シーホース号
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「仰天人間バトシーラー」の記事における「シーホース号」の解説
キャプテンファッツ / キャプテンガッツ 声 - 伊藤健太郎 バトシーラーの主人公。普段は大食いで怠け者なふとっちょ船長「キャプテンファッツ」だが、走ったり、汗をかいたり、酷いときには火にあぶられたりとやせる行為を行うと、一転して頼れる美形ヒーロー「キャプテンガッツ」に転身する。キャプテンガッツの時はその容姿と武勇に惹かれる女性も多い。元々はガッツの姿だったが、鬼影に敗れた際に妹・エレーナが行方不明になり、その悲しみからやけ食いしてファッツになった。妹とは後に再会を果たしたが、当初は妹が記憶喪失になっていたこともあり、お互いを認識できなかった。本編で言及されたことは無いが、スタッフによると年齢は20代らしい。「スーパーフェニックス」という鳥を連れているが、普段は太った鳥の着ぐるみを着て「キブトリ」と称している。全ての戦いが終わった後、シーホース号にはそれまでの倍以上に太って食事を楽しむファッツの姿があった。身長はファッツ時が182cm、ガッツ時が195cm。体重はファッツ時が200kg、ガッツ時が98kg。 『大航海』では、金の国での事件がきっかけとなって序盤の頃から積極的にダイエットし、ガッツの姿でいることの方が多かった(ダイエット剤などの外的要因で転身した際を除き、服装などはファッツのまま)。逆に漫画『ガッツとオルカの冒険伝説』では、ファッツの姿が本来の姿でキャプテンガッツの姿はピースストーンの力によるものという設定である。 また全キャラクター中唯一、自分の属性(水)以外のピースストーンでのスーパー転身が可能であり、本編で見せた転身パターンは、以下の通り。スーパーガッツアクア(水のピースストーン) スーパーガッツメタル(金のピースストーン) スーパーガッツオーク(木のピースストーン) スーパーガッツエアロ(風のピースストーン) スーパーガッツフレイム(火のピースストーン) スーパーガッツアース(土のピースストーン) スーパーガッツシャドウ(闇のピースストーン) スーパーガッツセイント(光のピースストーン) これらスーパー転身中に食べ物のことを考えると、転身に失敗して「スーパーファッツ」となってしまう。 シールでは第一弾から登場、ピースストーンゲットシール(水)のキャラクターでもあった。当時の設定では、「レディメイドが持つダイエット剤を注射されることで三分間だけガッツに転身する」となっていたが、マンガ二作とアニメの全てを見てもその設定通りに転身したのは『大航海』のみ(二回)である。必殺技は「ガッツ・トルネード」「ウェーブトリニティ」「ホエールスプラッシュ」などで、スーパー転身後は各属性毎に異なる「○○ストーム・スーパー」や、スーパーガッツアクア時の「タイダル・ハープーン」などがある。 第二弾ではスーパーガッツアクア・アース・スーパーファッツがラインナップ。三弾ではエアロとメタルがラインナップされ、ゲーム特典となっている。 ジャンヌザル / ジャンヌザルク 声 - 鶴野恭子 準主人公で物語の進行役。光の戦士で、年齢は14歳。ガッツ同様、本編では年齢に言及されていない。ガイの呪いでサルの姿に変えられているが、清らかな水や涙に触れることで本来の姿「ジャンヌザルク」に転身する。光のバトシーラーでもあり、「光のピースストーン」で「スーパージャンヌザルク」にスーパー転身する。その際の必殺技は「シャイニングソード・スーパー」。なお、アニメ版では彼女はガッツとファッツが同一人物であることに気づいておらず、ファッツにはいつも怒鳴り散らしているが、ガッツに対してはどこからともなく現れる正義の味方として淡い恋心を寄せていた。全ての戦いが終わった後にようやくファッツがガッツであることに薄々感づき始めたが、理性で否定したために結局最後まで気付くことはなかった。また、「ウッキー!」が口癖。終盤にて、ガイが改心した証として呪いを解かれたが、その後しばらくは怒るとサルの姿に一瞬戻ってしまうという後遺症があった。ジャンヌザルクの姿でも尻尾が生えているが、第1話の回想シーンにあるようにこれは彼女がサルの姿にされる前からあった。