ガイタニック号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/12 03:38 UTC 版)
「仰天人間バトシーラー」の記事における「ガイタニック号」の解説
ドクトル・ガイ 声 - 長嶝高士 本来は世界征服を企む悪の科学者だが、祈祷師や発掘者、魔大臣などの職業もこなすなど、多芸多才(本編では圧倒的に姿が多い)。基本は科学者のスタイルで、サイボーグ形態「プロフェッサー・ガイ」に転身する。アニメ版での笑い声は「ヒヒヒヒ」で、転身完了時の掛け声は「シュワッチ」。彼の命令に対する部下たちの返事は「ガイガイサー!」。緑の骸骨顔(手足も緑)と、ピンクのウェーブヘアが特徴。ゴルコギャルには頭が上がらない。強さはゴルゴネスと比べると劣り、ドボーグやデスエッグ、ゲスト敵キャラクターたちと共にガッツたちの攻撃で空の彼方へ吹き飛ばされる描写が多い。最終的に破滅の魔王を操っての世界征服を企てるが、闇の権化である「デビルバーチャン」の求婚から逃れるため、シーホース号に部下共々助けを求め、ファッツたちの仲間になる。公式サイトでは「部下からはあまり慕われていない」とあるが、部下・仲間との絆は強く、ウェーブナイトの呪いが解けてシーホース号側に戻った際には悲しみに暮れ、手下がヘルババゴン(バーチャンの転身した姿)によって傷ついた時には、怒りと共に魔術師ガイに転身。ガッツたちの危機を救った。ゲーム版でも、ジャンヌたちの足止めをしようとするゴルコマチに逃げるよう促されるも躊躇していた描写もあった。ウェーブナイトによると、案外ファッツとは息が合っているらしい。『大航海』では終盤にて「闇の神」の指示の下で動いていたことが明かされる。身長はドクトル時が154cm、プロフェッサー時が168cm。体重はドクトル時が63kg、プロフェッサー時が82kg(他の姿のデータは不明)。 最終回では破滅の魔王にとらわれていたつちわらしを救出し、反撃のきっかけを作った影の立役者でもある。 彼の持つスタイルは以下の通り(転身前→転身後)。ドクトル・ガイ→プロフェッサー・ガイ(シール第一、二弾に登場) 魔大臣ガイ→闇将軍ガイ(第二弾に登場) エンジニア・ガイ→ジーニアス・ガイ(第二弾に登場) 祈祷師ガイ→魔導師ガイ(第二弾に登場) 発掘者ガイ→盗掘者ガイ(第三弾に登場) 占い師ガイ→予言者ガイ(第三弾に登場) 奇術師ガイ→魔術師ガイ(第三弾に登場) なお、予言者ガイ→魔導師ガイなど『転身後の姿→転身後の姿』といった変則的な転身も可能。 最終決戦時には、ヘルババゴンの目の前で魔術師ガイから闇将軍ガイ→ジーニアス・ガイ→ドクトル・ガイへ次々と転身し、彼女の注意を引きつけ、時間を稼いだ(その他、この最終回では占い師ガイ、予言者ガイ、魔導師ガイ、盗掘者ガイ、プロフェッサー・ガイの姿を披露している。つちわらしの救出はプロフェッサー・ガイのマジックハンドで行った。そのため、最終回のキャストクレジットでは通常「その回の転身前のガイ(転身後のガイ)」なのだが「ドクトル・ガイ(その他のガイ)」と表記されている)。 漫画『ガッツとオルカの冒険伝説』では、最初は身長がゴルコギャル並みのドクトル・ガイの姿で登場し、ガイタニック号がオルカとウェーブの活躍で大破した後は脳髄がキャノピーで覆われ、サングラスをかけた姿となる。その後海賊バルバッチョによって重傷を負わされた後は、サイボーグの姿で登場した。バトシール王に一方的な解雇を言い渡された後、ピースストーンの力を増幅させて撃ち出す兵器・ピースストーンキャノンを発明し、ガッツやジャンヌと和解。最大の功労者となる。