエイトと半身を共有するロボットの体を入手した。スペードナイツでの役割は鍵空け要員だが、技術はともかく小心者の性格のため詰めが甘い部分がある。「スペードナイツ」の最後の1人であるキングを救って脱出する際、他の囚人の牢獄も解き放ち、自分達を追おうとしたザールを彼らの手で始末させて倒した。 宝を目の前にして、本性を現したクイーンに射殺される。 エイト 声:小林優子(プレイステーションコミック)、折笠富美子(2010年TV版) ロボットの体を共有するセブンと共に集められた、ロボットの左側。本名「ジュディ」。セブンの情婦だったが、彼がシカゴの金庫破りに失敗した際に巻き込まれる形で肉体を失う。小心者のセブンに比べて強気な気性でセブンと言い争うことが多いが、本心はセブンを愛している。セブンよりもシバ城の財宝を元手に人間の体を取り戻す意欲が強く、セブンが眠っている隙にコブラに迫る場面もある。なお、頭部が白黒テレビであることを一番気にしている。フランクを失い、口ではせいせいしたと言いながら嘆き悲しんでいた。コブラにルビーのペンダントを渡され、生身の肉体を手に入れろと言われた。 ナイン クイーンの計画をおぼろげながら察したカオス軍が送り込んだカオス兵のスパイ。他の「スペードナイツ」たちと顔を合わせる前にいち早くクイーンによって倒される。 テン 声:不明(プレイステーションコミック)、池田ヒトシ(2010年TV版) クイーンの計画をおぼろげながら察したカオス軍に送り込まれ、「スペードナイツ」に紛れ込んでいたカオス兵のスパイ。招待状に同封されていたスペードのトランプはシバの大王に仕えた「スペードナイツ」と同様に、シバ城奪回のメンバーとして集められた自分達も「スペードナイツ」という意味だと考察した。ベルトにエネルギーシールド発生装置を仕込んでいたが、クイーンの放ったシールド貫通弾によって倒された。しかし、既に「スペードナイツ」の集合場所をカオス軍に報告していたのか、結果的に「スペードナイツ」の面々はカオス軍の奇襲を受け、生存者は「エース」であるコブラを含め「5名」だけとなった。 ジャック 声:戸谷公次(プレイステーションコミック)、天田益男(2010年TV版) 爆弾使いのドナルド星人。頑丈な円形の盾を持ち、戦闘時は防御だけでなくフリスビーのように飛び道具として使用する。嘗て親友の賞金稼ぎキラーブルがコブラに返り討ちにされたことでエース=コブラと判明して以降は仇と狙うが、シバ城の財宝を入手するまでの間は共闘することに同意した。ただし、街中で見つけたコブラの手配書はずっと所持していた。スペードナイツでの役割は盾を用いた戦闘&爆破要員。 クイーンの左腕に仕込まれた銃で盾が通用せず、ロミナ王妃と同様に跡形もなく焼き尽くされて死亡する。墓標にはエリスが財宝を捧げた。 クイーン 声:小山茉美(プレイステーションコミック)、皆川純子(2010年TV版) 「素手で99通りの殺し方を知る」と語る女殺し屋。その実力は、シールド貫通弾等様々な銃弾を放つ実弾銃や接近戦用の曲刀の扱いが見事に証明している。もう1つの武器は左腕に隠した銃で、ジャックの盾を破壊するほどの威力を持つ。常に冷徹な性格だが、コブラに対してはこれまで数々の修羅場をくぐった者同士のためか、心を許す場面も見せた。スペードナイツでの役割は暗殺&戦闘要員。 実は彼女が「スペードナイツ」の面々を集めた「依頼人」であり、人間の姿をしたカオス人であったが、精神保存球を回転させるためのオイルの匂いを誤魔化すために使用している香水「パリュール」が招待状に付着していたことでコブラには最初から正体がバレており、シバの大王に対する恩返しのために敢えて泳がされていた。しかし、彼女の動機や目的、そして「人間のような欲」を持っていたため、彼女自体がカオス兵の常識から外れた存在であることは流石にコブラも読めなかった。その欲が仇となり、カオス王により無理矢理に吸収・同化される。同化=死を意味するため、自身が殺そうとしたコブラにすら助けを求めて断末魔の叫びを城内に響かせた。 キングの妻・ロミナ王妃を殺した張本人。キングの勘違いを利用して最終的に一番の障害となるコブラの抹殺を企むが、その展開を最初から予想していたコブラに躱されてしまう。 キング 声:屋良有作(プレイステーションコミック)、藤真秀(2010年TV版) 「計画書」でシバ城への道を知る案内人とされた人物。