一時期予言者ガイの力で、トラの姿「ジャンヌガルー」になっていたこともある。漫画版『大航海』では、序盤で一時ザルクに戻った以外はずっとサルの姿だった。『冒険伝説』では中盤にてガイの猿化銃(さるかじゅう)によって一時的にサルにされただけで、すぐに元に戻っている。また、『冒険伝説』では尻尾は生えていない。身長はジャンヌザル時が30cm、ザルク時が164cm。体重はジャンヌザル時が2.8kg、ザルク時が38kg。 『ボンボン』の記事によると「由緒正しいザルク家の若き当主。ファンシーな小物に目が無い」。 シールでは第一弾から登場。転身方法は「ゴルゴネスの持つ解毒剤を使うこと」とされていた。二弾ではピースストーンゲットシール(光)のキャラクターとなっていた。三弾でスーパー転身版が登場予定だった。 オルカ 漫画『仰天人間バトシーラー 〜ガッツとオルカの冒険伝説〜』の主人公で、15歳の少年。キャプテンガッツに憧れており、いつかガッツと共に海に出ることを夢見ていた。ゲーム版にも登場している。実は闇の世界の初代国王バトシールの生まれ変わりである。 つちわらし / つちんこ 声 - 渡辺久美子 土の国の男の子。『大航海』・『ガッツとオルカの冒険伝説』では終盤しか現れず、ごくわずかな出番となっていたが、アニメでは実質的な主人公であり、基本的に物語は彼の視点から語られ、ナレーションも彼が担当している。ファッツであることも含めてガッツに憧れており、ガッツが違う属性にスーパー転身するたびに感激していた。いつもハート型のサングラスをかけているが、素顔は可愛らしい。天真爛漫を絵に描いたような性格で、誰とでもすぐに仲良くなる。基本的に穏やかな性格だが、年相応のやんちゃさもある。また、同じように年齢の近い「やまび娘(やまびこ) / やま巫女(やまみこ)(声 - 田口宏子)」のことを意識している模様。当初は自分だけ転身できないことにコンプレックスを感じていたが、4話で遮光器土偶のような「つちんこ」への転身を成功させる。チョコレートが好物で、筒状の容器に入れて携帯しており、お近づきの印として他人に与えることも。土のバトシーラーであり、「土のピースストーン」で「スーパーつちんこ」にスーパー転身できるようになる。数人の仲間たちと共に後半で一度ファッツたちとはぐれ、他の仲間たちが順にファッツたちと合流していく中、最後に再会する。その時には、精神的にも一回り大きく成長していた。最終決戦ではガッツにピースストーンを届け、彼の勝利に貢献する。身長はつちわらし時が122cm、スーパーつちんこ時が164cm。体重はつちわらし時が28kg、スーパーつちんこ時が240kg(通常のつちんこ時のデータは未掲載)。 ペットとして「ツチノコ」(通称「ツッチー(声 - 大本眞基子)」)をつれており、つちわらし転身時には彼も石化、スーパー転身時にはつちわらしと融合して鎧になる。 シールでは第二弾で登場。ピースストーンゲットシール(土)のキャラクターでもあった。ジャンヌ同様三弾でスーパー転身版が登場予定だった。 苦悩騎士=ウェーブナイト(くのうきし - ) / 能天騎士=ウェーブライト(のうてんきし - ) 声 - 星野充昭 ガッツの古くからの戦友で、いつも苦悩している漆黒の鎧を纏った騎士。手にした槍には実はビーム砲が仕込まれている。「シャークライダー」というサメ型マシンを持っている。苦悩が頂点に達すると開き直って「能天騎士=ウェーブライト」に転身し、お気楽・脳天気な性格になる。この状態では負け知らずであり、破滅の魔王さえも音痴な歌の破壊力で怯ませる等、無敵。シールでの設定は「レディメイドのボディガード」。漫画版とゲーム版ではレディメイドに想いを寄せている。『大航海』では最終回のラストシーン1コマを除き、転身する事は無かった。『冒険伝説』では普段は鎧を取った姿でいる。身長はナイト時が190cm、ライト時が192cm。体重はナイト時が85kg、ライト時が95kg。 シールでは一、二弾と続けてラインナップされ、三弾でタタリとしてラインナップ。ゲーム特典となっている。ウェーブナイト・タタリ / ウェーブライト・タタリ ウェーブナイトがガイの呪いを受けた「タタリガメ」に噛まれて変身した。