闇の王の攻撃で下半身を失うものの一命は取り留め、最終決戦後に車状のメカに接続された。 ゴルコギャル / ゴルゴネス 声 - 大本眞基子 一応ガイの部下になっているが、その理由は単に「お小遣いをくれるから」。頭には彼女とは独立した意思を持つヘビが設定画によると最大9匹おり、彼女の語尾に「テユーカ」「ダッチューノ」と付け加える(脚本によると、声はそれぞれ柚木と鶴野)。外見はヤマンバメイクのコギャルでイイ男には目が無いが、気に入らないことがあると逆ギレしてヘビのような緑色の肌を持ち、好戦的で荒々しい性格の筋肉魔女・ゴルゴネスに転身。ガッツさえも苦戦させる二刀流の使い手になる。ガイ軍団の戦闘隊長的存在だったが、後に「闇のバトシーラー」であることが判明。ガイたちに先駆けてガッツたちと合流する。傍若無人な性格だが、妹のゴルコマチには優しい。『大航海』ではガッツとの初対面以降彼を「ガッツ様」(たまに「ガッツちゃん」)と呼び、二度目の交戦以降べた惚れしていた。また、ガイに対しても一定の忠誠心を持っており、彼を「様」付けで呼ぶこともある。他者への変身も可能だが、肌は黒いままなので上手とは言い難い。身長はゴルコギャル時が152cm、ゴルゴネス時が188cm。体重はゴルコギャル時が39kg、ゴルゴネス時が61kg。『ガッツとオルカの冒険伝説』では、ゴルゴネス時はより好戦的で、ガッツとの決闘に執着する。 シール第一弾では「アマゾネスの血を引く魔女で、成長することでゴルゴネスになる。シャーマンバ / マダムシャーマン(声 - 喜田あゆ美)とは犬猿の仲」という設定だった。 また第三弾では、「つまんないから」という理由でピースストーンを妹に託して去るというシールが出る予定だった。 ミジーメ・ゾンビー 声 - 森訓久 ガイが作った太めのゾンビで、顔にはビンタされたような手形がある(原作のシールで、彼が「女の子にふられた」という設定を持つため)。アニメ版でのミジーメ・ゾンビー時の口癖は「ミージメー」。普段は外見通り鈍いが、転身すると「鉄面ゾンビー」という暴走族風の姿になり、体格も痩せてハイテンションになる。ウェーブナイト/ウェーブライトとは度々対決し、その都度転身後の彼の歌声に苦しめられている。後にガイが開発した覆面で、「覆面ゾンビー」というプロレスラー型の姿にも転身できるようになった。これ以降、鉄面ゾンビーの出番が極端に減ることになる(そのため、最終回ではどちらの姿に転身するか迷っていたが、ガイに「新しいキャラを作ればいい」とアドバイスされた)。常にガイと共に行動している。また、一見鈍そうに見えるが、ガイがデビルバーチャンに求婚された際、2人の結婚を祝福する歌を歌うふりをして、夜に脱出の機会が訪れることを伝えるなど、頭が回る部分もある。最終回冒頭で占い師ガイの水晶玉にガイがデビルバーチャンと共に映っているのを指摘したため、怒ったガイに蹴り飛ばされて飛んでいき、それ以後登場していない。 シール第一弾では死霊暴走族の「イージーメ・ゾンビー」という名前で、ガイに改造されることで改造死霊「お面ゾンビー」に転身していた。『大航海』には序盤にてこの姿で登場。 第二弾では名前が「ミジーメ」に変わっており、鉄面に転身。覆面は三弾に登場予定だった。『ガッツとオルカの冒険伝説』にもごくわずかだが登場。その際は「ミジーメ・ゾンビー」と呼ばれていたが、服装はラフな革ジャンで、前述の「イージーメ」に近かった。 ドボーグ1号 - 4号 声 - 江川大輔 ガイが作った「土属性」の土木作業員型ロボット。戦闘の他、作戦に使用する機材や施設の建設・管理も彼らの仕事である。1号は作業員型、2号は現場監督型で実質的に彼らのリーダー、3号は両腕が一輪車型の作業員型、4号は雇われ社長型で葉巻をくわえている。