左半身の胸から太腿にかけて女性の姿をした刺青がある、象の仮面を被った大柄の男。カオス軍占領下のギザラの町で奴隷商人ザールの闘技奴隷として囚われていたが、コブラ達によって妖精族のエリスと共に救出された。20年前に傷を負い記憶喪失の状態だったのを森でエリスに助けられ、それ以降は彼女と共に生きていた。 実はシバ一族の長でありカオス軍に滅ぼされたシバ大国の国主「シバの大王」その人であり、コブラの命の恩人。自身を暗殺しようと襲って来たカオス兵のほとんどを斬撃で倒すが、クイーンの左腕の銃で最愛の妻・ロミナ王妃を殺され自身は生き延びるも記憶喪失に陥ってしまう。エリスを救おうとして負傷した際、記憶が戻るも憎い仇敵である相手のシルエットを男性だと誤認し、また左手で銃を使う人間は幾らでもいるものの「左利きで銃を使う男」といえばコブラという印象が強かったことで彼を犯人だと誤解してしまう。「以前にもシバ城に来たことがある」と話していたコブラの前で仮面を外し、「私の顔に見覚えはないか?」と尋ねた際、コブラが「見覚えがある」と答えた為に詰め寄るが、コブラ達によって奴隷としての身分から解放されたことをエリスにたしなめられ思い留まる。そして宝物庫で本性を現したクイーンがジャックを射殺する瞬間を目撃したことで、妻を殺した「左利きで銃をつ人間」がコブラではなくクイーンである事を思い出す。真相が明らかになった後、ジャックの遺品の中にあったコブラの整形前の顔の手配書を見てカオス軍との開戦前の出来事が脳裏に甦る。財宝を盗みに来て捕まり処刑寸前だったコブラに最後に欲しいものを問うと「防弾チョッキ」を要求されて大爆笑し、カオス軍との戦闘で大勢死ぬのだから泥棒くらいは助けてやれと部下に命じて救ったコブラが去り際に必ず恩を返すから死ぬなと言っていたことを思い出し、コブラが「借り(恩)」を返しにやって来たことを悟る。スペードナイツでの役割は先述した案内人&肉弾戦での戦闘要員。 身体の黒い女性の刺青と思われているものは実は刺青ではなく、嘗てクイーンとの戦いで自身を庇って銃の超高温の熱線により跡形もなく殺された妻・ロミナ王妃が焼き付けられたものである。 トゥー、スリー、フォー、ファイブ、シックス 声:伊牟田大、横井伸明、皆木俊彦、雨宮弘樹、木村雅史(2010年TV版) クイーンにより集められたスペードナイツだったが、カオス軍の襲撃により呆気なく絶命した。 エリス 声:富沢美智恵(プレイステーションコミック)、川澄綾子(2010年TV版) 「ギャラクシーナイツ」編の舞台であるシバ大国、サルドーラ出身の妖精族。耳が尖っている。20年前に記憶を失い森をさ迷っていたキングと出会い、彼の命を救った心優しい少女。その後、キングがその力を狙ったザールに捕らえられた際、キングの精神をなだめる精神安定剤として彼女も捕らえられるが、コブラ達によってキングと共に救出される。精神と肉体を分離して翼の生えた精神体で離れた場所へ移動できる能力の持ち主だが、精神体が捕らえられると肉体の方も精神体側と同化する形で捕らえられてしまう弱点を持つ。歌うような不思議な言語でパルチザンとなってカオス兵と戦うロッグ人とコミュニケーションが可能である。 ザール 声:銀河万丈(プレイステーションコミック)、廣田行生(2010年TV版) カオス軍占領下の港町、ギザラに館を構える奴隷商人。キングをはじめとする奴隷を大勢抱え、奴隷同士の戦いを見世物にしている。彼自身はカオス人ではないが、館には護衛のカオス兵がおり、地下水路には潜水艦があった。セブンが牢獄を開けて他の囚人を解放したため、憎悪の炎が燃えるままに虐げていた囚人に惨殺された。 カオス王 声:不明(プレイステーションコミック)、五王四郎 (2010年TV版) カオス兵の頂点に立つ存在。他のカオス兵が精神保存球とその器である肉体から構成されているのとは対照的に、彼は龍の姿をした精神体で構成されている。ただし、カオス人としての母星以外では精神を保存球に入れなければ生きられないという根本的な弱点だけは変わらず、コブラが仕掛けた爆弾によって消滅する。それにより、女王蜂的な存在が消えたことで他のカオス兵も倒れた。
※この「ギャラクシー・ナイツ」の解説は、「コブラの登場人物」の解説の一部です。
「ギャラクシー・ナイツ」を含む「コブラの登場人物」の記事については、「コブラの登場人物」の概要を参照ください。
- ギャラクシーナイツのページへのリンク