心も悪に染まり、ガイ一行として行動するようになる。この姿の時に敗れると弾き語りを披露する「ウェーブライト・タタリ」に転身するが、「ライト」という名前に反して暗い。終盤において、サスライオン/オハライオン(声 - 辻つとむ)の力で元の姿に戻った。ただし、タタリの時の記憶は覚えていない模様。 レディメイド 声 - 柚木涼香 ファッツの古くからの仲間であり、一行のマドンナ的存在のその名の通りメイド服を着た人魚。普段は下半身が人魚の尾と鰭の姿だが、転身すると普通の足になり、戦闘などもこなす(『冒険伝説』では普段から普通の脚)。天然ボケと大きな眼鏡がチャームポイントでかなりの巨乳。本編において、自力での転身パターンはガイに次いで多い。シール裏面および漫画版『大航海』では常に敬語でしっかりした性格だが、アニメ版ではかなり砕けた性格であり、ハンドルのある乗り物の運転時にはハイテンションになる。第39話ではレディクイーンの姿でも登場している。 本編で見せた転身パターンは、以下の通り。レディファイター(戦士) レディナース(看護婦) レディクンフー(格闘家) レディクイーン(レースクイーン) レディシェリフ(保安官) レディポンポコ(タヌキの着ぐるみ) シールでは第一弾から登場。過激で仕切り屋な性格をしたメイクアップアーティストの「オーバーメイド」に転身するが、この姿は『大航海』に一度出たのみで(ウェーブナイトはその姿を見てショックを受けていた)、アニメには未登場。第二弾ではナース・クンフー・ファイターがラインナップ。三弾ではシェリフ・ポンポコ・クイーンがラインナップされ、ゲーム特典となっており、後者二つは漫画版の単行本の白黒ページに載っている。身長が168cm。体重が48kg。 ミニマンダー / カラマンダー 声 - 矢薙直樹 シーホース号のコック。コック帽を被った黄色い恐竜で、転身すると「カラマンダー」となる。なお、カラマンダーはシールでは腕が4本あるが、アニメでは2本である。シールでは第一弾にしか登場していないが、アニメではレギュラーになっている珍しいキャラクター。『大航海』では自身の経営する店がガッツたちの起こした騒動が原因で壊れてしまい、ガッツたちと共にオサバキングの用意したシーホース号に同乗することになる。 ホットセイ 声 - 町井美紀 オットセイのような姿をしたレディメイドのペット。それぞれトドのような姿をした「グレートドン」・「フライトドン」・「ズドトドン」に転身できる。アニメでは喋ることが可能(語尾に「~キュピ」とつく)。『大航海』では鳴き声しか発さず、ズドトドンにのみ転身。 シールでは第一弾から登場、ズドトドンに転身していた。二弾ではグレートに転身。フライトは三弾に登場予定だった。 マタタビ丸(マタタビまる)/ オタケビ丸(オタケビまる) 声 - 荻原秀樹 ファッツたちと共にシーホース号に乗っている猫の忍者。アニメではつちわらしと同じようにマストの上にいることが多い。マタタビを食べると、獣王忍者「オタケビ丸」に転身する。のんびりしたような風貌のマタタビ丸とは一転して、オタケビ丸はゴルコギャルからも「いい男」と評されるほどの長髪美形の獣人の姿である。義に厚く勇猛果敢な性格であり、剣もかなりの腕前で良き戦友同士であるガッツやジャンヌからとても信頼される心強い味方。敵であっても動物であっても女性(おなご)とは戦わない。シール第一弾では転身条件が逆で、マタタビで酔っている状態からしらふになるとオタケビ丸に転身していた。アニメでは初盤はレギュラー的存在だったが中盤からは木の国に残り、鬼影から解放されたネコマタ丸(タテガミ丸)にその座を譲る。身長はマタタビ丸時が128cm、オタケビ丸時が184cm。体重はマタタビ丸時が28kg、オタケビ丸時が74kg。 木のピースストーンを使って「スーパーオタケビ丸」になれる。 シールでは一弾から登場、ピースストーンゲットシール(木)のキャラクターでもあった。二弾ではスーパー転身版がラインナップ。第三弾では鬼影を改心させた後、彼にピースストーンを託して去るというシールが予定されていた。
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