1号から順に、戦車型の「ドタキャノン」、戦闘ロボット型の「ドタキャンダー」、戦闘ヘリ型の「ドタバトラー」、虎型の「ドタタイガー」に転身する。最終回でバーチャンの魔鳥をデスラプトルたちと共に追撃するも撃墜されてしまい、その後登場しないため、彼らの去就は不明。 なお、本編未登場ではあるが、当時の明治製菓の公式ページによるとドラゴン型の「ドタドラゴン」に転身する建設大臣型の「ドボーグ5号」もいた。また、ゲームボーイカラー版では、1 - 4号が合体して「ゼネコンダー」というロボットに転身している。 『大航海』では1、2号のみ登場。量産されており何機も存在した。また「ドタキャノン改」という改造型も登場している。身長はドボーグ1号が185cm、ドタキャノンが228cm。体重はドボーク1号が108kg、ドタキャノンが6500kg(他のドボーグたちは不明)。 1号から3号はそれぞれシール1弾から3弾で一体ずつラインナップ。3号はゲーム特典となっている。 デスエッグ2 - 4 声 - 町井美紀 ガイ軍団の戦闘員で、卵型の量産メカ。アニメは第2弾のキャラクターを基本に開始されたため、1は漫画版のみに登場しヒヨコ型の「デスピヨコ」に転身する。2は赤・青・黄の3種類いて、それぞれ赤は普通の戦闘タイプ、青は空戦タイプ、黄は地中戦タイプの「デスラプトル」に転身する。3はカメレオン型の「デスカメレオン」に転身するが、これは量産型である描写は見られなかった。4はアニメオリジナルでカニ型の「デスバブラー」に転身するが出番は少なく、終盤には2や3がファッツたちの仲間になったにも関わらず、全く登場しなかった。ゲームソフトでは、「デスコブラ」に転身する5、「デスステゴ」に転身する6、「デスペンギン」に転身する7が登場している。 シールでは一弾でピヨコが、二弾ではラプトルが三種類ともラインナップ。カメレオンは三弾で登場予定だった。『ボンボン』2001年8月号の記事によると、カメレオンは最低二種類のカラーバリエーションが予定されていた。 『ガッツとオルカの冒険伝説』では、ピースストーン探索用の小型メカとしてガイが終盤に発明。闇の王には酷評されたものの、性能は確かで、ガイはこれを使って未発見だったピースストーンの一つを入手している。 テシタロイド 声 - 荻原秀樹(赤/オードロボーット)、松本吉朗(青)、大畑伸太郎(黄) ガイが作った泥棒型ロボット。赤・青・黄の三体が存在し、主にウェーブナイト・タタリの配下として行動する。合体することで石川五右衛門のような姿をした「オードロボーット」に転身する。 ガイロボットZ(ガイロボットぜっと) ガイたちの乗る船・ガイタニック号が転身した戦闘用巨大ロボット。第三弾シールとして登場予定だった。シールでは、プロフェッサー・ガイのリモコンで操縦されるイラストがある。アニメでは、スーパーガッツアクアのタイダル・ハープーンでガイタニック号が撃破された後、ジーニアス・ガイとドボーグたちの手によって「スーパーガイロボットZ」に改良される。ロケットエンジンで自在に飛行し、ミサイルやビーム砲などを装備。スーパー転身したガッツやジャンヌの攻撃を耐える(スーパーガッツアクアのタイダル・ハープーンを喰らっても、吹き飛ばされる程度)ほどの強敵ぶりを発揮したが、スーパーガッツアースのパンチには敵わなかった。ガイたちがデビルバーチャンから逃げ出し、シーホース号に乗り込んだ後はその回でデビルバーチャンが転身したシーン以降、画面に映っていないためどうなったのか不明。
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